2009.10.08 (木)

椎谷勝義が年間優勝達成!切り札はキャスティングジグ

エバーグリーン・プロスタッフの椎谷勝義(シイヤ カツヨシ)です。
9/20に千葉県亀山ダムで行われたSINZANKAI オープントーナメント第8戦(最終戦)の模様をレポートします。シリーズランキング暫定1位で望んだ今大会でしたので、是が非でも上位にくい込みたい試合でした。

■ 強風による荒天 まずは実績の高いハンプを狙う

台風14号の接近で北よりの強風が大会2日前から吹き始め、冷たい空気が入り込み気 温と共に水温も低下。水位はほぼ満水。早朝の水温は、2週間前に比べ2℃ほど低下し21℃くらい。軽いターンオーバーを起こしている様子で、本湖ではクリ アながらも水中には浮遊物が漂っている状態でした。

5:30にスタート。早速キャスティングジグ3/8ozで、実績の高いハンプを狙ってみましたがノーバイト。40オーバーを連発した前回のレポート時とは状況が変化していました。ターンオーバーが懸念される本湖は後回しにして笹川の上流エリアに向かい、ひとまずリミットメイクを最優先させるプランを実行しました。


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■ 上流へ そしてグッドサイズ

上流への移動途中、バンク沿いの立ち木にバックスライド系ワームのネイルリグを フォールさせながら様子を見ていた所、笹川中流の小規模な沢の前にある立木で明確なバイト。しかし喰い込みが浅いのかフックUPには至りませんでした。 ボートポジションをしっかりと決め、同リグで再アプローチ。すぐに不明確なバイトらしき感触が伝わって来るがすぐにはアワせず、一呼吸置き少し喰い込ませ てからフッキング。タイラントの「喰わせのティップ」に助けられグッドサイズをキャッチ出来ました。

さらに上流へ進み、インレットからのサンドバーが始まるエリアで4m前後のボトムで魚探に反応が出ました。キャロナイナリグを投入し、トゥイッチ気味に速いアクションをさせて1本追加。この時点で6:15。


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■ 暫定1位は厳しいのか? 台風遠ざかるも次は日差しが厳しくなり・・・

この周辺ではバイトが続かなかったため、すぐに本命視していたサンドバーのシャローフラットエリアに移動。しかし水温の低下や強風の影響からか、様々なリグを用いてアプローチしても1本も追加できない状態が続きました。

時間の経過に伴い昼前には台風が遠ざかり始め、風は弱まる反面、日差しが強まるなど 厳しい展開に。結局1本も追加できないまま帰着時間が迫り、もう後がない状態でスタート地点の本湖周辺まで戻りました。が、やはり本湖は釣れていない様 子。ラストチャンスに朝一番に入ったハンプに入り直してみました。


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■ すべてを賭けキャスティングジグのウエイトをチェンジ

昼前に上流域で数少ないバイトを得られたのがキャスティングジグでしたが、喰い込ませられなかったためキャスティングジグのウエイトを3/8ozから1/4ozにチェンジし、より丁寧にハンプを探り直してみました。すると数時間ぶりのバイト。ギリギリ時間内にリミットメイクする事が出来ました。

スモールワームへとルアーのボリュームを落とすことなく、ラバージグのシルエットを保ったまま、より喰い込ませやすいライトウエイトにチェンジできたことが、結果的に厳しい状況下でのラスト1本のキャッチに繋がりました。


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■ 亀山ダム攻略の絶対ツール・キャスティングジグ これが無かったら…

今大会がSINZANKAIシリーズの最終戦となり、88組91名の参加中 8位の結果で大会を終えました。これで2009年の総合順位では1位となり、念願のシリーズ年間優勝を獲得することができました。大会までの3週間の内に3個の台風が接近した事で季節の進行が非常に早く、魚の動きを把握するのがかなり難しい状況でしたが、ベイトタックル主導にして「食い気のあるバス」を広く探る事が、最終的に良い結果に繋がったと思います。

そして最後の最後には、極限に切羽詰った状態でも自信を持って投入できるキャスティ ングジグがあってこその結果だと思います。キャスティングジグは私の亀山ダム攻略に欠かす事が出来ない必須アイテムです。もし最後の1匹が無かったら僅か 1ポイント差で逆転され、年間順位は2位に転落していたのですから・・・

■タックルデータ
ロッド : タクティクス TCSC-69H タイラント
ライン : バスザイルマジックハードEX 16lb
ルアー : ファットイカ(3/63ozネイルリグ)

ロッド : ベイト 68H
ライン : バスザイルマジックハードEX 14lb
ルアー : キャスティングジグ1/4oz(#01ブラック)
ルアー : +ZBCスーパーチャンク


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