2014.10.03 (金)

森大介が語る これまでのシーバススタイルを変える新しいロングロッド・フレックスマスター118の魅力!

こんにちは! エバーグリーンシーバス・プロスタッフの森大介です。

私がプロデュースしたロッド、11フィート8インチのロングレングス! ゼファー アバンギャルド・フレックスマスター118がいよいよ発売となりました。これまでのロングロッドとは一線を画す、その開発コンセプトと魅力について解説したいと思います!

■ 答えは「長さ」だ!!

魚は沢山いるはずなのに釣れない……皆さんもそんな経験ありませんか? 日々、大勢のアングラーの人的プレッシャーがかかることによって、各地のシーバスフィールドは、年々、釣り難くなってきています。問題は、そのような条件下で、より多くの魚を、いかにヒットに持ち込むか。そこで私が出した解決法の一つが、この11フィート8インチのロングレングスなのです!

魚がスレているポイントを攻める上で最も重要なこと。それは、水面に人影を映さないこと、そして、水中に物音を響かせないことなのです。意外にも単純なことですが、たとえ、一歩二歩でも水際から離れれば釣果は確実にアップします! 人間が思っている以上に、魚はこちらの動きを敏感に感じ取っています。

でも、水際から遠ざかれば、当然キャストしたルアーの到達点は近くなるし、際ギリギリまできっちりルアーを引くことも難しくなってしまいます。そうなると、逆にヒットチャンスを狭めるのでは?と思われる方もいるかもしれません。

そこで、ロングレングスです! ロッドを長くすることにより、水際から離れていてもバッグンの飛距離で遠くまで探れ、また、際ギリギリまできっちりトレースできるのでピックアップ間際のバイトを逃すこともないのです。


ページトップ

■ しなやかさが生み出す驚きの汎用性

でも、もちろんただ長ければいいというわけではありません。

人的プレッシャーの高まりの中、年々進化し続けているシーバスフィッシング。湾岸部の釣りではすでに当たり前のことですが、ちょっと前まで12センチ以上のミノーが主流だった磯やサーフ等でも、今では小型のミノーやシンキングペンシル、マイクロバイブレーション、あるいはジグヘッド&ワーム等の出番がかなり増えています! もっと魚を釣るために、あらゆるフィールドでより幅の広い攻めが必要になっているのです。

だから、私が求めたのは、高い汎用性! 今までロングロッドと言えば硬くて限られた状況以外では使いにくいものばかりでしたが、状況に応じて軽いルアーから重いルアーまで使いこなせる汎用性の高いロングロッドさえあれば、湾岸部、磯、サーフなど、フィールドを問わず、長さのアドバンテージを活かしながら現代の進化したシーバスフィッシングを展開できるというわけです!

そして生まれた、 アバンギャルド・フレックスマスター118

最大の特長は、なんといっても今までのロングロッドにはなかった柔軟なティップ! そして、ティップに対しやや張りを出したベリー、4軸カーボンによる補強を施した強靭なバットの絶妙なトータルバランスが生み出すしなやかなベンディングカーブにより、下はコルセア65クラスの小型ルアー、上はストリームデーモンなどのビッグミノーまで楽々キャストOK! しかも、長いレングス全体がムチのようにしなり、力まず振り抜くだけで誰でも簡単に飛距離を出せるのです!

また、力まずキャストできるということは、ガイド絡みなどの嫌なライントラブルを大幅に減らせるということ。それに加えてライントラブルを抑えるためのガイドセッティングも入念に行っていますから、余計なトラブルに気を取られることなく釣りに集中できます!


ページトップ

■ 長さをフルに活かしたやりとりが可能

もちろん、キャストがしやすいだけのロッドではありませんよ! 柔軟なティップは、ルアーのアクションを殺さず、その上ショートバイトや、極端な話、バチ抜け時の吸い込むようなアタリでも乗せてしまいます。

そして、そのティップで乗せた魚を掛けるのは、やや張りを出したベリー部! 魚に竿の反発力がきっちり伝わるよう硬さの違いを絶妙に引き出ししているので、アワセを入れなくてもしっかりフッキングしてくれるのです!

さらに、4軸カーボン補強を採用したバット部はナイスファイターにも力負けしない強靭なパワー! ここぞというところで、しっかり主導権を握れます。テスト段階では、流れの速い河川の本流筋から、ランカーシーバスを何度も、問題なく寄せていますよ。

また、バットパワーだけでなく、長いレングス全体を活かしたスムーズなファイトフィーリングの実現にもこだわりました。例えば、磯竿は長く、しなやかなブランク全体をフルに活かすことでスムーズに魚とのやりとりを行いますが、私はフレックスマスターでもそのようなポテンシャルを引き出すべくテストを重ねたのです。(ただし、磯竿は磯竿! フレックスマスターはあくまでもルアーロッドとしての高い操作性を持ちながらも、磯竿の良さを取り入れることを目指しました。)

理想とするファイトフィーリングを実現させたいがため、テスト中はいつも使用しているレバーブレーキ付きリールをあえて封印! 誤魔化しの効かないノーマルリールを使用して魚とのやりとりを行うことで、よりバレにくく、よりスムーズに寄せることができる調子を追求。ロッドの完成度をより一層高めています。


ページトップ

■ ロングロッドとは思えない高感度&軽さ

ここまで説明した内容だけでも、フレックスマスターは十分今までにはないタイプのロングロッドと言えますが、凄いところはそれだけではありません。「アバンギャルドシリーズ」と言えば、高感度&軽さが特長! もちろん、フレックスマスターもそこにはこだわって作りました。

約12フィートと言う長さにも関わらず、9フィート台のロッドに負けない高感度を実現! マイクロバイブ等小型ルアーの波動はもちろん、海中の様子、魚のバイトもしっかり手元に伝わってきます!

また、実際に持っていただくとその軽さに驚くはず! それに加えてシャキッとしていてバランスがいいので、目を瞑って振ると、全く長さを感じさせないほどの振り抜けの良さです。「ロングロッドは重いから、長時間振っていると肩や腰に負担がかかって辛いんだよなぁ~」と思われている方も多いかと思いますが、もうそんな不満や悩みはご無用! 実際、女性が丸1日振っても全然平気なくらいですからね!



そして、完成したフレックスマスター! まだまだ話し足りない部分はありますが、これまで皆さんが持っていたであろうロングロッドのイメージを根本から覆すような仕上がりになっています!

今までこんな、しなやかかつ強靭で、軽量、しかも高感度なロングロッドなんてなかったはず。だから、使えば間違いなくこれからのシーバススタイルが変わると言っても過言ではないでしょう! 良いことばかり言うようですが、実際、バックスペースさえ取れればメリットしかありませんので!

森大介が自信を持って送り出すゼファー アバンギャルド・フレックスマスター118。湾岸部、磯、サーフ、あらゆるシチュエーションでぜひお試しあれ♪


ページトップ

関連記事

  • 関連する記事はありません