2011.04.13 (水)

小沼正弥が解説、バチパターンにはオネスティ!!

こんにちは、エバーグリーン・シーバスプロスタッフの小沼正弥です。バチ抜けシーズン真っ最中ですね!みなさんバチパターンは得意ですか?
これだけを押さえておけば飛躍的に釣果が上がる、元祖動かない系ルアー「オネスティ」を使ったバチパターンのヤバい攻略法を紹介します。

■ バチパターン攻略の鍵は「泳がせない」こと

まず、シーバス釣りで大事なのは流れと、そのとき捕食しているベイトを意識することです。流れとベイトが分かるとルアーをキャストする方向が決まります。
・イワシ等のベイトフィッシュを捕食している時 → ダウンクロスにキャスト
・バチを捕食している時 → アップクロスにキャスト
で狙います。
ベイトフィッシュとなるイワシなどは潮の流れに逆らう方向に頭を向けて泳ぐので、その泳ぐ方向に合わせるために、ダウンクロスキャスト(潮下にキャスト)で狙います。しかし、バチ抜けの時は違います。
アップクロス(潮上)にキャストする。これがバチ攻略の最大のポイントなんです!!!

バチって遊泳能力があまりないんですよ。特に大潮など干満の差が大きい時に底から出てきて、その潮位差を利用して広範囲に散らばり移動します、それがバチ抜けです。潮流に対して逆らっていくバチはいないので、流れに乗せるためにアップクロスキャストで狙うんです。


ここでもう一つの重要なポイントは、流されてくるルアーをアクションさせるために、どんどんリトリーブするんじゃなく、流されてくるときに出る糸ふけだけを取るようなイメージで、泳がせない、つまりアクションさせないことです。あたかもバチが流されてくるようにね。


このときハマるルアーがオネスティ!!!
一般的なルアーでは、泳がせないように操作するにはかなり集中しなといけませんが、 オネスティは泳がないように設計しているので非常に効果的に攻めることができます。


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■ バチ抜けお勧めカラー

バチ抜けは夜間に起きるので、水中の光量の微妙な変化がまともに影響してきます。なので、カラー選びにはかなり注意しますね。カラーローテーションは水質を見て判断します。

・超クリアなエリア → #723アンバースモークダズラーB

・それ以外の水質 → #721グリーンゴールドB

・上記で反応が悪ければ → #720マットスケルトンチャートB or #722マットピンクB

ここで、オネスティのバチパターンに最適な4色を詳しく紹介します。

#723アンバースモークダズラーB
クリアボディに2色のラメが塗装され、満月や、常夜灯周りなど、光量が多いエリアで効果的なカラーです。特に水質が超クリアなエリアや、プレッシャーの高いメジャーポイントで活躍します。
#721グリーンゴールドB
色は地味ですがバチ抜け時の超定番カラー。水質が濁っていてもクリアな状態でも、また、常夜灯の有無にも関係なく、いつでも使える万能カラーです。シーバスの活性や釣り場の状況などにあまり左右されにくく、安定した釣果をもたらせてくれます。
#720マットスケルトンチャートB
背中と腹部がマットチャート、側面はマットクリアで光を通します。水質が濁り気味なエリアの常夜灯周辺や、水質がクリアなエリアの真っ暗な時に強いカラーです。タダ巻きによって透過光でアピールさせることができます。
#722マットピンクB
視認性に優れていて、光量が極めて少ないエリアでもルアーの動きを把握しやすく扱いやすいカラーです。特に水通しが悪く水質が濁り気味の港湾部や、雨の後で極端に濁ったときにオススメです。

オネスティについてはこれでお分かりですね!?しかしそれだけではバチパターンを完全に攻略することはできません!


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■ 他とはちょっと違う、激ノリロッド「ソリッドソリューション

アタリがあってもなかなかフッキングに持ち込めないバチパターン。シーバスのキャッチ率、フッキングの確実性はロッドの性能によって大きく左右されるのです。

バチシーズンやタフコンディションでなくてはならないロッドがゼファー・ソリッドソリューション!!!このロッドの開発には、ほんと苦労しました・・・何しろショートバイトの状況をテストするわけですから(笑)

シーバスって食性によってベイトの吸い込み方が変わるって、ご存知ですか?
逃げるベイトフィッシュを食うときはエラを大きく開き思いっきり吸い込むんですが、バチ抜けのときは、漂うバチを吸い込むだけなんで、スッと軽く吸い込むだけ。だからバチを意識しているシーバスはショートバイトになるんです。

そこで試行錯誤の上、思いついたのがグラスソリッドという素材をティップ部に採用すること。感度は必要ありません、いかに口の中にルアーを送り込めるかが重要なんです。
こいつはショートバイトだろうがなんだろうが、とにかく掛かります。ソリッドソリューションだけで1000匹以上は軽く仕留めています。
その他にも、ラインラッピングを軽減するガイドシステムや、視認性を上げるためのライトシルバーカラーなど本当にこだわったロッドです。
ここでワンポイントアドバイス
「ソリッドソリューションを使う時はロッドを45度の角度に立てること!!!」
これでわずかなテンションでもティップが入りやすくなります。ティップの入りシロを確保する、これがこのロッドの特性を最大限に発揮できるポイントです。

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■ バチシーズンまだまだこれから

ここまでの説明、わかって頂けたでしょうか?関東はバチシーズン真っただ中。関西はこれからかな!?

シーバスの特殊な食性に合わせこだわった、元祖動かない系「オネスティ」、究極の乗せ調子ロッド「ソリッドソリューション」という最強の組み合わせ。みなさんもシーバスゲームの風物詩を存分に味わって下さい。

■タックルデータ
ロッド:ゼファー PZS-83 ソリッドソリューション
ライン:PE0.6~0.8号
リーダー:フロロカーボン8~16lb
ルアー:オネスティ


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