7ヶ月ぶりの池原ダム。

濁ってはいたものの毎年のようにこの時期には濁りが入るので、あまり気にはしていませんでしたが、どちらかというと、「前週には積雪、数日前や前日には雨」と言う目まぐるしい天候の変化がバスにどう影響を与えているかが気になっていました。

特に前日は気温が少し低い中での降雨だったので、湖に雨水が流入した場合、底付近には冷たい水の層が形成されると考え、それを避けようとバスは少し湖底から浮いていると想定しました。

■ 40upをキャッチしたものの・・・

そこで、この時期いつもならコンバットクランク320をチョイスするのですがコンバットクランク250をチョイス。ボトムから少し浮いたバス狙いで、岸から少し離れたところにルアーをキャストして岸と並行に速めのリトリーブでチェックしていきました。

しかし、予測に対してバスの反応は無いまま時間が過ぎていきます。午前中は場所によっては風が強いエリアがあり、カッ飛びのコンバットクランクでさえキャストした軌道を曲げられるほど。

そんな中投げ続けていると、風にあおられ岸ギリギリにルアーが着水してしまいました。

特に気にせずリトリーブを開始すると急にラインが走り出し、フォースグランディス7がガンネルに当たる寸前まで絞り込まれました。クラッチを切って対処したのは、今年の初バスとなる45.5cmのグッドサイズ。

自分が予想していたより浅いレンジ（岸寄り）でのバイトだったのです。そこでシャローにバスが差してきていると考えコンバットクランク180にチェンジし、岸ギリギリにキャストする作戦に・・・

■ ちょっとしたヒントから釣り方を修正すると・・・

しかし、なかなかバイトは続きません。そのままボートを流していると薄っすら見える湖底にバスを発見。バスは50cmほどの岩の間に身を潜めベッタリとくっついていたのですが、このバスが自分の釣り方に間違いがあることを気付かせてくれたのです！

「リトリーブスピードが速すぎる！」

クランクベイトを速いスピードで岩に接触させることでイレギュラーダートさせ、サスペンドするバスのスイッチを入れるのが狙いだったのですが、バスは岩にベッタリとくっついているので、それだとクランクベイトが岩に当たったとき岩から離れすぎてしまうと考えました。

そこで、コンバットクランク180が湖底に接触したと感じた時にリトリーブスピードを緩めるようにしてみました。リトリーブスピードを緩めれば岩にヒットする衝撃を抑えボトムの岩をタイトにトレースすることができます。

この釣り方で岩場のエリアを流していくと、狙い通り1本目と同じく岸よりの比較的浅い場所でバイトがあり、この日2本目の40upを獲ることができました。

■ さらに条件を絞込んでいくと・・・

しかし、その後は風も弱まり、太陽光が強くなり全く反応がなくなってしまいました。

私の経験上、クランクベイトには不向きな状況と判断し、ディープの実績エリアをダウンショットで探るものの無反応。次に、ウルトラスレッジがセットしてあるブラックレギウスに持ち替え、昨年から考えていたシャッドプラグのミドストを試してみると10投もしないうちにバイトがあったのですが小バス。

そうこうしていると少し太陽の光が和らいできたので、再度クランクベイトに持ち替えることに。

とはいえまだ太陽光が少し強いと考え、バスが太陽光を避けれそうな少し急深なエリアをチェック。同時に急深なエリアの水深に合わせるために今度はコンバットクランク320がセットしてあるEGスイミングにチェンジしました。

そして、先ほどと同じ様にボトム、カバーへのコンタクトと同時にリトリーブを緩めるようにしているとベリーからロッドが曲がりました。数回のジャンプをかわしランディングしたのはこの日3本目の40up！

ロッド：ヘラクレス HCSC-72MＨ EGスイミング
ライン：バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー：コンバットクランク320（#19 プリスポーンダイナマイト）