2016.12.28 (水)

大西健太 冬の琵琶湖を楽しむための4大定番パターン

みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフ、琵琶湖OKガイドサービスの大西健太です!

今年も残すところあとわずかだし、もう冬のオフシーズン……な~んて思ってませんか??でも、冬の釣りを経験することで確実にステップアップできますし、実は僕的には冬こそハメやすい時期だとも思っています。

低水温になると動きが鈍くなり、どうしても口を使いづらくなる冬のバス。そうなると必然的にリアクションを意識した釣りが効果的になるのはみなさんご存知の通り。でも、喰わせの釣りが有効になるのも冬なんです。天候やベイトの動き次第でバスが捕食するタイミングが生まれ、その喰いたい行動に変わったバスを狙うのです。

バスの適水温になるシーズン中は釣り人も多く、プレッシャーやらで喰わせ方がシビアになることもありますが、冬は以外にシンプル。「冬は喰う個体は喰うし、喰わない個体は喰わない」っと割り切って考えていくのが、冬のバスを見つけるコツでもあります!

実際は、ここからさらに細かく考えていくのが楽しいところでもあるのですが文字にするとややこしいことになるので、そんなことを踏まえて琵琶湖のガイドでは、バスの見つけ方、食わせ方、タイミングなどを一緒に釣りしながら体験してもらってます!

前振りが長くなりましたが(笑)、今回はリアクションだけでなく喰わせという要素も意識した視点から冬の琵琶湖のバスフィッシングを紹介します。


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■ 琵琶湖冬の定番その1 ヒウオパターンのスーパースレッジ&ウルトラスレッジ

まずは、この時期からもはやOKガイドでは定番となっているスレッジパターン! 11月中旬頃から本格的にボコボコ劇場開催となっております♪笑

スーパースレッジウルトラスレッジは僕の中では秋~冬の間なくてはならないルアーとなっていますが、なぜか?それは氷魚(ヒウオ)という鮎の幼魚がこの時期に琵琶湖南湖に入ってくるので、その氷魚がメインベイトとなります。特に寒くなればなるほど入ってくる量が増えます。その氷魚に付いている個体にスーパースレッジ&ウルトラスレッジが効果的なのです。いわばマッチザベイト!

ボディサイズや見た目が似ているというのはやっぱり釣れます。でも、それだけじゃないんです! 小さなボディだからこそ生まれるジャークでの俊敏な動き、ただ巻き時の弱い波動。これらは水温が下がり傾向になり活性が低くなるバスに有効なんです! なので、秋のベイトを活発に追う時期~冬の底活性な時期まで出番が多くなるというわけです。

このスレッジパターンは喰わせの要素が強い釣り方です。そのため、まずは魚探にベイトが映るレンジを見て、そのレンジに合う方(スーパー or ウルトラ)を選びます。

そして、基本アクションは2ジャーク1ポーズで、たまに3ジャーク。他にはジャークせずにただ巻きアクションで喰わせたりと、アクションはその日の反応を見ながら変えてます。なので、喰わせメインとは言いましたが、アクションのつけ方によってはリアクション的要素も出せるのがいいところですね!

タックルはおなじみですが、やっぱりヘラクレス・ブラックレギウスがかなり使いやすい! 適度な張りがあるので遠くでもしっかりアクションをつけやすく、掛けるのにも役立ちます。

ラインはバスザイル・マジックハードR 5lbが基本。ウィードの残り具合で、多ければ潜られないように強引に引っ張るため6lbです。これから冬の進行が深まれば深まるほど本領を発揮する釣り方です!


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■ 琵琶湖冬の定番その2 ブルーギルの多いエリアではグラスリッパー&ヘッドシェイカー

同じようにベイトを意識した展開でもう1つ有効なパターンが、グラスリッパーヘッドシェイカーのスイミングジグ! この釣りもどちらかと言うと喰わせを意識した釣り方です。

寒くなるとギルなどが多く集まる沖のウィードアウトサイドや水深の深いレンジに生えている背の低いウィードまわりを、しっかりベイトが映るタイミングで狙うと……来たらナイスサイズが多く、冬のビッグフィッシュパターンにもなります☆

特に今年はウィードに対してバスがタイトについている傾向が強く、スイミングジグがハマりやすい状態になってます。ウィードトップをかすめるくらいのスピードで巻いてくるのがキモなので、グラスリッパーのウィードのすり抜け性は効果が大きい。

特にこの時期は春先の新芽と違い、ほとんどのウィードが枯れて柔らかくなっているので巻いてきた際にくっつきやすいんです。これを回避するためにはグラスリッパーのウィード回避性の高さがとても重要となってくるわけです。釣れるレンジをしっかりキープして巻いてくるためのジグでもあります☆


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■ 琵琶湖冬の定番その3 冷え込みにはコンバットクランク400&480で

このレンジのバスを喰わせの展開で狙うならスイミングジグですが、冷え込んだタイミングなどは口を使いづらくなります。その時はリアクション! その際有効なのがコンバットクランクを使ったクランキングです!

