2010.10.13 (水)

ヘラクレスシリーズ初のスピニング・ブラックレギウス、 進化を感じる1本に・・・

みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフの下敷領信也(シモシキリョウ シンヤ)です。
今回はついに登場したヘラクレス・スピニングシリーズ第1弾、ブラックレギウスの使用感をレポートしたいと思います。

■ヘラクレスシリーズの初のスピニングロッドとなったブラックレギウス

ここ5~10年の間で、様々なものが進化していて、例えば、電気自動車や携帯電話など、一昔前では考えられないような性能の製品が数多く出てきていますね。

今回、紹介するヘラクレスシリーズの初のスピニングロッドとなった、ブラックレギウスもこのような進化を実感した1本となりました。

ブラックレギウスを初めて持ったとき、「メチャメチャ軽い」、でも「やや張りのある硬めのロッドやなぁ(ちょっと強すぎるかなぁ・・・)」というのが第一印象。

しかし、このヘラクレスシリーズは持ったときの印象と実際にフィールドで使ったときの印象が、良い意味でガラッと変わるということが多かったので、実際にフィールドで使うのが楽しみでした。


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■ 「硬い」という第一印象を裏切る、軽快な使用感

実際琵琶湖に出て、まず初めに、高比重ワーム4インチのノーシンカーをキャスト。

すると・・・

「メチャ飛びますやん!」

実際にフィールドで使ってみると、思っていたほど硬くもない。反発力があり、キャスト時のブレも少ないので、楽にリグをより遠くに飛ばすことができました。

しかも第一印象どおり、「軽さは抜群」なので、もっとライトなリグにも使えそうな感じ。

次に、もっと軽量な1/16ozのネイルシンカーを挿入したネコリグで使用。フォールからステイ、またウィードに引っ掛けてほぐしたり、シェイクしたりと様々なアクションを試しましたが・・・

「メチャ使いやすいやん!!」

ロッドのパワー表示は「ML」ですが、ティップ~ベリーはスムーズに入ってくれるので操作性もバツグン! さらに、ロッド自重が軽いので、アクションが付けやすく感度も申し分ない! 水中の様子が手に取るように分かる感じでした。

そのうえグリップ周りが細めで、力を入れずに握ることができるためか、繊細な操作が抜群にやりやすいのです。

「キャストフィーリングの良さ」、そして、「操作性の良さ」ときたら、あとはバスが掛かってからですが・・・


「50クラスも楽勝でしたわぁ~!!!」

40cm~50cmまでを数匹上げましたが、これまで以上に楽にやり取りできました。

特にこの時期のバスはパワーがありメチャメチャ引くので、スピニングで掛けると楽しめますよね。これから55cmクラスやロクマルクラスをこのロッドで掛けるのが楽しみです!



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■ 4軸バットパワーを引き出すコツ

そこで、ビッグバスとのやりとりにおいて、このロッドの最大の特徴でもあるヘラクレス4軸製法のバットパワーを最大限に引き出すためのコツを簡単に紹介します。

それは、ロッドがきれいに弧を描くようにしっかりと曲げるということ。

ラインとグリップの角度がおおよそ90度になるようなイメージでバスとファイトしてください。そうすると、ロッドが元に戻ろうとする反発力を最大限に活かすことができるので、楽に(ロッドが勝手に)バスを引き上げてきてくれます。

弱気になってロッドを立てないと、せっかくのバットパワーを活かせません。とはいえ、曲げすぎには注意してください。ラインとグリップの角度が90度より鋭角になると、バットパワーが活かせないばかりか1点に力が掛かりすぎて破損の恐れがあります。

もう一つ、ロッド全体できれいな弧を描くようにしっかりと曲がった状態でラインが出るように、リールのドラグを設定してください。ロッドがまっすぐな状態と曲がった状態ではドラグの効き方が変わってくるので注意してください。


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■ 劇的に広がった使用範囲に進化を実感

パワーのあるブランクと細身のグリップの組み合わせが絶妙なブラックレギウス。単なる強いだけのロッドや単なる繊細なだけのロッドとは違う、使用範囲の広さを持っていると思います。

僕がガイドを行っているフィールド・琵琶湖では、小型のジャークベイトやシャッドプラグからノーシンカー、ジグヘッド、ネコリグなどのライトリグまで、これ1本で何でもできる感じです。

実際、ガイドのゲストさんにも触っていただき、「MLだから硬いと思っていたけど、先は柔らかくてLの感じがする。コレ良いなぁ」とか「軽いなぁ。いろんなリグで使えそうだなぁ」といった感想をいただいています。

繊細かつパワフルに進化を遂げたロッドを使えば、今まで以上にバスフィッシングを楽しむことができるはずです。このロッドの良さの続きは、ぜひフィールドで感じてみてくださいね。

ヘラクレス・スピニングシリーズ第2弾、61ULソリッドティップモデルの発売も楽しみな私、下敷領からのレポートでした。

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSS-64ML ブラックレギウス
リール:オーパス-1 ネロ
ライン:バスザイル・マジックハードR 5lb、6lb
ルアー:ストレートワーム

下敷領信也の琵琶湖ガイド
スケジュール確認、ご予約は「リブレバスクラブ」
http://www.rivre.co.jp/bass/bass.htm
釣果情報はオフィシャルブログ「下敷領のええやん」
http://blog.livedoor.jp/shimoshikiryo/


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