2013.09.13 (金)

椎谷勝義 キッカーバグ3.5インチのヘビダンで優勝!

エバーグリーン・フィールドスタッフの椎谷勝義(シイヤ カツヨシ)です。
8月末に千葉県 亀山ダムで開催された大会の様子をレポートいたします。

7月上旬の梅雨明け以降、ここ房総半島では雨が少なく減水が続き水位はマイナス4m。大会当日は久しぶりの降雨があり、雨量は少ないものの水温は29℃とやや涼しさが感じられました。

お盆休み中は水温が30℃を超え、若干アオコが出ていた本湖周辺では水質が回復傾向になり、1m位のボトムが確認できる透明度になっていました。


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■ ライトリグではアベレージ止まり

早朝5:30のミーティングで、予想していなかったバッグリミット2本の発表と帰着時刻12:00が告げられ、そのまま競技のスタートとなりました。時期的に数は釣れるものの、サイズアップが難しい状況だけにスタート直後から戦略変更を強いられました。

そこで、早朝の時間帯はキッカーフィッシュ狙いに走り、リバーチャンネル沿いの沖に張り出た立ち木をキャスティングジグ3/8oz+キッカーバグ4.5インチの中層スイミングでラン&ガン。しかし早朝の時点では雨は降っておらず、厚い雲が垂れ込め完全な無風状態でノーバイト。

ひとまず無風の時間帯はキーパーを獲りに行って様子を見ることにしました。

本湖メインチャンネルに隣接するシャローフラットエリアを、1/16ozダウンショットリグで探るとすぐ、水深3m付近のボトムで35cmクラスが釣れたものの、反応はいまいちと言った様子。かと言ってフィーディングエリア周辺のシャローを狙ってみてもアベレージサイズの30cmクラスが連発する状況。


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■ ラバージグ→ヘビダンのパターンで2本のキッカー

ようやく8:30頃から雨が本格的に降り始め、レインギアを着用するとすぐに北東の風が吹き始めました。このタイミングで、風が当たるメインチャンネル隣接の大規模な岬に入り、キャスティングジグのスイミングを開始。

水深2~3m前後のボトム少し上をシェイキングしながらラインスラックを巻き取る感じでスイミングさせ、時折スタンプにヒットさせるような感じで探っていると、スタックしたような重い感触。少し大きくシェイクし、外そうとしたら…生命反応。気付いた時には遅く、感触は軽くなっていました(汗)

フッキングさせていなかったことから、キッカーバグ3.5”グリパンの5gダウンショットリグ(ヘビダン)にチェンジし、バイトが出たラインを丁寧に探り直すとすぐに、スタンプに乗った所でバイトがあり1,150gをキャッチ。

その後、ヘビダンで探ってみたものの、スタンプに絡めばバイトが出る訳では無く、このままでは時間を無駄にすると考え、キャスティングジグに持ち替えシェイク&スイムでバイトを誘う作戦に。

しばらくしてスタンプに絡んだ所でキャスティングジグにバイトがあったものの、フッキングする間も無く空振り・・・そこへすかさずキッカーバグ3.5”のヘビダンを通すと即バイト! 1kg弱をキャッチして入れ替えに成功しました。

結果、2本2,130gでボートハウス松下・釣りフェスタで優勝となりました!! そして日刊スポーツ亀山予選も1位通過となり、9/8新利根川の決勝戦に駒を進めることができました。


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■ 秋に実績が高いルアー&リグ

例年であれば、キャスティングジグキッカーバグ4.5インチのセットは秋に実績が高くなります。

ボリュームがあり存在感抜群のコンビは、幅広いレンジの様々なロケーションを効率良く探れるので重宝します。今回は降雨によりローライトで若干涼しい状況だったものの、高水温でバイトが浅く終わったように感じました。

それでも、キッカーバグ3.5インチのヘビダンによるフォローがこれほど効果的になることを発見できたのは大収穫でした。クロー系ワームのヘビダンは、水温下降が進む時期にも実績が高いので今後も試していきたいと思います。

■タックルデータ
ルアー:キャスティングジグ3/8oz +キッカーバグ4.5インチ
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb

ルアー:キッカーバグ3.5インチ 5gダウンショットリグ
ライン:バスザイル・マジックハードR 12lb


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