2014.06.26 (木)

豊西和典 夏のライトゲームの新定番 チヌゲームの魅力!

こんにちは。エバーグリーンライトゲーム・プロスタッフの豊西和典です。

「豊西さん、チヌ、釣ったことありますぅ?」という取材依頼の質問に、「勘違い」「思い違い」で答えてしまったことから、私のチヌゲームは始まりました。

元々は、磯釣りにガッツリとハマっていた私。当然のことながらチヌを釣ったことはあります。はずみで、「釣ったことがある!」と答えてしまったものの、ルアーでのチヌゲームの経験は皆無……右も左もわからずいると、若い仲間達が「チヌゲーム、教えるから一緒にやりましょ!!」と半ば強制的に連れ出してくれました。

開始早々、彼らはジグヘッドリグを使ってこなれた様子でチヌを釣り上げていきます。ところが要領を得ていない私にはアタリすらありません。仲間にコツを聞いても「投げて巻くだけ」の一言。フィールドに立てば、アングラーは自分のことで精一杯……冷たいものです。

しかし、現場で悔しい思いをすると見えてくるものがあります。ボトムコンタクトということを意識していなかった私は、その重要な要素を見落としていたことに気付きました。そうして要領を得てくると、頻繁にアタリが出始め楽しさと余裕も感じられてきます。

メバルやアジに比べると明確なチヌのアタリ、その反面、意外とシビアなアワセのタイミングに悩まされつつも試行錯誤を繰り返し、ついに初めてキッチリとフッキングさせることに成功! ランディングした時には、思わずガッツポーズしてしまいました。

サイズはまずまずといったところでしたが、パワフルな引きのチヌ。それも、「釣れた」ではなく、「釣った」という感覚でランディングした1匹には、サイズにかかわらず深い思いがあるものです。


ページトップ

■ ライトゲームからのアプローチでもっと楽しいチヌゲーム!

そんなこんなでチヌゲームの世界に足を踏み入れた私。それからというもの、フィールドに通いながらチヌゲームを探求する日々を送っています。

私のチヌゲームのスタイルは、得意分野であるライトゲームからのアプローチを前提としたものです。ロッドはソルティセンセーションシリーズPSSS-73T ワイドレシーバーに、メインラインはPE0.4号。リーダーはフロロの5lbから6lbと細くし、ジグヘッドはライトゲーム用のファインワイヤー&3.5gまでのウエイトのもの。ワームも一口サイズの2インチのものを多用します。



上記のようなライトゲームタックルを使用することで、チヌが食い込みやすい軽量でコンパクトなリグを扱うことができますし、釣り自体も自然と繊細になるので確実により多くのアタリをとれるようになります。

また、アワセのタイミングも、高感度なライトゲームロッドならより的確に変化を感じとりキッチリとアワセていくことができるので、「釣った」という感覚もひとしお。チヌとの駆け引きをあますことなく楽しめます。

釣り方の基本は、ボトムコンタクトを意識しながら「投げて巻くだけ」という簡単なもの。とはいえ、メバルやアジにも有効なステイや、シェイキングを加えながらのリフト&フォールでスイッチが入ることもあります。私自身、いろいろと思いつくことを試しながら、自分なりのチヌ釣りパターンを発見すべく奮闘しているところです。

これからの初夏から秋口にかけてはチヌゲームの最盛期! チヌが浅場で積極的に甲殻類などを捕食するシーズンなので、ルアーへの反応もすこぶる良く、チヌゲームデビューにはもってこいです。皆さんも今年の夏はチヌゲーム始めてみませんか?楽しいライトゲームの世界がまた一つ広がりますよ。

■タックルデータ
ロッド:ソルティセンセーション PSSS-73T ワイドレシーバー
ライン:PE0.4号
リーダー:バスザイル・マジックハードR 5lb、6lb
リグ:ジグヘッドリグ

ページトップ

関連記事