2010.03.10 (水)

コンバットクランクで立木を攻略、50up×2!

エバーグリーン・プロスタッフの狐坂隆人(コサカ タカト)です。
昨年から絶好調のコンバットクランク250コンバットクランク320が、またまたやってくれました。2月末の池原ダム、減水・激濁りで厳しい状況のなか、2本の50upをキャッチすることができました。

春先こそがクランクベイトのベストシーズン

前 日の夜にまとまった雨が降った池原ダムは、春先特有の減水・濁りの状況であったものの確実に水温が上昇し、水の中は確実に春へと向かっていました。この春 先こそがクランクベイトのベストシーズンということもあり、濁りを一切気にせず白川筋の実績の高いエリアに向かいました。

しかしながら、コンバットクランク320には反応がありません。その後、下流側の水質がマシなエリアに移動するも反応がない状態。そのうち風が強くなってきたので、風裏を求めて北ワンドに移動しました。

予想通り北ワンドは風も弱く、水温も他のエリアより高い状況でした。「とりあえず初バスを!」と思い、岩盤の間にガレ場という実績あるポイントでダウンショットをキャスト。しっかりと底を取りながら探るとバイトがあり、45cmをキャッチすることが出来ました。


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■ コンバットクランク320の立木クランキングで、この日1本目の50up

これで肩の荷が下り、北ワンドよりも少し風があるであろう本流筋内田ワンドに向かい、本命のコンバットクランク320をセットしたタクティクス・エクスプローラーを手にしました。

毎年のことですが、この時期の池原では立木に絡むエリアにバスが多いことが分かっているのですが、立木に対してどのようなポジション(レンジ)にバスが付いているのかを想定することが大きく釣果を左右します。

白川筋での反応を見る限りではボトム付近にはおらず、立木に付いてサスペンドしていると仮定しました。そのため、岸近くでも比較的水深があり、クランクベ イトを通せる適度な密度の立木がある内田ワンド周辺を選びました。もちろん北ワンドと同様に水温が上昇しやすいエリアであることも考慮したうえです。

キャストしながらボートを進めていくと、小規模な岬のように張り出した岩盤に立木があるポイントに差し掛かりました。張り出し部分の先にある立木群の中にコンバットクランク320をキャストし、その張り出し付近までリトリーブしてきたところで岩陰からバスが現れバイト!

非常にトルクのある引きでしたが、エクスプローラーのパワーを活かしランディング。51cm/2,055gのグッドサイズでした。 その後すぐに別の立木絡みの中層という同様のパターンで、狙い通り43cmを追加することが出来ました。



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■ エリアを移動し、コンバットクランク250にチェンジ

立 木エリアをひと通り流し終えたところで、数日前に良型のバスが多数確認されているという情報もあった前鬼筋に向かいました。前鬼筋は濁りのキツイ状況でし たが、部分的な濁りでは無く広域的な濁りだったため、バスも濁りを避けてそこまで大きく移動するとは考えられないので、バックウォーターの手前でエレキを 下ろしました。

ここではコンバットクランク250をセレクト。バックウォーター付近ではバスは必ず岸に沿って遡上してくることと、濁りのキツイ状況では岸近くにバスがいることが多いため、狙いは岸際になります。激濁りの池原ダム、コンバットクランク320で大爆釣!を見てください)


コンバットクランク320では水深に対して潜りすぎ、逆にコンバットクランク120では急な水深変化に対応出来ないので、この状況ではコンバットクランク250がベストだと考えました。

上流に向かって釣り進んでいくうちに、細いながらも岸際に立木を確認。そこで36cmをキャッチ!この1本で濁りの中にバスがいることを確信しました。そして、バックウォーターに向かってバスが遡上していると仮定し、そのままバックウォーター付近まで釣り上がっていきました。


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■ 今度はコンバットクランク250がハマリ、この日2本目の50up

最上流部まで釣り上がったあと、さらに対岸に移動し、今度は下流に向かって折り返しました。実はベイトフィッシュもバスと同じく下流から上流へ遡上してくるので、下流に向けてキャストする方が、ベイトフィッシュと同じ方向(下流から上流)にルアーを引くことができるので、さらに効果的なのです。

ということで、上流から下流に流しながらコンバットクランク250で岸ギリギリを狙いキャストを続けていると、ちょうどバックウォーターの流れが当たる部 分でバイト!水深がないエリアのため、左右にバスが走り回りましたが、エクスプローラーがしっかりと突進を食い止めてくれました。

また、途中でリアフック1本しか掛かっていないことに気付きましたが、バスザイル・マジックハードRの伸縮性能を活かしルアーを弾かれることなく無事キャッチ!この時期としては大型の56.5cm/2,740gのナイスバスでした。

非常に難しい時期・状況の中で50up2本、40up2本を 含む計5本をキャッチ出来たことを非常にうれしく思っています。今回は立木攻略がキーとなりましたが、コンバットクランク+エクスプローラー+マジック ハードRのタックルバランスがあったからこその結果だと確信しています。今年もこの組み合わせで、さらなる釣果を出したいと思います!

最後に、私の考える立木攻略タックルセレクトを紹介しますので、皆さんもぜひ参考にしてください。

■タックルデータ
ロッド:タクティクス TCSC-71MH エクスプローラー
ライン:バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー:コンバットクランク320(#19プリスポーンダイナマイト)
ルアー:コンバットクランク250(#19プリスポーンダイナマイト)


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《コサカ流、立木クランキングにおけるタックルセレクト術》

●ルアー
コンバットクランク250コンバットクランク320を使い出してから、自分自身明らかに立木狙いの精度が上がっています。

立木エリアにおけるクランキングは、立木と立木の隙間にキッチリとキャストすることが必要です。ここで意識したいのが、自分の通したいコースを狙える位置にきっちりとボートポジションをとること、そこからオーバーヘッドでルアーを真っ直ぐに飛ばすことです。

そこでコンバットクランクの「かっ飛び」性能が非常に重要な要素になってくるのです。飛距離の出せないクランクベイトでは、無理な力を掛けてしまいキャストが安定しませんが、「かっ飛び」のコンバットクランクは、力を抜いたキャストで正確に狙うことも得意なのです。また、多少の風が吹いても、風に負けないスピードで真っすぐに飛んでくれるので、非常にラクです。

●ロッド
タクティクス・エクスプローラーもこの釣りには欠かせない要素の一つです。

皆さんにも、「せっかくいい所にルアーをキャストしたのに、ラインスラックが立木の枝に引っ掛かってしまった」、なんて経験はありませんか?ロングレングスのエクスプローラーならロッドの長さを活かして、大きく左右や上方向にティップを動かしてラインスラックが引っ掛からないように出来るのです。また立木群の中に入って釣りをする場合、取り回しの良いショートグリップが非常に便利です。

●ライン
立木を攻める場合、最も負担が掛かるのがラインです。

バスザイル・マジックハードRは非常に高い耐摩耗性能を持ち得たラインなので、このような状況下でも安心して使用出来ます。しかし、全くキズが付かない訳ではありません。「じゃあ、ダメじゃん!」皆さん、そう思われると思いますが、ここからがマジックハードRのすごいところなのです。

「伸びるのに伸びない」という革命的な性能を持つ、マジックハードRは、強テンション時に伸びる性能によりファイト時の負荷をライン全体に分散させ、傷ついた部分へかかる負荷を極限まで下げ、ラインブレイクを低減させることができるのです。


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