「超超超スローなズル引き」

C.C.ラウンドの超超超スローなボトムズル引き！

これは、以前このコーナーの『ウロウロ泳ぐバスをC.C.ラウンドで攻略』でも紹介した、春のナーバスなプリスポーンバスに口を使わせる究極のテクニックです。

しかし、「超超超スローなズル引き」は、『福島健、JBトップ50第3戦・3位入賞報告』で紹介したように「夏のキャロライナリグ」でも結果を出しています。

そして冒頭の、晩秋ターンオーバーの青野ダムでの結果。さらに、これから水温がまだまだ下がっていく冬のフィールドなど、1年中、特にハイプレッシャー＆タフコンディション下で威力を発揮する、僕自身の究極のトーナメントテクニックが「超超超スローなズル引き」なのです。

■ C.C.ラウンド1つで「素早いサーチ」から「究極の食わせ技」へ

僕はC.C.ラウンド・ウィードレスの1/4ozを多用するのですが、なぜかと言うとこれ1つで様々な状況をカバーすることができるからです。ガード付きのラウンドヘッドタイプのラバージグは、ボトムのズル引きの他にも、これも以前紹介した『C.C.ラウンドでカバー撃ち』のようなカバー撃ちにも威力を発揮してくれます。

特にぶっつけ本番の取材では、まず広いエリアをテンポ良く流して魚を探していく必要があります。なので、次から次に目の前に現れるポイントに、すばやく対応できるルアーが必要になるのです。そのとき、C.C.ラウンド・ウィードレスを1本リグっておけば、ブッシュ、立木、杭、ウィード、バンク、フラット、ブレイク、オダ、岩盤、ガレ場等々、どんなエリアでもこれ1つでテンポ良く、ガンガン「サーチ」できるのです。

そして、「ここ！」というポイントを見つけたときには、「究極の食わせ技」にすばやくチェンジして対応することもできます。その究極の技というのが超超超スローなズル引きなのです。いちいちルアーを結びかえることなく、「サーチ」から「食わせ」へと切り替えができるので集中力が途切れません。

特に、これからの時期は、魚の活性が下がり、食いが渋くなってきます。なので、水温の安定するボトムの変化（ブレイク、岩、オダ等）をじっくり探るパターンが有効になります。すばやくサーチしてボトムの変化を見つけてからが勝負、超超超スローなズル引きの開始です。

■ 狙いのポイントを通り過ぎてからが勝負

この際、最大の注意点は、ラインを常にたるんだ状態をキープしながら、ラインの重みでルアー動かすことです。（詳しいロッドアクションの仕方は『ウロウロ泳ぐバスをC.C.ラウンドで攻略』をご覧ください）

常にボトムを感じながらルアーを浮かせないように注意してズル引きして、岩、枝などの変化をタイトに狙うようにします。そしてルアーがその変化を通り過ぎたらすぐにピックアップして次のキャストへ・・・・・・と思われる方が多いかもしれませんが

僕が思うに、そこからが勝負！

岩や枝を越えてからも、しばらく我慢して超超超スローにズル引きを続けてみてください。バスはその変化に必ずいる、でも食わないという状態。

そこで、バスは逃げるものを追いかけるという習性があるのでそれを利用するのです。岩、枝などから遠ざかっていくルアーを、ついつい追いかけてしまうのがバス。

ただ、あまりに速く動くものには追いかける気力を失くしてしまうのですが、この超超超スローなズル引きは違います。

非常に単純そうなテクニックなのですが、（実際やってみるとわかると思いますが）メンタル面のコントロールも必要な、奥が深いテクニックと言えると思います。でも本当にこれができるようになると、今まで獲れなかった魚が獲れるようになります。ぜひトライしてみてください。

■ 何を投げるか迷ったら C.C.ラウンド・ウィードレス1/4oz

C.C.ラウンド・ウィードレスのウエイトは、まずは1/4ozを使ってもらえれば間違いないと思います。カ ラーはトレーラーのワームとのマッチングを考えて選んでください。僕は、そういう意味でシリコンラバーのものを使うことが多いです。また、簡単チューニン グとしてガードを広げて真ん中をあけて使っています。このようにすることで根掛かりが減ると同時にフッキングがよくなります。

僕が思うにバスが大好きなサイズ＆シルエット。カバー撃ち、ボトムズル引き、サーチ、食わせと様々な使い方ができるのがC.C.ラウンド・ウィードレス。これを1つリグっておけば、どのような状況にも対応することができます。みなさんも何を投げるか迷ったら、まずC.C.ラウンド・ウィードレス1/4ozを投げてみてください！

■タックルデータ
ロッド：ヘラクレス HCSC-66M フォースグランディス
ライン：バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー：C.C.ラウンド・ウィードレス（シリコンラバーモデル）