飯田秀明、ヘビーダウンショットの杭撃ちで優勝!

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの飯田秀明です。
真夏の霞ヶ浦水系で行われた2010年 NBC茨城チャプター第3戦で優勝することができました。
しかも先日の小山雅史プロの記事『ヘビーダウンショットのピンスポット撃ちで優勝』とロッド、ライン、リグも一緒! ヘラクレス・フォースグランディス+バスザイル・マジックハードR 10lbにヘビーダウンショットというセッティングでした。
■ ビッグフィッシュと鉄杭を支点に10lbラインで引っ張り合い・・・
本湖は水質の悪化と減水で誰もが「釣れない」と言っていたとおり、スタート後は約8割の選手が下流(北利根~常陸利根)へ。しかし自分は、9月のプロ戦のプリプラを兼ねて本湖へ一直線!北東岸のシャローからチェックしたのですが、アオコと減水でノー感じ。
そこで水深の有る水門周りを高比重のノーシンカーワームで探ると、やっと反応があったのですが約500gとサイズも小さく、後も続かなかったところへ恵みの風!
そこで水が動くエリアにある杭周りをヘビダンで攻めると微かなバイト。鉄杭を支点に10lbラインで引っ張り合いとなってしまい、かなり心配だったのですが1,700gのキッカーを無事キャッチ!
ラインを見るとかなりのキズが入っていて、切れないのが不思議なくらい!!普通なら切れていてもおかしくない状況で耐えてくれたバスザイル・マジックハードRへの信頼をさらに深めることができました。
■ なぜ、杭撃ちにダウンショットなのか
さらにその後、同様の釣り方で900gをキャッチ。またしても10lbラインで鉄杭を支点に引っ張り合いになったのですが無事ランディング。
杭撃ちにダウンショットを選択した理由は、ラインブレイクのリスクをできるだけ減らすため。
今回の魚を獲ったのは、斜めの鉄杭にラインを引っ掛けて、表層から徐々にボトムまでリグを落としこみ、また上げる、という動作を繰り返して口を使わせるという釣り方でした。
テキサスリグではメインラインを引っ掛けて誘うことになるので、魚を掛ける前にもラインに負担が掛かり、どうしてもラインブレイクの心配が・・・
そこで、フックからシンカーまでのリーダー部分を杭に引っ掛けられるダウンショット!
■ フォースグランディスを選択した理由
そしてヘビダン用にロッドはヘラクレス・フォースグランディスを選択。
①:キャストが決まる!
杭周りの魚に余計なプレッシャーをかけないためにも、一発で魚の目の前にリグを届ける必要が有ります。なので、キャストが決まるかどうかはとても重要!軽 くて振り抜けの良いフォースグランディスはピッチング精度が高く、杭撃ち(マンメイドのピン撃ち)には持ってこいです。
②:感度が抜群!
シンカーが杭を落ちていく(または登ってくる)感覚が手に取るようにわかるほどの高感度で微かなバイトも確実に伝えてくれるのも、トーナメンターには助かります。今回が正に、そうでした(汗)
③:パワーが強烈!
シャキッとしているようで、フッキング時には、ロッド全体が曲がって仕事をしてくれるので、確実にフッキングが決まります。次の瞬間、曲がったロッド全体が戻ろうとする力で、一気に杭から魚を引き離してくれるので、鉄杭まわりでも安心して使用できます。
鉄杭越しの引っ張り合いでラインにキズが入っても、魚を獲ることができたこの試合。同じことが2回続いたのでマジックハードRのお蔭としか言い様が無い試合運びだったと思います。
■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-66M フォースグランディス
ライン:バスザイル・マジックハードR 10lb
ルアー:3.5インチワーム
ルアー:5gヘビーダウンショットリグ(リーダー20cm)
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