2016.08.03 (水)

星野和正 JB2霞ヶ浦シリーズ第2戦優勝 
ダブルモーション・リーダーレスドロップショットでスーパーキッカー!

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの星野和正です。

7月2日に開催されたJB2霞ヶ浦シリーズ第2戦で優勝することができましたので、当日の様子を紹介いたします。

■ プリプラクティス~プラクティス

プリプラクティスは、試合前週に2日間行いました。6月上旬までは例年より釣れていましたが、この時は苦戦。夏に向けて良くなってくる浚渫や杭等、水通しが良いポイントを回りますが、反応は鈍い状況でした。

また、シャローではベイトフィッシュに付くバスをウェイクマジックでサーチ。こちらは2時間ほどで5バイトと好反応ではありましたが、ベイトが小さい等の影響かミスを連発。あまり手応えの無いプリプラクティスとなってしまいました。

試合前日のプラクティスでは、トーナメントエリア全域の水の状態を確認。そして、プリプラクティスで好反応だったウェイクマジックパターンを突き詰めるべく、カラーローテーション、リトリーブスピードとコース等のチェックを行い、当日を迎えました。


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■ 大会当日

さて、今年から再開されたJB2霞ヶ浦シリーズは、2名乗船のトーナメントです。今回のパートナーは、近年最も同船することの多い親友。私のスタイル、間合いと流し方、癖等を理解してくれているので、安心してパートナーを任せられます。

翌日にはJB霞ヶ浦シリーズへの出場も控えていたため、この日は「プラクティスにあてる」「魚を残す」という選択もありましたが、これは考えず「この日を全力で釣りきる」事を約束して、7時過ぎにスタートとなりました。

水位は前日より高く、シャローに期待が持てる状況。さらに、ローライトでトップウォーターに出そうな雰囲気です。とはいえ、2人でトップをやりきるのはリスクもあります。そこで、基本的にウェイクマジックパターンはパートナーに任せ、私はルアーをローテーションしながら攻めていくことに。

まずは、本湖から釣りをスタート。すると早々に私がピッチンスティックで掛けるものの、ボート際でバレるミス。スタート後の引き波が落ち着いたと思われるタイミングで、北利根のビッグフィッシュが良く出る杭に向かいます。

9時30分。私が杭をタイトに攻める合間、パートナーは周辺をウェイクマジックでサーチ。チョコレート護岸から、1,200gのグッドサイズをキャッチしてくれました。

プラクティスから好反応だったウェイクマジック。昨年同時期の霞ヶ浦水系でも、ビッグフィッシュが獲れていました。音と引き波が、水面を意識しているアフターのバスに効果的にアピールします。

いつもなら杭に付いているバスが、ローライトのため周りをクルーズしているのではないかと考えてのフォロー。チョコレート護岸と平行に引くこともキーとなりました。

また、カラーは前週のミスバイトの多さから、シルエットがはっきりするブラックボーンを選択しています。

この後は、晴れてきたためリーズとブッシュのシェード撃ちにプランを変更。本湖全域のシェードがはっきりするポイントを、走り回って撃っていきます。

10時過ぎ。私がブッシュのシェードで600gをキャッチ。先行者が移動した直後のアプローチでしたが、ピッチンスティックで絞り出すことができました。

ピッチンスティックは1/32ozネイルシンカーを入れたネイルリグで使用。フラフラとしたフォールアクションでバスを誘います。また、針持ちが良く、リーズ撃ちでもトラブル低減。スキッピングもしやすいのでシェードの奥へキャストが決まりやすいこともバイトを絞り出すことができた要因です。

カラーは水が良いところではライトウォーターメロン・BK/BLを。やや濁りのあるところではグリーンパンプキン・BKをメーンにローテーションしました。

なかなか3本目が追加できず、12時過ぎ。水深のある葦に向かい、ピッチンスティックを撃ち続けます。そして迎えた12時25分。帰着時間も考慮すると、実質ラスト15分前。

葦が倒れ込んでいてピッチンスティックが入らなかったスポットに、ロッドを持ち変えてダブルモーション3.6"で再アプローチ。ギルのような「カリッ」という小さなバイトでしたが、この時は「聞く」ことなく反射神経合わせ。1,800gのスーパーキッカーをキャッチすることができました。

「霞の豪腕」蛯原プロプロデュースのダブルモーション3.6"は、リーダーレスドロップショットリグで使用することでよりスムースに葦の隙間に入ってくれます。

カラーはシェードの中でも存在感をはっきりさせたかったため、ブラック/レッドクロー選択していました。

これで、ウエイトは3,500g越え。一瞬、「これは…」と思ったものの、そうは甘くないことも過去に多数経験しています。会場近くに移動し、残り10分、最後の最後まで丁寧に撃ち続けましたが、そのまま帰着となりました。

結果、3,592gで優勝! 関和学プロが準優勝で、EGチームのワンツーフィニッシュとなりました。リミットきっかり、3本のみのキャッチと、ギリギリの展開。しかし、JB2ならではのチームプレイが見事に決まり、最高に楽しめたトーナメントとなりました。応援して下さっている皆様、協力して下さっている皆様、ありがとうございました。

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:ダブルモーション 3.6インチ 1/8ozリーダーレスドロップショットリグ(FECO認定シンカー仕様)

ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:ピッチンスティック 1/32ozネイルリグ

ロッド:ヘラクレス HCSC-64M マニュピレーター
ライン:バスザイル・フレックスハードHD 12lb
ルアー:ウェイクマジック

ウェア:EGストレッチクロップドレインパンツ

コンプレッションウェア:スキンズ DNAMIC(ロングスリーブトップ&ロングタイツ)

■関連サイト:JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブ公式サイト


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