バスフィッシング at 大阪 レポート
2023年7月2日(日)「超接近型」インドアイベント “エバーグリーンフェスト バスフィッシング at 大阪”を開催。当日は大阪近郊のみならず遠方からも、熱心なファンのみなさまにお集まりいただきました。
<参加スタッフ>
菊元 俊文
島田 一也
大西 健太
吉川 永遠
志達 海輝
福留 昇
ダイメタル
ゲストMC
石井館長
プロスタッフトークショー
トークショー① 菊元 俊文 ・ 大西 健太 ・ 島田 一也
午前の部はエバーグリーンプロスタッフ・トークショーからスタート。個性あふれる3名の掛け合いから繰り出される予測不能な展開はライブならでは。単なる製品やテクニックの紹介ではなく、様々なエピソードを交えたトークで、参加者のみなさまにとって、より心に響く内容となったのではないでしょうか。
ここでは、ご自身の釣りのステップアップに役立てていただけそうな内容を一部ピックアップしてご紹介いたします。当日ご参加いただけなかったみなさまも、ぜひご覧ください。
※トークショーの内容を一部抜粋・要約しています。
菊元:「ビッグベイトでどうやったら釣れますか?」という質問に対しては、「とにかく投げ続けなさい」というアドバイスが多いと思うけど、わけもわからずただ投げ続けるのはしんどいよね。投げ続けていても、実際はビッグベイトで釣れるタイミングは1日の中でも一瞬だったりすることが多い。その時にミスキャスト……は許されない。1投ですべてが決まってしまう。
その一瞬のチャンスを逃さないために、ビッグベイトで釣りたい人がまずやるべきこと……それは、ビッグベイトを思ったところに正確に投げられるようになること!そしてビッグベイトのキャストが上手くなるためには「ビッグベイトに適したタックルを使って、投げ続けるしかない」ということなんです。
大西:近年の琵琶湖ではゆっくり巻いたら喰わないバスが増えましたね。このイベント直前のガイドで、お客さんがジャングルウォーカーで62cmを釣ったんですけど、そんなデカバスに見切らせずにバイトさせるためにこのスピナーベイトは速巻きを意識してつくりました。でも「速巻き」と聞くと、キャストして着水したらすぐに猛スピードでリトリーブする人がいるけど、そうじゃないんです。
ジャングルウォーカーの場合は、手元でしっかり振動を感じることを意識して、それが一番感じられる速さで巻くと自然と良い感じの速巻きになります!ちなみに僕が使っているロッドは、フェイズのワイルドシューター70MHR。レギュラーテーパーでティップが太いので、ティップが大きく揺れてくれて振動を感じやすいですし、ウィードに突っ込んでも刺さりすぎず軽くかわしてくれるので、タフな状況でバイトを誘発しやすいですね!
島田:意外と知られていないけど、スピナーベイトって池原ダムでも凄く釣れる。特に速巻きを意識したジャングルウォーカーは絶対にオススメ。釣り方・使い方はバラムと同じイメージで。バンクに当てるくらいキワキワに投げて、というかバンクにガンガンブチ当てるくらいに投げて、ショアラインにこすりつけるようにグリグリ超速巻きやね。
バラムをバンクに当ててしまうと重さで破損してまうけど、ジャングルウォーカーならそんなに破損を気にせずビタビタに攻められるんで財布にもやさしいし(笑)、岩や立木の間も気にせずガチャガチャガチャッと引けるから、結果釣れる!今週、自分の手元にもちょうど製品が届いたので、雨の後で釣れそうだし、本当は今日池原に行こうと思っていたんだけどなぁ(笑)
トークショー② 吉川 永遠 ・ 志達 海輝 ・ 石井館長
MCを務める石井館長が鋭く切り込み、JB TOP50参戦中の若手トーナメントアングラー吉川永遠、志達海輝の2人からシークレットを聞き出すトークショー第2部では、超マニアックな回答が連発。その中から、知っているだけでもバスフィッシングが上達すること間違いなし、トッププロの思考回路の一部を特別に公開します。
※トークショーの内容を一部抜粋・要約しています。
石井館長:岸を向いている見えバスと違って、岸から離れて泳いでいる見えバスは難しいけど、永遠はどうやって釣っているの?
吉川:喰わせやすいのはボウワームヌードルのノーシンカーですね。「細くて弱々しいので捕食しやすい」けど「長くてボリュームがあるので栄養価が高い」バスにとって理想的なエサなので。ですが、よくある、ルアーを一旦岸に乗せてから落とすテクニックでは、岸から離れて泳ぐ魚を寄せるにはヌードルだと少し弱い。なので、バスが泳ぐルート上にルアーを入れます。そしてボトムまでフォール。
ここで重要なのが、ルアーがボトムに到達するまで、バスがルアーの存在に気付かない位置まで離してキャストすること。そこから、バスが近づいてきたら、極々弱く動かすと気付いて喰ってくれます。この釣り方のキモは、「バスがルアーを見下ろすようにさせること」なんです!バスの目の構造上、上側は視界が広く、見上げた時はいろいろなモノが見えて気が散ってしまうのですが、下側は視界が狭くルアーだけに意識を集中させることができるから、弱々しい喰わせやすいルアーで釣れるんです。
石井館長:ワームのカラーってたくさんありすぎてどれを選べばいいか迷う人が多いと思うけど、釣れるカラーを海輝はどうやって選んでいるの?
