まずはコンバットクランク320でチェック

水温は8度台。コンバットクランクでいい釣りをした前回、2週間前より3度近い低下です。しかし、動きは鈍るもののバスのレンジは下がっていないと考え、スタンプエリアからコンバットクランク320でチェックをしていきました。

約2時間、丹念に探っていきましたが、バスの反応は一向に無く、急深な岩盤エリアに差し掛かり、やっと41cmをキャッチ。しかし、その後同じ様な条件の場所を探っても反応が無く、全体的な状況をつかむことが出来ませんでした。

そこから立木エリアを何箇所か探るも反応無し。ようやくキャッチした37cmはインターセクションのガレ場にて。ということでなかなかクランクベイトのパターンをつかめません。

その後6～7mラインをダウンショットで攻め1本キャッチし、スローで深い釣りがある程度、正解である事は分かったのですが、やはり「クランクで釣りたい！」という気持ちが大きかったので、全く作戦の変更もせずにクランクベイトを投げ続けました。

ウルトラスレッジで当日の最大魚をキャッチ

ところが反応は全くなく、ここでウルトラスレッジをセットした、タクティクス・スーパースカウトマスターを手にしました。

ウルトラスレッジは正直あまり使い込んだことがなかったのですが、「コンバットクランク320とほぼ同じレンジを、よりナチュラルに攻めることができるのでは」、と釣行前に思いついて準備していたのです。

そして、水中に沈んでいる大きな立木の上、水深5～6mのところにベイトフッシュを確認し、短めのドラッキングでウルトラスレッジを潜らせます。

ウルトラスレッジが立木付近に来たと思ったところで、ロッドティップをほんの少しトゥイッチすると根掛かりのようなバイト。スカウトマスターが2度ほど 「グイッ！グイッ！」と引っ張られましたが、トルクのあるベリーを利用してバスを浮上させました。そして、キャッチしたのはこの日最大の45cm。

その後もウルトラスレッジで連続ヒット

そ の後、すぐに本流に移動。やっと日が差し、風も少し出てきたので再びコンバットクランク320をキャスト！しかし、バスは応えてくれません。残り時間も少 なくなり、最後の勝負で前鬼筋上流に移動。バックウォーター手前からコンバットクランク250をキャストするも反応ナシ。

この日はニゴリの中でも、「クランクベイトのようなサウンド＆波動よりも、ベイトフィッシュライクなフラッシングに効果があるのでは」と考え、再びウルト ラスレッジに持ち替えました。そして、ボートポジションを慎重に決めてキャスト。スローにトゥイッチするといきなりバイト！
そこから少し下流に下ったところでもウルトラスレッジで1本追加。

《 How To Use 》

ここでのウルトラスレッジの使い方は、キャスト後ロッドを「縦」に構え、まずリールを5～6回巻いて狙いのレンジまで潜らせてから、本当に軽くやわらかく（ロッドティップを5cmだけ動かすイメージで）2トゥイッチ。

「縦」にやわらかくトゥイッチすることで、移動距離を抑えることができ、しかも軽く首を振りながら、なまめかしくロールするという何とも言えない「釣れそう！」な泳ぎを見せてくれるのです。そしてまた5～6回リールを巻き、ソフトにトゥイッチ。その繰り返しでバイトに持ち込むことができました。

この時期の新たな武器を発見

クランクベイトでのパターンをつかめなかったことは残念でしたが、ウルトラスレッジで何本かバスをキャッチできた事は、目まぐるしく天候・気温が変化する、非常に難しいこの時期のコンバットクランクと並ぶ新たな武器の発見でした。

コンバットクランクを基軸とし、急な天候変化によって一時的に活性が低下した場合はウルトラスレッジと言う具合に状況に応じて使い分けることで、アングラーの対応が最も難しい、三寒四温を繰り返す時期でも、今まで以上に多くのバスを手にすることができると思います。

これからは、「この時期にハードベイトで釣れない時はない！」というくらい、ウルトラスレッジに関してもコンバットクランク同様に、もっともっと突き詰めていきたいと思います。みなさんも試してみてください！

■タックルデータ
ロッド：タクティクス TCSC-71MH エクスプローラー
ライン：バスザイルマジックハードR 16lb
ルアー：コンバットクランク320（#19プリスポーンダイナマイト）
ルアー：コンバットクランク250（#19プリスポーンダイナマイト）

ロッド：タクティクス TCSS-66Ｍ スーパースカウトマスター
ライン：バスザイルマジックハードR 5lb
ルアー：ウルトラスレッジ（#333リアルアユ）