2010.05.01 (土)

スイミングジグの新たな可能性、リアクションフットボール

みなさんこんにちは!エバーグリーンプロスタッフの大西健太です!
最近僕の琵琶湖OKガイドで活躍しているミドル~ディープレンジ狙いのスイミングジグについてレポートします。

■ 沖のウィードをスイミングジグで攻めて好釣果

今年の春は例年よりも寒く感じる日が多く気温も不安定なため、去年の今時分に好調だったリーズフロントなどのシャローエリアでの釣果は全くと言っていいほどダメな状態。

そこで頭を切り替えて、沖の2~3mのミドルレンジや3~4mの比較的水深の深いレンジを釣っていくと徐々にデカバスの反応が得られるようになってきました。

ここで活躍しているのがシャッドテールワームをトレーラーに装着したスイミングジグ。

まだ今の時期この水深には、ウィードはまばらにしか生えていません。その点在するウィードを効率良く攻めることができるのがスイミングジグなのです。ウィードの新芽が生え初めている場所、残りウィードなどをきっちり通してくることが大切ですね。

さらにこの時期は特に、ウィードから浮かせすぎずにウィードトップに当てながら(かすめながら)、一定層を引いてくるということを僕は意識して使っています。ウィードから綺麗にはずれた瞬間にバイトがあるというのは他の巻き物でもライトリグでも同じことが言えますからね。


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■ ウィードエリアでのスイミングに最適な設計のジグ

そしてこの釣り方で最近気に入って使っているジグがリアクションフットボール!

「琵琶湖のウィードエリアでスイミングジグをするために考えられているのでは!?」と思うほど。一定層を引くための浮き上がりにくさと、ウィードトップをタイトに通すための障害物の抜けの良さを兼ね備えたジグです。

ポイントはヘッドの形状とラインアイの位置(角度)。

リアクションフットボールは、一般的なフットボールジグよりさらに低重心なヘッドで浮き上がりを抑え、ヘッド前方に45度で取り付けられた独特のラインアイにより、ほどよく浮き上がりウィードからはずす、という矛盾する要素を両立。

さらに、ヘッド前面が「なで肩」のようなウィードをかわしやすい形状をも合わせ持った絶妙のバランス。

従来のスイミング用フットボールジグのヘッド形状とラインアイの位置(角度)は、一定層を引くにはいいのですが、ウィードに絡める使い方だとジグが突っ込みすぎて使いにくい。

テキサスリグだと逆に浮き上がりやすいため、今のウィードが少ない時期だと、ウィードに絡めにくくなってしまいます。

リアクションフットボールはこれらの中間に位置し、ウィードに絡みすぎずウィードから離れて浮きすぎず、と琵琶湖のスイミングジグの新たな可能性を感じさせてくれます!! そのうえブラシガード付きというのも対ウィードという点では強みですよね!



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■ ルアー、ロッド、ラインのバランスが重要

僕の場合、2~3mレンジでは3/8oz、3~4mレンジ3/4ozと、狙う水深によりジグのウエイトを使い分けています。ただ、4mレンジを狙うときでもスローな動きに反応がいいときは3/8ozを使ったりすることもあります。

ロッドは、一定層を引くためのロングキャストのしやすさと、食いの浅いこの時期のバイトを乗せるティップの入り、そしてウィードをしっかり切ることができるパワーを持つものを選択してください。

僕は3/8ozのジグにはヘラクレス・ブルーマイスター7を、

3/4ozのジグにはヘラクレス・ヘラクレス7を使用しています。

ラインは、弱テンション時に伸びないバスザイル・マジックハードRを使用しています。

引き感の弱いスイミングジグでウィー ドに当たったことを感じ取りウィードを素早く切るために、この弱テンション時に伸びないということがかなり大事! 伸びないから感度が良くウィードを感じ やすく、伸びないからルアーまでダイレクトに力が加わりウィードを切りやすくなるのです。

ルアー、ロッド、ライン、この3つの要素、バランスはとても大切です!


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■ リアクションフットボールの簡単スイムジグチューン

最後にリアクションフットボールの簡単スイムジグチューンを紹介します。

まず、スカートをフックから約1.5cmの位置でカットします。こうすることでトレーラーのシャッドテールワームの動きを殺すことなくダイレクトにジグに伝えることができ、スイミングバランスが良くなります。

次に、ブラシガードの前の部分をフックポイントの高さに合わせて一段だけカットします。これにより、ウィードレス性能を落としすぎずフッキング性能をアップしてくれます!

リアクションフットボールは、ウィード攻略が基本となる琵琶湖では1年を通して使える、使いどころの多いジグです。今のところリアクションフットボールと同じような設計(コンセプト)のジグはないと思うので、1度試してみてください☆

大西健太の琵琶湖ガイド「OKガイドサービス」
スケジュール確認、ご予約はオフィシャルウェブサイトhttp://ok-kenta.com/
釣果情報は「OK Life☆Fishing Diary」http://ameblo.jp/kenta-bass1091/


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