2010.07.01 (木)

ヘラクレス・スピニング・ソリッドティップモデルが大活躍
福島健、2010年 JBトップ50第2戦・3位入賞報告

みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフの福島健です。

6月4~6日に開催された2010年 JBトップ50第2戦・北浦水系で3位入賞した時のスペシャルなフィッシングパターンと、この試合で活躍してくれたヘラクレスのスピニングロッド「ソリッドティップ・トーナメントモデル」を紹介したいと思います。

今回の舞台は霞ヶ浦

今回の舞台は日本でも最大級のフィールドである霞ヶ浦・北浦水系。プラクティスでは、できるだけ多くのエリアを見て、なかでもベイトが多いエリアを探すよう心がけました。そして様々なパターンを試しました。

その結果、本番までに絞り込んだエリ アは5ヶ所。広大なフィールドのため、試合ですべてのエリアに行くのは当然ムリ。今回はトーナメントなので、テレビロケなどの釣りと違い、「先の先の先」 くらいまで絞り込んだ釣りを展開していき、その中の1ヶ所でほとんどの魚をキャッチしました。



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■ 福島健、驚異のトーナメントタクティクス

そこは、水門の周囲に車1台ほどの大きさのハードボトムが5、6ヶ所あるエリアで、そのハードボトムの1つがベイトを追い込みやすい場所にあることから、バスのフィーディング場所になっていました。

釣り方は、水深1mほどのそのスポットに回ってきたバスを、ダウンショット(1/32~1/16oz)をボトムの石に引っ掛けて激しくケイレンさせるようなシェイキングアクションで喰わせるというものでした。

あまり言いたくはなかったのですが、実は今回、スペシャルなテクニックを使っていました。

それは、自分が狙っているスポットの真上にボートを入れて、エレキの水流を使って水を動かし(泥が巻き上がることも・・・)、ベイトを散らしてバスのスイッチを入れるというテクニックです。

今回のようなダウンショットの釣りで はどうしても根掛かりは避けられません。でも、このテクニックを知っていれば根掛かりしたときでも、「大事なポイントがつぶれてしまう」とイライラするこ とがなくなります。ルアーをはずしに行くことで自然と水をかき混ぜることができるので、逆にチャンスと考えられるのです。

これで集中力を切らさず釣りが続けられるので、結果ミスが減り、特にトーナメントなどのシビアな状況では大きな差が出ます。(試合では根掛かりしたときだけでなく、アタリが止まったときなど意図的にボートでポイントに突っ込み、水をかき混ぜていました。)

結果的に、「1箇所でケイレンさせるようなシェイキングアクション」と「エレキの水流で水を動かす」という2つのテクニックを使い、なんとか3位に入賞することができました。


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■ 操作性にこだわったヘラクレス・ソリッドティップモデル、ついに完成

そして今回、僕が開発にかかわっているロッドが大活躍してくれました。それは、ヘラクレス61ULというソリッドティップモデルのロッド。このロッドの最終チェックを兼ねて大事な試合に投入したのですが、すべてのバスをこのロッドで獲ることができました。(しかもノーミスでした!)

このロッドの特徴を一言で言うと、食わせ重視のダルなソリッドロッドではなく、操作性にこだわった攻めのソリッドロッド。キャスト、ルアー操作といった動作を自分の意のままにコントロールできる操作性を持ち合わせています。

そして、ソリッドならではの超繊細なティップでショートバイトを逃さずとらえ、フッキングと同時にチューブラーの強いベリーで掛けてバットで寄せる、という繊細かつ力強いロッドでもあります。

さらに僕が徹底的にこだわったのが、ガイドシステム。

ティップセクションにはアタリをとりやすくするためのガイドセッティング、ベリー~バットセクションにはルアーをより遠くへ飛ばすためのガイドセッティングと、それぞれをミックスさせることにより、繊細なリグをストレスなく使えるロッドに仕上げました。

今までのソリッドロッドのイメージを変えるような、今までにないタイプのロッドで、僕的には、かなりいい出来に仕上がっていると思います。

トーナメントロッドとしてだけではなく、サンデーアングラーのみなさんがメジャーフィールドを攻略するのにも大きな武器となるはずです。発売はもう少し先になりそうですが、お楽しみに!

以上、トーナメントレポートでした。

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス 61UL ソリッドティップモデル(プロト)
ライン:バスザイルマジックハードR 3lb


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