水深は4mより深いレンジがメインとなるのでコンバットクランク400コンバットクランク480が必須! 速めのリトリーブでウィードに当てて、外して浮かせて、また当てて……いきなりウィードと違う感覚がくるので、それがバイトです!

スイミングジグはウィードに対してソフトにかすめる、クランクは真逆でガツガツ当てて突っ込ませる、この違いが喰わせとリアクションの違いでもあります。

タックルはスイミングジグもクランキングも僕はMHパワーのロングロッド、シナジー・スーパートライアンフヘラクレス・EGスイミングをメインに使用しています! 共にウィードにスタックしづらく、バイトは弾かないのが良いところです。

ラインはスイミングジグにはバスザイル・マジックハードR 16lbクランキングには14lb、もしくは12lbでOKです。


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■ 琵琶湖冬の定番その4 ミドルレンジはブザービーター&リトルマックス

最後に、ミドルレンジの展開も忘れちゃいけません! 真冬でも暖かい日が続いた時は水深1~2mでもデカイのがフィーディングに上がってきます。その時キモになるのが残りウィードと、それにリンクしているギルです! 今年はミドルレンジのウィードが多く残っているエリアもあるので期待大です。

メインになるのはブザービーターのタングステンモデル! タングステンモデル独特のゴトゴト音とブザービーターの強波動がバスへのアピールに繋がって、食い気のあるバスを狙えます。

とくに最近発売された新色のギル3兄弟、RPゴールデンギル、RPビワコギル、RPチャートギルが僕的にはお気に入り♪笑
狙い方はただ巻きとリフト&フォールがメイン! 巻く時はスイミングジグ同様、ウィードトップをかすめるように巻いてきます。あまり速く巻きすぎるとウィードトップよりも上のレンジを泳いで来てしまい、バスも食い上げるまでの距離が長くなるので、極力近づけるためにも気持ちゆっくり目がベストです!

リフト&フォールはバスがたまっているスポットを直撃していきます! ウィードが残っているエリアの中でも、ウィードが抜けているピン的な場所に落としていくようなイメージです。

さらに、リフト&フォールといえばリトルマックス! ブザービーターよりもフォールスピードが上がるので、こちらはリアクション効果が高くなるのと、少し深いレンジが狙いやすくなるのが使い分けのポイントです。

タックルは巻きではヘラクレス・フォースグランディス7、真冬のショートバイトをしっかりとるならヘラクレス・パワーグラスのオセロットを使用する時もあります! いずれにせよ、ウィードに当てたときにロッドが食い込まないのが大事です。

リフト&フォールではヘラクレス・ヘラクレスLTSを使用しています! リトルマックスも同じロッドで使用していますが、HのパワーがありながらもLTS化したことによりロッド全体がパワーを分散して曲がってくれるので、ウィードを切ることもできるし、バスもしっかりバラさずにキャッチできるのが良いです☆

ラインはブザービーター、リトルマックス共にバスザイル・マジックハードR 14lbです。

っと冬の展開を一挙公開してみましたが、大事なのはこれらの釣り方をもとに現場でどうアジャストしていくか! そのためには今回紹介した釣り方をまずはしっかり頭に入れて、あとはバスが動くタイミングや天候の変化などを感じて、釣り方とリンクしていくことが大切ですよ☆

ぜひぜひ冬のバスフィッシングも楽しんでくださいね!

ロッド:シナジー CSYC-73MH スーパートライアンフ
ロッド:ヘラクレス HCSC-72MH EGスイミング
ライン:バスザイル・マジックハードR 12~16lb
ルアー:グラスリッパー 3/8、1/2oz + ヘッドシェイカー 5インチ
ルアー:コンバットクランク400
ルアー:コンバットクランク480

ロッド:ヘラクレス HCSC-70M フォースグランディス7
ロッド:ヘラクレス HCSC-68MG オセロット
ロッド:ヘラクレス HCSC-69H-LTS ヘラクレスLTS
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:ブザービーター
ルアー:リトルマックス 1/4、3/8、1/2oz

■公式サイト:Onishi Kenta Official Web Site
■公式Facebook:大西健太Official Facebookページ
■出演番組:釣りビジョン番組「TEPPEN DASH!」公式HP


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