2014.08.12 (火)

小林知寛 JB TOP50第3戦 野尻湖 優勝報告
虫パターンに好反応、ファランクスとの相性抜群でバラシゼロ!

エバーグリーンプロスタッフの小林知寛です。

7月18~20日に野尻湖で行われたJB TOP50 第三戦でようやく優勝することができました。応援してくださった皆さん、支えてくださった皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。

■試合前日にマイマイガの羽化が発生

【プラクティス】
約2週間前のプリプラクティスでは湖全体をチェック。シャローから水深10mほどのディープまで見たところ、6~8mの岩場で600~800gがキャロライナリグで簡単に釣れるような状況でした。10mまでレンジを下げるとバイト数が減って単発でしたが、キロくらいの平均より良いサイズが釣れ、手応えを感じてプリプラクティスを終了しました。

そして、試合前日のプラクティス。プリプラクティスで反応が良かったディープを中心にチェックしたところ、釣れる数は変わりませんでしたが、サイズが少し下がった感じがしました。これでは普通の人で終わると思ったので、ディープはサブパターンにしてハイウエイトを出せるパターンを探すことに。

シャローをチェックに行くと、プリプラクティスではあまり見かけなかったマイマイガの羽化が発生しているのを発見。そこで虫系ルアーを投げてみたところすぐ反応があり、キロクラスのスモールをキャッチすることができました。

明らかにディープの魚よりもサイズが良く、これで揃えれば勝負できると感じたので、さらに湖全体の虫が出てくる場所をチェックすると、どのエリアでもかなりの反応がありました。

あとは魚とのタイミングさえ合えばウエイトを出せると考え、広く見渡せるエリアで、他の選手の動きを見て人がいないところに移動しながら効率良く釣ることができる砂間ヶ崎から針の木までのバンクをメインエリアとすることに決め、かなり良い状態で前日プラクティスを終えました。


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■初日5kgオーバーで首位発進〜予選トップで決勝へ

【DAY-1】
試合初日、遅いフライトでしたが狙いどおり本命エリアの砂間ヶ崎周辺に入ることができました。

そして、虫パターンで攻め30分くらいであっさりリミットメイク。確実に虫に反応する魚が増えており、やはり虫パターンで勝負できると確信。

早い時間にリミットメイクできたことで余裕もでき、前日のプラクティスで見つけていた他の虫エリアを回ることに。すると、入った全ての場所でスモールの反応があり、キロクラスも釣って入れ替えに成功。

ライブウェルにはキロを超えていない魚がまだいるものの、十分なウエイトを持っていたので残り時間はプラクティスを兼ねてディープをチェックし、微妙な入れ替えを2回行なって、初日は5,180gというトップウエイト!好スタートを切ることができました。

【DAY-2】
2日目は虫パターンとディープの両方を試し、この日もあっさりとリミットメイク。

その後は虫パターンで入れ替えをしながらウエイトを上げていくという展開。虫パターンに対する反応は良くなっていく一方、ディープはアベレージが下がり続けている感じだったので、ある程度のウエイトを獲ったところで最終日に虫パターンを温存するために、残りの時間をディープに費やしました。

2日目のウエイトは4,540g。

第二戦北浦戦に続き今回も予選1位通過で緊張はMAXに。しかし、自分の後に続く暫定2位は同じエバーグリーンプロスタッフの福島さん。必ず魚を釣ってくる人なので逆に開き直ることができ、無駄な緊張も解れ、最終日を迎えることができました。


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■決め手は虫パターン&7フィート・ウルトラライトロッド

【最終日】
前回の北浦戦でもそうでしたが、3年前の旭川ダム戦でも予選1位通過から最終日はノーフィッシュに終わりチャンスを逃していることからも、最終日の最初の1匹が重要なことはわかっていました。今回こそはと、最終日も本命エリアに入って虫パターンで開始。すると2投目からバイト。慎重にやり取りして……無事にランディングに成功!

そこからはリズムに乗ることができ、エリアを休ませながら自分が入りたいタイミングで何度も入り直して、リミットメイクした後も順調に入れ替えることができました。

最終日のウエイトは4,885g、トータル14,605gで終えた結果……ようやく優勝することができました!過去に何度か優勝圏内に残りながらもチャンスを逃してきたので、今回優勝できてホッとしています。

今回、虫パターンで使用したロッドは、ヘラクレス・ファランクス。ULでありながらも7フィートというロングレングスでフッキング時の竿のストローク幅が大きくとれるので、遠くでバイトが出てもしっかり力が伝わり、出たバスのほとんどをフッキングできました。

さらに、ロングレングスかつULならではの柔軟性がスモールの強烈な引きを吸収してくれ、掛けた魚はバラシゼロで100パーセント獲ることができたので、優勝できたのだと思います。

今まで支えていただいた多くの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。これからもガンガン攻めていくので応援よろしくお願いいたします。

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSS-70UL ファランクス
ライン:PE0.4号
リーダー:バスザイル・マジックハードR 3lb
ルアー:虫系ルアー

■関連サイト:JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブ公式サイト


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