2017.08.03 (木)

大西健太 夏の琵琶湖 ギル系ビッグベイト・ブリムスライドの効果的な使用法

みなさんこんにちは!エバーグリーンプロスタッフ、琵琶湖OKガイドサービスの大西健太です!

暑い夏が始まりましたね~ 毎日釣りしている僕はもう真っ黒です(笑)が、琵琶湖でも夏らしい展開がハマってきています!

ギルが逃げる動きを再現したブリムスライド

特に最近ではIRジグキッカーバグ 5.5インチ、別名デッカーバグを組み合わせたジグ展開が爆発していますが、ウィードがもっと濃くなる今からはグラスリッパーも本領発揮の季節。また、ボウワーム 7インチを使ったパンチショットも釣れています。

というようにウィード内部を狙った展開はこれからさらに良くなると思いますが、夏の琵琶湖、もう1つ忘れてはいけないパターンがあります。

それはビッグベイト! 特にギル系はかなり強いです!

今年はブリムスライドの登場により、夏の展開が増え、今や僕の主戦力にもなっています!って言っても、実は去年の時点でプロトを使っていたので食わせ方やパターンは去年からある程度煮詰めていましたが……(笑)

今回はそのOK流ブリムスライドの効果的なアクションや釣り方、状況などを紹介したいと思います☆

まずはOK流ブリムスライドのイメージですが、それはジャークベイト!

ん?って思うかもしれませんが、ブリムスライドは左右に動くS字の幅が他のギル系ビッグベイトよりもタイトで、素早く動いてくれます。その動きを活かすための使い方として、ハンドルを2回転ほど素早く巻いて止めるグリグリストップというパターンがあります。

動きを文章で説明するのはかなり難しいのですが、見た感じギルが逃げる時と本当そっくり! 素早くギランとヒラを打ちボディをくねらせながら一瞬潜り、ストップした瞬間にスッーと切れ込みながらフッ~と浮上。この潜った時にスイッチが入って、浮上中にひったくっていくケースが多いです。

このパターン、サイドステップの浮かせパターンと似ているんです。なので、イメージはジャークベイトってことです(笑) ただ、さすがビッグベイト。アピール力が強くバスを引き出す力はハンパないです!

おまけに見た目、アクション時の動きがまさにギルなので、バスもかなりド派手なバイトで襲ってきますよ。


ページトップ

思い通りアクションさせるためのコツ

そんな、バスを狂わせるようなアクションを出すため僕が意識している大切なこと、それはしっかり水をかますこと! それには最初が肝心。キャストしてそのままグリグリ巻き始めるのはNG。まずは、ラインスラックをとって頭を正面、すなわち自分の方に向けるのが大事。

その状態でゆっくり巻き始めると水をつかんで泳ぎ出すので、そこからロッドティップが少し曲がる程度の力まで巻きを速めてやると左右に首を振りながらギュンと潜ります。そしてストップでラインスラックを出して浮かせてやります。

こんな感じで、動かす時はラインを張って止めるときは緩める。このメリハリが大事ですね☆ また、右と左、どちらに飛ばしたいかは動きを見ながらタイミングを合わせれば、狙った方向に飛ばすことができます! 練習、練習♪(笑)

あとはリールでの巻きだけじゃなく、ロッドでトゥイッチ的に使う時もあります。巻きとトゥイッチの使い分けは喰わせる範囲が広いか狭いかで使い分けています。広範囲なら巻き(グリグリストップ)で、喰わせたいスポットが決まっているならそこを細かく狙いたいのでトゥイッチです。

このトゥイッチでもアクションのコツは一緒で、ラインがたるんでいるとうまく動かせないので、ラインスラックをつくらずにロッドで引っ張ること! ジャークベイトと同じくラインスラックのコントロールが大事ですが、ジャークベイトのようにラインスラックを出して弾くのではなく、むしろ「ジャークベイトでこの動かし方はダメでしょ!」という、ロッドでルアーを引っ張る感覚でやってみてください!

あとはタックルですが、ロッドはフェイズ・ブラックアクテオンを使用しています。ヘラクレス・アクテオンでももちろんガンガン使えますが、ブラックアクテオンの方がティップ~ベリー部に張りがあり、トゥイッチなどした時にルアーを動かしやすい感じがします。

ラインはナイロンのバスザイル・フレックスハードHD 25lbを使用しています。レンジが浅い時や、浮かせて喰わせる時はナイロンが良いですね。フロロカーボンのマジックハードR 20lbでも投げますが、フロロカーボンになると少し浮くスピードが遅くなるので、潜らせて使う時などは効果的です。


ページトップ

細かくカラーを使い分けて釣果アップ

このようにまんまギルのブリムスライド、でもやっぱりなんといっても出しどころが大事。

一番良いのはギルが浮くタイミングです。湖面がベタ凪、ローライトから晴れるタイミングや蒸し暑い日のローライトなどは浮きやすいタイミングとなります。

湖面を見ていると、たまに背ビレ出して浮き出すタイミングがあるので、そんな時は絶対投げないとダメです!

それとカラーの使いわけも大事。

「ナチュラルブリム」が万能で基準とすれば、晴れて水質がクリアなら「スケルトンブリム」、晴れの日で光量が下がる夕方、もしくは水質が濁っている時は「ビッグバイトチャートブリム」、さらに水質が白濁りしている時は「ダークサイドブリム」、ローライトだけど晴れ間が見え隠れしたり光が少しある時は「フラッシングブリム」、完全に雨やローライトな時は「ピンクブリム」っていう感じで使い分けています。

細かいでしょ?(笑) でも釣りに絶対はないので、まずは自分が好きなカラーを自信持って投げ続けること。それが一番大事です!

ただ、僕はブリムLoveなので(笑)、いろいろ試して行き着いた結果細かく使い分けていて、実際この使い分けで差を感じることが多いです。参考までに☆

文章では伝わりづらいことが多かったと思いますが、実際フィールドで投げてもらえれば、「なるほどっ!」「そういうことか!」と思ってもらえるはず!(笑)みなさんも、ぜひブリムスライドで思い出に残る魚を手にしてくださいね!!

■大西健太 公式ブログ:大西健太のOK blog
■大西健太 公式サイト:Onishi Kenta Official Web Site
■大西健太 公式Facebook:清大西健太Official Facebookページ


ページトップ

関連記事

  • 関連する記事はありません