2014.10.08 (水)

蛯原英夫 W.B.S.2014トーナメントトレイルを制し
アングラーオブザイヤー獲得!

エバーグリーンプロスタッフ蛯原英夫です。W.B.S.の年間シリーズ戦が無事に終了し、2014 W.B.S.アングラーオブザイヤー獲得することができました。これも応援してくださった皆様のお陰だと心から思っております。ありがとうございました。

■ 第1戦  4/13 北浦(潮来マリーナ)
大事な初戦に1本のみのウェイイン、24位と大ハズシしてかなり凹みました。自信を取り戻すために仕事帰りに牛久沼などに足を向けてオカッパリをしました。イメージ通りにバスを釣っていくうちに自信が戻るので、トーナメントではずした時はこれが昔から自分にとって一番のクスリになっています。

■ 第2戦 5/17-18 霞ヶ浦(土浦新港)
ダブルモーションのゼロダンとピッチンスティックのネイルリグで押し切り、2dayレコードの13キロオーバーでブッちぎり優勝! これで完全に自信を取り戻しました。詳しくは以前のレポート

■ 第3戦 7/20 桧原湖(早稲沢キャンプ場)
過去参戦した桧原湖戦は全て入賞していましたが、優勝はなかったのでいつかは勝ちたいと思っていたレイク。C-4シュリンプ3.5インチとダブルモーション2.8インチ(プロト)のキャロを使い優勝! 連勝です。詳しくは以前のレポートで。


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■ エンジントラブルを乗り越え納得の準優勝

■ 第4戦 8/24 北浦(潮来マリーナ)
スタートでいきなりのエンジントラブル。ニュートラルセンサーの故障でプレーニングできない……この時は言葉では言い表せないほど辛かったです。ここまで頑張ってきた物を失うのか?と。

しかし、あきらめるわけにはいきません。落ち着かない精神状態のなか、練習もしていない会場周辺で釣りを開始。そこで、ボウワーム6インチ1/32ozネコリグで2本のキーパーをキャッチ! 1本はキロフィッシュ。もう1本は500g。まるで神様が「あきらめるな!」と言っているかの様にこの時は思えました。

でも、ここから移動することができないので、まだまだ内心は落ち着きません。

すると、今回不参戦の長岡プロが車で来てくれて「ボート用意したから戻ってきて」と正に神の声! スロープに戻り、スタッフの方に手を貸してもらってボートを乗り換えます。全ての道具を積み替えてランチング。

ビハインドは1時間。「必ず釣ってくる!」と約束をしてリスタート! ボートを霞ヶ浦本湖に走らせました。杭、シャローカバー、浚渫と順調に釣って5本で推定4,700g。しかし、500gが2本。時間は10時。

この日は朝から無風ベタなぎだったので、時間的にそろそろ「これは杭だな、デカイバスはサスペンドしだすはず!」と直感的に感じ、杭狙いに。ピッチンスティックのネイルリグを撃っていくと……

落ちていくはずのラインが止まった! 「喰った!」とアワセるが、既に巻かれており出て来ません。ここで強引に引っ張るのをやめて、思い切ってラインを緩めました。すると……「出て来た!」無事ランディング。推定1,300g。500gと入れ替えに成功!

だが、若干アワセが遅れた影響のせいかフックを呑まれて出血していたのです。慎重にハリを外しライブウェルへ入れたもののダメージが大きそう。「もう1匹居る500gを入れ替えたいけど、このバスを死なせたくない!」「そのためには一刻も早くリリースしなければ!」

しかし、ボートを用意してくれた長岡プロやボートオーナーの小古間さん、そして手伝ってくれたスタッフの方々のお陰でここまで来ることができたので、その方々の期待に応えるためにも結果を残したい。「だから、このナイスフィッシュは死なせることなくウェイインしなければ!」

そこで10時30分、本部に連絡を取り帰着することに。競技時間を2時間以上残し11時過ぎに帰着。ウェイイン、5,580g。たくさんの方々のお陰で十分な結果、準優勝! 力を貸して下さった方々に感謝します。本当にありがとうございました。


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■ 意地のリミットメイクで準優勝&年間タイトル獲得

■ 第5戦 9/13-14 霞ヶ浦(土浦新港)
第4戦を終えた時点で年間4位から暫定1位に。そして迎えた最終戦。初日の朝一は浚渫に。プロフェッショナルフットボールジグのシリコンラバーモデル1/2ozにトレーラーはキッカーバグ3.5インチ。その2投目、ハングオフで大きく跳ね上がった瞬間、「喰う!」と狙いどおりフォールでバイト! 1,580gのバスをキャッチ!

