佐藤順一
タフな琵琶湖で好反応、クローワーム・テキサスリグ

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフ、リブレバスクラブ・プロガイドの佐藤順一です。
私の場合、琵琶湖でスポーニング絡みのバスを狙う際(4月中旬~7月いっぱい)、テキサスリグを多用しますが、今年は特にクロー系への反応がいい感じです。
今年の琵琶湖は去年に比べるとタフなシーズンになっています。
その原因は、ゴールデンウィークから引きずっている、天気が良くても朝晩が肌寒いという気温の低さにともなう水温の低さと水の循環の悪さ、そして去年に引き続きウィードが少ない(ここ最近はかなり生えてきていますけど・・・)など。他にもいろんな要因が考えられますが、「例年ならこんな感じ・・・」という釣りが通用し難くなっています。
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例年で言えば私の場合、4月中旬~7月いっぱいにスポーニング絡みのバスを狙う場合テキサスリグを多用しますが、ワームを「大」「小」2種類用意しています。
■ ワーム「大」
5~6インチクラスのバルキーな物や8インチクラスのロングワーム、また、テキサスリグではありませんがラバージグ、などを大型の雌狙いで使用。(キッカーバグ4.5インチやボウワーム8インチ、キャスティングジグシリコンラバーモデル+キッカーバグ3.5インチの組み合わせ等・・・)
■ ワーム「小」
4インチクラスのワームや細身のワームなどで、スポーン~ポストスポーンのタフなバスを狙うためのフォロー的な使い方をします。(キッカーバグ3.5インチ、ボウワーム6インチ等もろもろ・・・)
ということから最近良く釣れているのが、ダブルモーション3.6インチとキッカーバグ3.5インチの2つのクロー系ワームです。タフな状況の中のガイドでも幾度となく救われており、60アップも出ています!
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ガイドゲストの山口さん(左)、軸屋さん(中)、松本さん(右)。ダブルモーション3.6&キッカーバグ3.5で50upをキャッチ! |
基本的な使い方は、ウィードを切りながらボトムバンピングで引いてくるというものです。ここで注意したい点は動かしすぎないこと! 大雑把に引いてくるとバスは追って来ないケースが多々有るので、小刻みなアクションでポーズをしっかり入れてじっくり引くことが重要です。
この2つのワームの使い分けですが、この両者を見比べると長さ的にはそんなに変わらないと思うのですが、その差はバルキー度にあります。ほんの1ミリ、2ミリ程度の差ですが、この差が大きく作用するので、うかつに出来ないポイントです!
実際、ダブルモーション3.6インチの方が若干厚みがあるので、今年のタフな状況から考えて「大」的な使い方で雌の大物狙いにも使用しています。また、その厚みからカバーの中でもフックのズレが少ないという特徴もあるので、エビ藻のパッチ狙いで中に入れて使う場合に多用しています。
逆に、キッカーバグ3.5インチは厚みがなくフッキングもいいので、「小」的な使い方でよりタフな状況に使用しています。さらに、ワームの針については、できるだけクローの頭部の先端近くにポイントが出るサイズを使う方がミスバイトが減ります。
シンカーは5~10gを多用しますが、その使い分けは、ウィードが濃いほど軽く(シンカーが重いほどウィードにスタックしやすく、ウィードを切りにくくなるため)、そして、水深があるところやしっかり底を取りたいという時、また、ウィードやカバーの中に入れたい時は重くという感じです。
シンカーはペグ止め、ビーズなど一切いりません! ボトムバンピングがメインとはいえ、やはりキャスト後のフォール~着底直後のバイトもあるので、その方が着底後にノーシンカー状態になって反応が良くなります!!(もちろん、よっぽどのカバーの中に入れるときはペグ止めした方がいいですが・・・)
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ロッド:ヘラクレス HSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 10~12lb
ルアー:キッカーバグ3.5インチ 5~10gテキサスリグ
ガイド予約:
佐藤順一の琵琶湖ガイド「リブレバスクラブ」
釣果情報:
「佐藤順一オフィシャルブログ」
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