フェイズ PCSS-65L+ スピットファイア・インプレッション

ワカサギパターンのI字系、ムラッチ刺し、ミドストに。さらにはスモラバ、ネコリグからシャッドまで。琵琶湖、リザーバー、河川、タイプの違うフィールドでの使用感を5人のエバーグリーンプロスタッフがレポートします。
①大西健太(琵琶湖)
ここ近年の琵琶湖のメインパターンの一つとなりつつあるワカサギパターンで大活躍のスピットファイア65L+。ワカサギパターンではミドストやノーシンカー、ネイルリグなど食わせ方はライトですが、食ってくるバスはデカい。ワカサギの群れに付いている個体はウエイトも重く、スイッチが入っている状態で食ってくることが多いのでメチャメチャ走ります。
そんなバス達を相手にするには……ボイルをしている時は正確に投げるべきポイントに瞬時に投げるキャスト精度と、掛けたデカバスをスピニングでもラインブレイクやバラシを防ぎながら浮かせて取り込むパワーが必要になります。
そこで、スピットファイア65L+!
OK的にスピットファイア65L+のもう一つ注目すべきポイント、それはグリップ部のフードの形状。TVSK16というフード(①)と太め長めのナット部EVA(②)により、握った時に手とグリップの隙間がなくなり操作性の向上に繋がるのと、デカバスのランディング時により力が入りしっかり握れます!
釣りビジョンのロケでは、バスエネミースティック3のネイルリグで中層をi字引きで使用してボコボコに釣りましたが、その時も食わしてから違和感を与えずにフッキングに持ち込むことができましたし、スーパーファイトな突っ込みもミスなくキャッチできました!プレッシャーがかかるとすぐに吐いたりする状況下での展開だったので、本当このロッドがあって良かったと思いましたね。
(よかったら釣りビジョンVODの琵琶湖リーグ観てくださいね♪)
それと、i字系プラグ&PEラインで釣る時も非常に使いやすいですね。PEラインだと良く飛ぶしラインブレイクもしにくいのですが、ラインの伸びがなくルアーにダイレクトに力が掛かるため、ワカサギパターンで使うような小型のi字系プラグについている小さいトレブルフックだと伸ばされたりバレたりというミスが起こりやすい。でも、そんな微妙なセッティングでもバラさないのが、柔剛兼ね備えたスピットファイア65L+。


②村田直紀(琵琶湖)
琵琶湖のワカサギパターンを語る上で欠かせないバスエネミースティックのムラッチ刺し。そのキモは小刻みハイピッチシェイクなのですが、スピットファイアはまさにそのためにつくったと言ってもいいロッド。
ピッタリフィットし力まずシェイクできるグリップ形状と、柔軟なティップから徐々に張りを増していくベリー~バットの絶妙なバランスのおかげで、手首への負担も少なく、誰でも簡単にティップを高速で震わせてアクションすることができます。
ムラッチ刺しの他には、ミドストにも使用できます。その場合、ミドストの定番ドリフトマスター64ULのブランク全体の反動を使ってシェイクするのとは少し違い、ティップを使ったシャープで振り幅の狭いアクションが得意技。ドリフトマスターとスピットファイア、アクションの違いで攻めの幅が広がり、獲れる魚の数も増えるので嬉しいですね。

ー お問い合わせ ー
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Mail : muracchhiiii@gmail.com
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③岡田安弘(琵琶湖)
今や琵琶湖で定番になりつつあるワカサギパターンですが、琵琶湖の異常に走るデカバス相手に4〜5lbラインにULクラスのロッドでは、ウィードに潜られたりラインブレイクしたりと、口を使わせても獲れないこともしばしば……しかし、スピットファイア65L+の登場で、攻めのバリエーションがアップしました。
その65L+というスペックからオールマイティに使用できるのはもちろんのこと、僕の場合は、特に水面とウィードトップとの隙間が狭いエリアで、小刻みな素早いピッチでシェイクしながらのミドストに使用。ソフトでありながらも柔らかすぎないティップと、指先から手の中心部を沿わせやすく遊びが生じないグリップ形状は、小刻みなハイピッチシェイキングにうってつけです。
そして、遊びがないグリップは、フッキング~ファイトにおいてもしっかり機能。ウィードに突進するバスに対しても、手元でがっちり支えてロッド全体のパワーを引き出し、相手に主導権を与えずランディングに持ち込むことができるため、ワカサギパターンでのキャッチ率は大幅にアップしました。今まで悔しい思いをしてきたアングラーに、ぜひオススメです!

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④中谷大智(リザーバー)
ベリーからバットまでは筋肉質で、ティップはソフトな仕上り。ファストテーパーの様な繊細な操作感ながら、いざ曲げてみるとブランク全体が美しく曲がる。ビッグバスの急な突っ込みにもロッド全体で支えてくれるので安心感があり、少々ドラグセッティングをミスしていても、しなやかな追従性でラインブレイクや口切れを防いでくれる……スピットファイアはそんな印象のロッド。
ボート、オカッパリ問わずリザーバー釣行がメインの私にとって、使用頻度の高い釣りの一つがシャッドプラグのストレートリトリーブ。高活性時はなんの問題もないのですが、ハイプレッシャーレイクやタフコンディションの場合、小さなトレブルフックを用いたシャッドはミスバイトが発生することも意外に多いのが悩みでした。なので今は、ルアーにじゃれつく様なバイトを絡めとってくれるソフトティップ、浅掛かりでもバラシを防ぐしなやかなベンドカーブで、確実にキャッチにまで持ち込めるスピットファイアを重宝しています。
ソフトなティップはワームフィッシングにも最適で、ネコリグやダウンショットはもちろん、6.5ftというレングスと筋肉質なブランクは、遠投して使うキャロライナリグや高比重ワームのノーシンカーリグなどにもGOOD。PEラインを使えば虫系やライトなパワーフィネスまでこなせるバーサタイル性も魅力ですね。
⑤神薗海人(河川)
私のホームグラウンド遠賀川ではなくてはならないロッド、スピットファイア65L+。筋肉質でしなやかに曲がるブランクで、特にオカッパリでメインとなるスモラバやネコリグ、シャッド等の軽いルアーを遠投できる気持ち良いキャストフィールは投げているだけでも最高ですね。
そしてしなやかなティップ。ゴロタやハードボトムでは半スタック状態を維持して1点で誘い続けハングオフをさせてリアクションを狙ったり、トゥイッチングやシェイキングリトリーブ等の中層の釣りでもノー感じにならず敏感な操作ができます。また、あえて軽量化と反対方向にセッティングされた厚みのあるグリップ形状も超実戦的。手の中でガタつくことがないため格段に軽い操作性で、繊細な誘いを補助してくれます。


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