その後も浚渫を11gのヘビキャロにキッカーバグ3.5インチ、杭やリップラップをDゾーン3/8ozダブルウィローで順調に釣っていくも、思ったよりもウエイトが伸びません。何とか1本入れ替えて4,350g。最終戦初日3位で折り返し、年間は暫定1位をキープ。

最終戦最終日。ベタなぎで厳しい状況。本湖でデカイのを狙い続け、お昼の時点で推定2,300g、まだ3本のバスしかキャッチしておらず正直、苦しい展開。500~700gのバスなら釣れるポイントを持っているのに、自分自身のプライドが邪魔をして中々拾いに行けませんでした。

しかし、今まで何度もこの自分のつまらないプライドが邪魔をして2位に甘んじてきたので、「もう2位は要らない」と走りながら色々なことを考えました。「負けたくない! このまま帰って負けたら応援してくれている人達に合わす顔が無い!」

朝、会場に応援に駆け付けてくださった方や差入れを持って来てくださった方、いつも応援して下さっている人達の言葉を思い出しました。「よし、こうなったら意地でも揃えてやる! 小さいなんて言っている場合じゃ無い!」そう自分の心に言い聞かせました。

そして、サイズはともかく確実に魚が獲れるであろうポイントに入り、Dゾーンの3/8ダブルウィローで杭とリップラップを超タイトに撃っていきます。けれど相変わらずの無風状態にバイトがありません。そこでパートナーに、「Dゾーンをどうしても通せないコースにワームを撃って」と指示。すると……

出た! しかも立て続け! 待望の4本目、そして5本目。リミットメイク達成! 共に500gだが自分達にとっては2キロフィッシュに匹敵するほど価値のある魚。正直、鳥肌が立った瞬間でした。

その後はトラブルがないようにとスロースピードで走りながら、入れ替えのビックフィッシュを狙いランガン。そして早めに土浦周辺に戻り、最後の最後まで諦めず撃つもののタイムリミット。そしてファイナルウエイイン。検量すると3,350g。2日間トータル7,700gで準優勝! 年間チャンピオンが確定した瞬間でした。

先に述べたように、今シーズンは本当にたくさんの方々の支えがあってここまでくることができました。2014 W.B.S.AOYを獲得できたのもスポンサー各位、また応援して下さった皆様のおかだと思います。自分のトーナメントシーンに携わっていただいた全ての人に感謝いたします。本当に、本当にありがとうございました!

さらにもう1つ付け加えさせていただくと、今シーズンはバスを掛けてからのミスが一度もありませんでした。過酷なトーナメントをミス無しで乗り越えるには、タックルの機能性やバランスが重要。ロッドはヘラクレスシリーズ、ラインはバスザイル、もちろんルアーも100%エバーグリーン製品を使用してきました。信頼できるタックルがあったこともここまで来れた大きな要因だったと思います。

10月11、12日に土浦新港で開催されるカスミバスクラシックも、もちろん優勝狙い! 「魂」で釣りますので応援よろしくお願いいたします!!

■第4戦 タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-65ML+PLUS メタルウィップ
ライン:バスザイル・マジックハードR 8lb
ルアー:ボウワーム6インチ 1/32ozネコリグ

ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:ピッチンスティック 1/32ozネイルリグ

■第5戦 タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-63MH テクニカルアクション
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:フットボールジグ・シリコンラバーモデル1/2oz + キッカーバグ3.5インチ

ロッド:ヘラクレス HCSC-75H エアリーフリップ
ライン:バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー:ダブルモーション3.6インチ 11gヘビーキャロライナリグ

ロッド:ヘラクレス HCSC-67MHR レッドマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:Dゾーン3/8oz ダブルウィロー

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