志達:例えば、これからの時期はアユがメインベイトになるフィールドって多いと思いますが、アユを追いかけているバスを狙う時に意識していることがあります。それは、ワームの背中のカラーです!みなさんアユボイルってあまり見ないと思うんですけど、ワカサギやケタバスなんかの場合は、上に逃げて水面まで追われてバシャバシャやっているシーンを見かけますが、そんなベイトフィッシュと違って、アユはバスに追われたときに下方向に逃げるんです。
そうするとバスはアユの背中側を見ながら追いかけることになります。だから、アユがベイトフィッシュとなる時期には、僕はワームの背中の色を重視してカラーを選んでいます。アユカラーといっても各社いろいろありますけど、エバーグリーンワームのアユカラーは背中の色までよく考えられていますね。細かく言えばそのフィールドのアユの背中の色(例えば津風呂湖は緑系、琵琶湖は青っぽい)に合わせるとなお良しです。
ランチタイム
プロスタッフトークショー後は、お楽しみのランチタイム。
各々が自由に動きまわる午後からのフリータイムに備えてランチはボリューム満点のお好み焼き・鉄板焼き「さざれ」特製弁当。大阪の味を堪能していただきました。
お好み焼き・鉄板焼き「さざれ」
住所:大阪府大阪市浪速区桜川2-2-23
TEL:06-6561-8817
フリータイム
製品&プロト展示 ・ ファン交流 ・ アウトレット販売
午後からは自由に展示製品を見ながらプロスタッフと交流できるフリータイム。プロスタッフから直接製品の説明を聞いたり、個別にテクニック指導を受けたりと、超接近型イベントならではの熱い時間となりました。
スーパースタリオンGT3RS(インスピラーレ)、ビースティンガーエクストリーム、スパイダースピン(以上セルペンティ)、スカイソード、ハイド アンド シーク(以上オライオン)、マスターアーチャー56(フェイズ)……ロッドは、発売前の新製品を一挙に展示。
さらに、開発テスト中のオライオン、ベイトモデル5本、スピニングモデル2本を初公開。菊元プロが実際に使用しているリールとルアーをセッティングした状態で展示することで、実戦に近い感覚でそれぞれのロッドの特徴を掴んでいただけたと思います。
ルアーでは、新製品のジャングルウォーカールーシーを始め、フィッシングショー未発表のプロトルアーも展示。その他、アパレル製品のアウトレット販売も行いました。
デコイブース
新製品の展示やWEB限定品の先行販売が好評のデコイブース。聞く、見る、食べる、買う、に加えて実際に手を動かしてリグ作りを体験しただけるハンドメイドリグ作成コーナーも大盛況。
宇治川リグやGo Downリグのような最新のリグをEGワームとDECOYフック&シンカーで作成、お持ち帰りいただきました。中には菊元プロから直接アドバイスをもらいながらチャレンジする参加者の方もいらっしゃいました。
ゼクーブース
ゼクーブースでは、多くの試着用偏光サングラスを準備。スタッフからアドバイスをもらいながら、数十パターンのフレーム&レンズの組み合わせから気になる製品を試着する参加者の方で賑わいました。
また、ご愛用の偏光サングラスをお持ちいただき、釣行時のアクティブな使用で発生するズレや十人十色のお顔の形に合わせて、フィッティング&メンテナンスを受けていただけるのもうれしいサービスでした。
抽選会・ジャンケン大会
イベントのラストを飾ったのは、恒例の抽選会&ジャンケン大会。
参加プロスタッフの使用していたロッドやルアー、トーナメントシャツを賭けて白熱のジャンケンバトルが繰り広げられました。
最後に参加者のみなさまとプロスタッフで記念撮影。
これにて“エバーグリーンフェスト バスフィッシング at 大阪”は一旦終了となりましたが、その後も多くの参加者に残っていただき、会場の閉館時間ギリギリまで展示品のチェックやプロスタッフとの交流を楽しんでいただきました。
イベントを盛り上げていただいた参加者のみなさま、本当にありがとうございました。またお会いできることを楽しみにしております。
会場スペースに限りがあり、今回はご参加いただけなかったみなさまにも、またの機会がございましたらぜひよろしくお願いいたします。
ここでは紹介しきれなかったイベント当日の様子を
フォトギャラリーにまとめました。
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2022年に開催したエバーグリーンフェストの様子はコチラからどうぞ。
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