2009.12.28 (月)

リトルマックスで冬のリザーバーを攻略

こんにちはエバーグリーン・プロスタッフの小林知寛です。
今回は「The Hit」冬の旭川ダム編で少しお見せすることができた、冬の定番リトルマックスを使ったリザーバー攻略法を紹介します。

リトルマックスといえば冬の定番

リトルマックスといえば冬の定番。特にヘビーウエイトチューンモデルはとにかくカッ飛ぶんでオカッパリアングラーの強い味方ですよね。でも、その能力はボートでリザーバーのディープを素早く探り、低活性のバスをリアクションバイトさせる、という面でも生かすことができます。



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■ 基本動作はリフト&フォール

12~3月のリザーバーでは、多くの バスが水温の安定したディープに落ちます。リトルマックスで狙うのは8~15mのフラットのボトム付近でベイトフィッシュを捕食しているバスです。魚探で バスやベイトを見つけて、それらをダイレクトに狙います。いわゆるシューティングという釣り方です。

まず、魚探を見ながらボートを流していき、魚が映ったらボート後方に軽くキャストします。次にリトルマックスを素早くボトムまでフリーフォールさせて、そこからリフト&フォールで誘います。

ボトムに着いたらルアーの振動を感じながらリフトして、次のフォールはラインを張ったままルアーのフォールスピードに合わせてロッドを倒しこんでいくようにします。

アタリはこのフォール中に「クンッ!」と出たり、次のリフトで「グッ!」と重くなったりするのでスイープにフッキングします。

ディープまで素早くフォールさせるため、素早いリフト&フォールで活性の低いバスをリアクションバイトさせるために、僕はリトルマックスのヘビーウエイトチューン3/4oz、1ozを中心に使っています。これくらいのウエイトがあればディープをストレスなく探れます。



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■ 応用編~冬の貴重な1本を獲るために

こんな感じで釣り方自体はそんなに難しくはないのですが、この釣りをする上でみなさんにぜひ意識していただきたい、キモがあります。それは、魚探をかけるときは必ずボートを上流から下流に向かって流すということです。

基本的にバスは流れに対して頭を上流側に向けています。低水温で捕食スピードの遅いこの時期は、バスの後側からルアーを通すとバスから逃げる方向に動くルアーを追いきれず、ミスバイトやフックの掛かりが浅くなることがあります。

逆に、頭側からルアーを通したほうが、バスにとっては吸い込みやすいので、フッキングミスやバラシの確率が下がります。

だから、ボートを上流から下流に流していくのです。そして魚を見つけたら後方にキャスト。これだけでバスの前方からルアーを通すことができます。冬の貴重な1本をミスしないためにも、ぜひ試していただきたいテクニックです。



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■ ベストなアイの位置とカラーセレクト

この釣りでは、前から2番目のアイ(ディープアイ)がバイブレーションの強さとトラブルの少なさのバランスが取れた、一番使いやすいアイだと思っています。フリーフォールでバーチカル気味に誘うこの釣りでは、後ろのアイはラインとリアフックに絡みやすくなり、せっかく10mも落としたのに絡まって・・・ではイヤになりますしね。

カラーはベイトに合わせたシルバー系が定番ですが、リトルマックスにはメタリック系以外のカラーがラインナップされているので、自分で信じたカラーを使うことが大切です。ちなみに今回の「The Hit」は赤系のファイアークローでした。

実際のフィールドでは岬などでは流れ が巻いて逆転していることもあるので、見ただけで単純に上流、下流がわからないこともあります。それでも、基本的な考え方として、これを意識すれば必ず釣 果につながるはずです。リザーバーがホームグラウンドという人は、ぜひ試してみてください。

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-66ML エアレギウス
ライン:バスザイルマジックハードR 10lb
ルアー:リトルマックス・ヘビーウエイトチューン3/4oz(#64ファイアークロー)


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