2018.04.19 (木)

石川秀夫 NBCチャプター愛媛 第1戦 野村ダム 優勝! プリスポーンのメス狙いにツインテールリンガーのヘビダンがドハマり

こんにちは。エバーグリーンフィールドスタッフの石川秀夫です。

3月25日に愛媛県の野村ダムで開催されたNBCチャプター愛媛 第1戦で優勝することができました。試合当日の状況や、タックルについて解説します。

湖の状況

今冬の野村ダム周辺地域は例年にない寒波に見舞われ、積雪は40cm、下流域の最低水温が3.5度を記録し、上流域は凍るほどの冷たさでした。

また、大会開催前の3月19日~21日には冷たい雨が降り続き、22日の時点で水色はカフェオレ状態。水位は通常水位を1m以上も上回る状態でした。

そして、24日に行った前日プラクティスでは、満水から50cmほど低い水位にまで下がっており、水色はいつものステインに戻っていて、ここ数日間で非常に多くの水が入れ替わったと想像できました。


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前日プラクティス 本命のシャローカバーが不発 

この時期の野村ダムは水位が満水付近であることがほとんどのため、シャローカバーの攻略がカギとなることが多いです。そこで、前日プラクティスでは主にシャローカバーをテキサスリグで撃ちましたが、思うようにバイトが取れず……周りの選手の様子も観察しつつ、「少しレンジが下かな。しかもメスは浮いているだろう。」と考えました。

明日の試合当日は、釣り方を大きく変えないといけない場合もあると想定し、ミドルレンジでプリのメスを狙うタックルを組み、プラクティスを終えました。

また、ダムの放水は続いていて、一日で20cmほどは減水しているようでした。


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試合当日 ミドルレンジの浮くプリメスに狙いをシフト

ほぼ最終フライトからのスタート。まずはシャローをチェックしましたが、昨日と同じくノーバイト。

ここで、シャロー狙いから釣り方を大きくチェンジ。レンジは、2.5~4mまでのミドルレンジで、プリのバスが差してくるディープの隣接している場所を狙うことに。最下流域にある国土交通省のスロープ沖に移動。

そこに隣接しているブレイクのショルダーを、ツインテールリンガー 4.7インチのヘビダンで狙いました。このポイントは風の当たるエリアで、手返しの良さと春の突風も意識してシンカーのウェイトは7gを選択。また、浮いているメス狙いのため、リーダーは少し長めの40cmに設定。

狙ったポイントへカーブフォールさせ、着底後、ピッピッピッとアクション&フォール。答えはすぐに返ってきて、移動して3投目に1,500gを釣り、その後は500gを追加することに成功しました。

これで、「狙いは合っている」と確信。同じようなエリアをランガンし、その後もツインテールリンガーのヘビダンのみで800gと1,600gを追加して帰着。結果は、総合トータル3,908gでブッチギリの優勝でした。


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試合を終えて

前日プラクティスでシャローでバイトが取れなかったことから、当日にミドルレンジのプリ狙いに釣り方を大きくシフトしたことが勝因となりました。

「早春」「減水」「ミドルレンジ」のキーワードで、使用したロッドからリグまですべてがハマっていて、バイトがない時間帯も自信をもってキャストし続けることができました。

初戦のスタートダッシュを活かせるように、今年はいつも以上に気合を入れて練習したいと思います。

野村ダム・別名「朝霧湖」は近隣地域の方々のバスフィッシングへの理解も深く、トーナメントに対しても多大なご尽力をいただいています。この大切な愛媛のフィールドで優勝できたことも心から嬉しく感じています。
■タックルデータ
[ロッド]ヘラクレス HCSC-65ML+PLUS メタルウィップ
[ライン]バスザイル・マジックハードR 12lb
[ルアー]ツインテールリンガー 4.7インチ ヘビーダウンショット 7gシンカー

■関連サイト:JB日本バスプロ協会・NBC日本バスクラブ公式サイト


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