2013.01.07 (月)

大西健太 琵琶湖、冬の鉄板パターン
ウルトラスレッジ&リトルマックス

あけましておめでとうございます! エバーグリーンプロスタッフ、琵琶湖OKガイドサービスの大西健太です。この冬、一昨年から大活躍中のウルトラスレッジに加わり、リトルマックスが火を噴いています!

まずこの冬の状況として、大きな変化が訪れたのが昨年12月前半。本来1月に入ってから来るような大寒波が例年よりも早く訪れ、それまで12~13℃あった琵琶湖の水温も一気に6℃台まで下がりました。

そして、例年の冬と圧倒的に違うところは、深いレンジに生えるウィードの量が少ないということです。なので、この時期のメインベイトとなる氷魚が入ってきても留まる場所が少なく、移動スピードが速い。当然バスも同じく身を潜めるウィードが少ないことから、バスがフィーディングに入りやすい場所が少ないのが今冬の特徴です。

こういった状況を踏まえて、ガイド中に活躍してくれているウルトラスレッジリトルマックスの2つのパターンをご紹介します☆


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■ 魚探に氷魚が映ればウルトラスレッジ

まずウルトラスレッジですが、狙う場所としてはやはりウィード&氷魚。ウィードが少ない今冬は、沖に点在する小規模な残りウィードがキーとなります!

そんなエリアで、魚探にはっきりと氷魚の群れが映るような状況ならウルトラスレッジ

そういったエリアをドラッキングジャークで狙っていくのですが、ここで絶対大事なのが、ウルトラスレッジをしっかりウィードに当てながらジャークしてくるということです。

去年は背の高いウィードが多く残っていて、氷魚の量も多く、比較的バスが浮いている状況が多かったので、ウルトラスレッジをジャークして潜らせていく最中にひったくっていったり、ボトムにつく瞬間にバイトがあることが多かったのです。

しかし、今年は真逆の状態なのでウィードの背が低く、バスはウィードやボトムギリギリに浮いていることが多いのです。なので、しっかり潜らせてアクションしていくことが大事ですね!

アクションは去年も紹介した2ジャーク1ポーズのリズムです!

あとは、ジャークの強さで反応が変わることがあるのですが、寒くなった時は比較的強めのジャークでリアクション狙い、食い気のある時は緩めのジャークに反応がいいですね!

左からOKガイドゲストの川田さん、望月さん、穂高くん。
どっちのアクションにしても、アクションをしっかりルアーに伝えるためには、ロッドの張り具合がかなり重要! 僕はヘラクレス・ブラックレギウスを使用しています。

糸フケを叩いて瞬発的に力を加えてジャークすることで、ウルトラスレッジを移動させすぎないようにアクションさせることができます。これができるかどうかで、実際ガイドでもバイト数に差が出ることが多々ありますよ!


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■ ウルトラスレッジ・カラーセレクト

カラーは、定番の「アバロン」「ブラックアバロン」「アバロンワカサギ」「アバロンモエビ」などに加え、新色の「アバロンスケルトンチャート」「アバロンシラウオ」「グローアバロンワカサギ」「グロースモーキーアバロン」も既によく釣れているカラーです! アバロンシリーズは正直、裏切らないカラーと思ってもらって良いと思います!

でも、アバロンシリーズ以外にも良く効くカラーってのもあるんですよ!w

ローライトな時や夕方光量が落ちてきた時は「ステインゴールド」「フリッカーゴールド」。晴天で水質が少し濁りが入り始めた時などは「フリッカーマットシルバー」「イマカツシークレット」「マジョーラタナゴ」「プリスポーンダイナマイト」。マッチザベイトという点では、「スジエビ」というカラーが実はまんま氷魚!

っというように、けっこうこまめにローテーションしているのですが、少しの違いで反応が変わることがあるので参考にしてもらえればと思います☆

実際の釣り方に関しては、昨年の1月に配信されたEG going! Vol.27「大西健太 真冬のウルトラスレッジ編」を見てイメトレしてもらえればOKかなっと思います!


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■ ギルを狙うバスにはリトルマックス

そして今冬から新たにハマり出してきたのが、メタルバイブの王道、リトルマックス! 狙うエリアはウルトラスレッジの時といっしょですが、魚探に氷魚が映らない時はリトルマックスの出番!

