2016.09.02 (金)

小沼正弥 タフコンの最終兵器、スモール鉄板バイブレーション・アイアンマービー55解説!

こんにちは。エバーグリーンシーバスプロスタッフの小沼正弥です。

今回は、僕がプロデュースした新兵器、スモール鉄板バイブレーションのアイアンマービー55について解説します。タフコンディションで大活躍間違いなしの自信作です!

■ ヒットチャンス大幅アップ! 一口サイズの新兵器

カウントダウンやロッドの角度で簡単にレンジをコントロールでき、なおかつメタルボディならではのカッ飛びで、シーバスシーンにもはや欠かせないアイテムとなった鉄板バイブレーション。

そんな中でも回らない、絡まない、ストレスフリーの鉄板バイブというコンセプトのもと開発された超実力派がアイアンマービー・オリジナルサイズ(75㎜)ですが、この優れたコンセプトを引き継ぎながら、低活性時や激戦区、小型ベイト偏食時など、よりタフコンディションなフィールドを攻略するため、僕がプロデュースし開発したスモール鉄板バイブレーションがアイアンマービー55です。

タフなシーバスの食性に強く訴えかける55ミリのコンパクトサイズでありながら、考え抜かれたボディ形状とコンパクトヘビーなウェイトバランス、抜群に安定した飛行姿勢により、クラス最強の飛距離を実現。どなたでも簡単確実に遠投することが可能です。

その圧倒的な飛距離により、スモールルアーでは今まで届かなかった沖のポイントや遠くのナブラも楽々攻略。また、沈下速度が速く浮き上がりも速いため、水深10m程度の深場から水深1m程度のシャローポイントまでトレースすることが可能ですから、当然ヒットチャンスはこれまでより大幅にアップします。

さらに、とことんこだわったのがキレ味鋭いアクションセッティング。テール部を細くシェイプ、鉄板の厚みも強度が許す限りなるべく薄くし、集魚効果の高いキレキレなハイピッチウォブロール&ハイフラッシングアクションを実現。喰わせ効果の高い小さなボディサイズながら広範囲からシーバスを惹きつけることできます。


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■ 使い分けてさらなる釣果! 前後2つのラインアイ

そして、大きな特徴としてはラインアイが2つあること! 前後どちらのアイにスナップを接続するかによってアクションの質が変化するようセッティングしました。

それにより、なんとイワシパターンとイナッコパターン両方に完全対応。イワシパターンで良く釣れるルアーはイナッコパターンには弱く、その逆もしかり……というのが普通ですが、アイアンマービー55なら1つのルアーでより幅広い状況に対応可能です! ぜひその時の状況に応じてアイを使い分けてみてください。

【フロントアイ】(標準ポジション)
標準ポジションとなるのが前側のラインアイ。こちらにスナップを接続すると、水平に近いスイム姿勢でタイトアクションを演出するため、細身でピッチの細かい泳ぎのベイトフィッシュ、例えばイワシやアユがメインベイトとなっている時に非常に効果的! また、水の抵抗が小さく鉄板バイブとは思えない軽快な引き心地なので、アングラーに負担を掛けません。

【リアアイ】
後側のリアアイに接続すると、立ち気味のスイム姿勢でワイドにアクション。当然引き抵抗は若干大きくなりますが、より強い波動でアピールすることが可能です。そのため、イワシよりもワイドな泳ぎのベイトフィッシュ、例えばイナッコがメインベイトとなっている時に非常に効果的! また、激濁りの状況でアピール力が欲しい時にも威力を発揮するセッティングです。


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■ 基本はタダ巻きでOK! 操作方法&タックルセレクト解説

さて、操作方法についてですが、誰でも簡単に使いこなせるようにと、タダ巻きだけでバッチリ釣れるようセッティングしてありますので小細工や難しいテクニックはまず不要! 基本操作は1度ルアーをボトムまで着底させてから、ハンドル1秒1回転のスピードでタダ巻きするだけでOKです。

そして、デーゲームの常套テクニックでもある『高速巻き』にも完全対応します。この高速巻き、実はルアーのスイムバランスの良し悪しが釣果に直結するテクニックで、ボディが斜めに傾いたり、泳ぎが破綻すると本当に釣れない! その点アイアンマービー55は超速く巻いても釣れる泳ぎを確実に演出してくれるようキッチリセッティングしてあるので安心してお使いいただけます。

また、それ以外にも一般的な鉄板バイブレーションが苦手とする『スロー巻き』や、ボトムレンジ攻略の必須テクニックでもある『リフト&フォール』等にも対応。大技から小技まで演出が可能な優秀な小型鉄板バイブレーションです。

ちなみに、併せて使用するのにオススメなロッドはアバンギャルドのワイドアタッカー92スプレマシー102 AGS共に小型ルアーをキャストしやすく、シーバスのバイトをはじきにくいソフトなティップを持つモデルです。より繊細な操作性やキャストアキュラシーを求める場合はワイドアタッカー92、足場の高い場合やより遠投性を求める場合はスプレマシー102という感じで使い分けています。

最後にワンポイントアドバイスですが、上記の使用法やタックルで頻繁に見切られてしまったりはじかれてしまう場合にはリーダーの太さを少し落としてみるのがオススメです(例えば5号→3号といった感じです)。特にタフコンディション下では効果絶大で、それだけで簡単に喰ってくることも良くありますよ!

タフコンディション下で優れた釣果を叩き出す最終兵器・アイアンマービー55! 港湾、干潟、サーフ、河川、都市型河川、河口、磯、ボートなど、浅場から深場まで場所を選ばず、さらには昼夜関係なく活躍すること間違いありません。ぜひフィールドでお試しくださいね。

■タックルデータ
ロッド:アバンギャルド ZAGS-92 ワイドアタッカー92
アバンギャルド ZAGS-102AGS スプレマシー102AGS
ライン:PE0.8~1号
リーダー:フロロカーボン3~5号
ルアー:アイアンマービー55

■小沼 正弥ブログ:職業釣り師


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