2015.07.31 (金)

狐坂隆人 激濁りの池原ダムで真夏の激アツクランキング 
コンバットクランク250で59cm3㎏オーバーゲット!

こんにちは。エバーグリーン・フィールドスタッフの狐坂隆人(コサカ タカト)です。今回は、7月の池原ダムでコンバットクランク250を使って良い釣りができたのでご報告いたします。

釣行当日、3日前に台風が通過した池原ダムは、超満水に加え湖面が真っ白になるほどキツイ濁りの入った状態。台風直後はバスの活性が高く、何をキャストしてもグッドサイズをキャッチできる夢のような状況だったようですが、その後は打って変わってバスをキャッチする事すら困難な厳しい状況となっていました。そのような状態を分かっていながら、今回もハードベイト中心のプランニングで挑みました。

まず、バスの活性を確認するために手にしたのが、ブザービーターがセットされたブルーマイスター7。池原ダムのように急深なリザーバーでバイブレーション?と思われるかもしれませんが、ショアラインを効率的にチェックするには非常に便利なルアーなのです。また、濁りが入っている状態ならブザービーターのラトル音は非常に効果的です。

とにかく1匹でもバスが反応してくれればパターンを見付けられるのでは、と1時間ほどキャストを続けますが、魚からの反応は無し……普通ならここで「巻き」を断念し、ソフトベイトなどにチェンジしがちですが、過去の経験から絶対にハードベイトに反応すると確信し、コンバットクランク320がセットされたフォースグランディス7にチェンジしました。


コンバットクランクにチェンジした理由は2つ。

1つ目は、高いスナッグレス性能。ブザービーターによる検証で、中層に浮いているバスがほぼいない(またはいても無反応)と確信。となると、バスがボトム付近のカバーに潜んでいる可能性が高いということです。カバーを攻めるにあたり高いスナッグレス性能が必要でした。

2つ目は、大きな波動。濁りには音や波動が効果的です。ブザービーターによる検証で、ラトル音によるアピールは今回あまり効果的では無いと分かったため、ワイドな動き、強い波動を持つルアーが必要でした。

そして、10キャストもしないうちに、潜行レンジを浅くするため、コンバットクランク320から今回のキモとなるコンバットクランク250にチェンジしました。少しクリアな水と濁った水を上下に分けるラインが水深1.5~2m付近にあったため、そのラインの少し下側を上手くトレースする必要があったのです。

答えはすぐに出ました。いかにも釣れそうなエリアにさしかかり、岸ギリギリにルアーをキャスト。湖底を感じながら比較的ゆっくりとリトリーブしてくると「グッ!」と根掛かりのような重みを感じました。しかしすぐにバスのバイトであると分かりフッキング! その瞬間、ロッドから伝わる重みから50センチ以上であることを確信しました。

少し抵抗しながらも予想以上にすんなりと引き寄せてこられたので、ネットを持ち、ロッドを立ててランディング体勢に入ると、濁った水中から大きな魚体が現れました。目に映った魚体は目測で50cm後半。「もしかすると60cmを超えているかも!?」そう思った瞬間、バスは急に反転し水中に突っ込んでいきました。

ボートポジションが岸近くであったため、すぐに湖底まで潜られる状況。しかもランディングの体勢のため、すぐに操船して岸から離れることも不可能でした。このままでは湖底の岩やスタンプに巻きつかれてオシマイです。

そこでイチかバチか、脇を締めてグリップエンドを肘に当て、ロッドを立て、上体を仰向けに反るように強引に引き寄せました。フォースグランディス7が極限まで曲がり、そのトルクでバスが浮き上がってきました。そこをすかさずネットでランディングしたのは、59cm3㎏オーバーのビッグフィッシュ! まさに「瞬殺」でした。

そしてこのビッグフィッシュを皮切りにバスをキャッチしていく中で、バスは「ボディウォーターに面した場所」、「流れもしくは風があたっている部分」の条件が重なったエリアに多くストックされていることが分かりました。

後はボートポジションをしっかり取って、1.5~2mラインのカバーを舐めるようにゆっくりリトリーブするだけ。結果、ライトリグを使ってもバイトが無い状況の中、コンバットクランク250のみで余裕の2ケタ釣果を叩き出すこが出来ました。

これからの季節、台風や大雨などで水が激しく濁ることがよくあります。そんな時にはコンバットクランクの力を信じて、真夏の激熱クランキングを楽しんで頂きたいと思います。

 


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