2011.12.27 (火)

タフコンディションを救ったC-4シュリンプ

エバーグリーンプロスタッフの宮川淳です。
毎年山梨県精進湖で開催されている厳冬の男祭り(村野杯)に参加してきました。今年で15回目を迎え、62名が参加し白熱した大会となりました。結果は第4位。ウェイインが24名とタフコンディションとなった大会を振り返ってみます。

■シルエットだけでバイトが得られる驚異のワーム

当日の朝の気温はなんとマイナス5℃。2日前には積雪があり、湖岸の一部には雪が残る冬景色。レンタルボートにセットしたデッキには霜が下り、気合の「魂」ステッカーも真っ白。冬将軍が到来していました。

ミーティングを終え富士山のすそのに登る朝日に包まれながらの大会スタート。帰着は13時。リミットの5本を目指し、参加者は思い思いの場所に散っていきました。標高900mに位置する精進湖は、富士山の噴火で形成された溶岩帯と砂利浜の2つのエリアに分かれています。

私の狙いは一見すると狙いどころのない様に見える砂利浜沖の水深7m前後のエリア。その理由はこの時期のメインベイトとなるワカサギの群れが多いことと、プレッシャーが低いと判断したからです。

水温は8.5℃。例年より高い水温にワ カサギのポジションは表層からボトムまでと定まっていない状況。直径100mほどのエリアをキャロライナリグのドラッキングで狙いました。ルアーは浮力の あるカーリーテールワームでリーダーは1m。シンカーは丸玉タングステンの7gを使用。

ところが、なんと開始1時間で2つのバイトをミス。超ショートバイトでリズムに乗れない中、さらに魔の北風が吹き降ろし始めました。ボートが風にあおられドラッキングが困難な状況。集中力が・・・

しかし、デッキの「魂」印が「ネバーギブアップ!」とこちらを睨んでいます(笑) 風が収まらない中、刻々とノーバイトの時間が過ぎ残り1時間。ここでワームをカーリーテールからC-4シュリンプにチェンジ。この決断がラスト30分の2連発へ繋がります。そして、ドラッキング中のティップにあの生命感が・・・

「コン!」とか「カン!」とは違ったロッドティップがほんの少しだけ、例えるならイカがエギに乗ったときの様な「グゥー・グゥー・グゥー」と小さく引き込まれるバイトが! 「待ってました!」とスウィープなアワセが決まります。

このバイトの出方はバスがしっかりル アーを口の中に入れている証拠で、まずミスすることはありません。これで2本連続キャッチしタイムアウト。結果は4位。2本で1kg程のウエイトでした が、全体が釣れていなかったため入賞できました。3人一組のチーム戦は準優勝で悔しくも楽しい大会となりました。

【C4シュリンプのシルエット=バイトトリガー】

C-4シュリンプには小型のオフセットフックを使用しました。これで重心を水平に保ち、いたずらにルアーを暴れさせることがなくなり、結果として食わせのスイッチを入れることができたと思います。

C-4シュリンプは、そのシルエットだけでバイトが得られる驚異のワームということが証明された結果となりました。

そしてバスザイル・マジックハードRのノントラブルも重要な要素でした。ガイドが凍りつく寒さの中でも、結束力の低下やブレイクは全くありませんでした。釣ったバスはいずれも引き抜きましたから。(ネットを持ってない・・・笑)

■タックルデータ
ロッド:インスパイア ICSS-68UL ウルトラエアリアル
リール:オーパス1
ライン:バスザイル・マジックハードR 4lb
ルアー:C-4シュリンプ(#18シークレットスモーク)・7gキャロライナリグ
リーダー:バスザイル・マジックハードR 3lb


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