真冬のメタルバイブといえば陸っぱりでの使用がメインで、これまでボートで使用するイメージって意外となかったように思います。琵琶湖では、ウィードにひっかかってしまって釣りにならないという印象が強く、僕自身これまではあまりガイドでもメインパターンにすることはなかったのです。

ですが、今年は先ほども言ったように、ウィードが例年よりも少なくバスもボトム付近についていることが多い!

そしてもう1つ、バスがボトムに寄る大事な要素となってくるのがブルーギル! リトルマックスで反応するバスがメインとして狙っているのはギルなんです! ギルは真冬になるとウィードの隙間に入り込んでいることが多いので、氷魚がまわってこない時はギルを意識してバスも同じような場所にいます。

そのため背が低い残りウィードにでもバスがピッタリついている状況なので、ボトムを効率良く探れて、なおかつ低活性でも口を使ってしまうようなリアクションバイトを誘えるルアーというのが有効になってきます!

そうなりゃリトルマックスなどのメタルバイブが効くでしょ!っということで試してみたら、予想通りハマってくれました!

左からOKガイドゲストの清水さん、八木さん、片岡さん。

使用するウエイトは1/4ozと3/8ozをメインに使い分けています。ウィードの濃い場所ではウィード抜けの良い、シルエットが小さい1/4ozで、深めのレンジやウィードの背が低い場所では3/8ozがオススメです☆


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■ キャッチ率を上げるロッド選択&ルアーの動かし方

基本リフト&フォールで狙っていくのですが、1キャストでなるべく多くリフト&フォールさせることが大事ですね☆ なので、ロッドをあまり高く持ち上げないで、リフトした後は必ずロッドを戻してフリーフォールさせてやること。

なぜなら、冬の動きの鈍いバスにリアクションで口を使わせるためには、できるだけ移動距離を抑えて小刻みにフォールさせ、バスの目の前に落ちる確率を高めることが重要だからです。ロッドを高く持ち上げすぎたり、カーブフォールさせたりしてしまうとルアーがすぐ手前に寄ってきて、フォールの回数が減ってしまうので良くありません。

陸っぱりの時と違いボートからの釣りということで、狙っているボトムからは水深分浮いているので、既にある程度の角度がついていることになります。そのため少しのリフトでボトムのリトルマックスは浮いてくれますよ。それに、フリーフォールの素早い動きの方がリアクションバイトを誘いやすいということもありますしね☆

僕の場合は、ロッドを10時から12時まで動かす間に2~3回リフト&フォールを入れる感じでアクションさせています。

そして、リフトした瞬間に「なんか重たいな?」という感じでグンッと重くなるのがアタリなのですが、そこでフルフッキングしてしまうとバラシにつながりやすいので、スイープ気味な巻き合わせから、一定速度で速巻きはせずテンションをかけた状態で寄せてくる!っというような感覚で巻いてくるとしっかりキャッチすることができますよ!


ロッドはヘラクレス・ストライクマスター77が琵琶湖で使用するにはベストですね。いろいろなロッドを試したのですが、このロッドを使いだしてから、ほんとにバラシが減りました!

張りのあるロッドだとウィードを切りやすくアクションもつけやすいのですが、リアクション的に喰ってくるこの釣りでは浅掛かりになりやすく、せっかく掛けても身切れしてバレる確率が上がってしまいます。

なので、長さがあり、ベリー部ぐらいから均一に曲がってくれるロッドが、吸い込みも良く、魚の動きも吸収してくれるので身切れが減り、キャッチ率を上げることができます!

ラインは真冬の一発を確実に仕留めるために、バスザイル・マジックハードRの14~16lbを使用してもらえれば、安心してデカバスとのやりとりもできますよ!

アクションのつけ方等、文章での説明では分かりづらい部分もあったかと思いますが、動画EGエクストリームの撮影はリトルマックスパターンの実釣&解説をしてきましたので、詳しくは今月末配信のEGエクストリームをご覧ください。お楽しみに☆

今冬の2大パターンであるウルトラスレッジリトルマックス! ハマる条件は違うので状況次第で釣り分けてもらえたら真冬の爆釣も体験できると思います☆OK☆

ロッド:ヘラクレス HCSC-77MH ストライクマスター77
ライン:バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー:リトルマックス

ガイド予約:大西健太の琵琶湖ガイド「OKガイドサービス」
釣果情報:大西健太OFFICIAL BLOG 「OK Life☆Fishing Diary」


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■ 関連動画

「EG going!」 Vol.27 大西健太
『 大西健太 真冬のウルトラスレッジ編 』
≫動画再生
(再生時間 25:25)


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