佐藤順一 晩秋の北湖 ディープをスローに攻めて好釣果 ボウワーム6インチでナイスバス連発！

2015.11.17 (火)

佐藤順一　晩秋の北湖ディープをスローに攻めて好釣果ボウワーム6インチでナイスバス連発！

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフ、リブレバスクラブ・プロガイドの佐藤順一です。

今年の秋はいきなり涼しくなりましたね。雨が多く水位が高かった9月は好調で、シャワーブローズやサイドステップ、LBローラーなどのハードベイトで良く釣れておりました。しかし10月に入ると極端に雨が少なくなり、水位の減少やターンオーバーで琵琶湖全体がタフコンディションに……

いつも秋本番は北湖でハードベイト主体にパターンを組み立てるのですが、悲しいことに今年は反応が薄れてしまいました。普通にウィードを攻めれば小型サイズは入れ食いですが、大物に的を絞ることはできずしんどい状況。

いいサイズは徐々に姿を消して深場へ……？？スローな釣りを余儀なくされウィードのアウトサイドや深い位置にあるマンメイドストラクチャーなど、ディープを色々と探索しているとパターンが見えてきました。

それからは、餌をたんまり食ってメタボになったナイスプロポーションの北湖バスがコンスタントに釣れるように……毎日ブリブリの50アップがお目見え！　印象に残る釣果は、ゲストさんに釣れた60アップ、他にも長さは51cmですが3キロオーバーの超メタボなバスまでヒットして来ました。


ガイドゲストさんもボウワーム 6インチでナイスバスをキャッチ。

その原動力となったのがボウワーム 6インチ。色んなタイプのワームを試しましたが、今年の秋は寸胴で長さのあるボウワームに対してすこぶる反応がいいですね！　リグは、テキサス、ドロップショット、キャロライナと、なんにでも組み合わせて使っています。

【テキサスリグ】
シンカーはE.G.タングステンバレットシンカーの8.8～10.5g。ロッドはパワフルだけど高感度で繊細なヘラクレス・ヘラクレスLTSが使いやすい！　ラインはマジックハードRの12ポンドがいいですね！

アクションは、あまりは跳ねさせないボトムバンプとズル引き、そして目先の変化で軽いシェイキング＆ポーズを入れる釣り方も効果的です。

【キャロライナリグ】
シンカーはE.G.タングステンバレットシンカーの10.5～21gを使用し、ロッドはノリが良く、レングスもあってキャスティングしやすいヘラクレス・ブルーマイスター７がオススメ！　ラインはマジックハードRの12～14ポンドというセッティングでOKです！

キャロライナは横方向へゆっくり、ゆっくりストローク……という感じでじっくりと誘うと反応が良いですよ！　

【ドロップショットリグ】
シンカーはE.G.タングステンバレットシンカーの10.5g。バレットシンカーでもとがった方を上に向けてラインを通し普通にユニノットすれば、ドロップショットリグが簡単にセッティングできます。ぜひお試しあれ！

ロッドはアクション中の「針ノセ」を重視して、ややティップが入るヘラクレス・ブルーマイスターLTSがGOOD！　ラインはテキサスと同じマジックハードRの12ポンドを使用しています。

アクションは軽くゆさゆさ誘う程度の控えめなアクションが今季は高実績。いずれのリグも派手に動かすと「ん～……」という感じなのは共通ですね。

今秋の北湖での釣りですが、ガンガン攻めるような感じではなく、ディープの「粘って！粘って！」の釣りなので繊細なロッドワークが必要です。先ほど紹介した3本は微かなアタリや重みを感知できるので、より繊細な釣りを展開しやすく非常にオススメですね！！

「ゴンッ！」なんてあたりを期待してはダメ！　軽く「ツンッ」があれば御の字！　大抵はっきりとしたアタリはなく、「ん？少し重いぞ？？」という感じのアタリ方が多いので慎重に。

ディープの釣りは淡白ではダメ、しつこく粘って大物を仕留めましょう。まあ粘り過ぎもダメやけどね（笑）そこは秋の基本、ベイトの反応あるところを狙え！です。