そんな気候の影響もあり、今年の琵琶湖は例年に比べてウィードの抜けが遅れ、まだ広範囲に背の高いウィードが広がっている状況。ウィード内部に入り込んでいる個体を狙うパンチショットリグを使用した釣りなど、夏と変わらない展開で好反応を得ていたのですが……

ここ最近ようやく秋らしい天候に落ち着き、少しずつですが、ウィードの外側でも反応が増えてきています。こうなるともう秋本番！　ハードプラグの出番が増えてくるタイミングです。

ウィードの抜け方や水質など、状況によっては波動の強いスピナーベイトやチャター、バイブなどで広範囲をサーチしていくこともありますが、ウィードの背が高いとどうしてもひっかかりやすいし、逆にいえば食わせるスポットも狭いのでムダが多くなってしまう場合も。また、この時期はアユをメインベイトとしている個体も多く、小型プラグがとてもよく効きます。

そこで僕は、狭いスポットで喰わせやすく、アユのサイズともベストマッチなフェイス87、プロップマジック75を中心に展開して良い結果を得ています！

■ おすすめルアー①　フェイス87

まずフェイス87ですが、このルアーの良いところはジャーク時のアクション！　オリジナルサイズよりも小型ですが、ジャークした時の動きはオリジナルを継承した上下左右トリッキーな動きを演出してくれます。むしろ、小型シルエットだからこそダート時のキレが良く、バスの捕食スイッチが入りやすい！

もう一つこのアクションの良いところは、移動距離を抑えられること！　ジャーク時に上下左右どこかに飛んでくれるので、手前に進む移動距離を抑えて狭いスポットでもしっかり狙えます！

基本2ジャーク1ポーズのリズムで動かしますが、硬すぎたり長すぎたりするロッドだとアクションがつけづらいので、程好い硬さのティップを持ち、6フィート5インチより短いレングスのヘラクレス・EGアクションかマニピュレーターがオススメです。

ジャーク時にロッドティップにかかる「重み」が分かることがジャークベイトのアクションをつけるうえでは大事ですが、この2本はどちらも分かりやすい！

ラインはバスザイル・マジックハードR 14lb。ウィードの中から喰い上げてくる個体はまたすぐにウィードに突っ込もうとするので潜られた時の事を考えると14lbが安心です。

■ おすすめルアー②　プロップマジック75

そしてもう一つのルアー、プロップマジック！　サイズは2サイズありますが、シルエットが小さく、浅いレンジを引きやすいプロップマジック75がここ最近では超高反応です！

プロップマジックはフェイスとは違ってトリッキーな動きもしないし、むしろほとんどノーアクションのいわゆる「I字系」。でも、だからこそバスが見切りづらく、激しい動きには反応しない個体にも口を使わせることができます！

っというのは普通のI字系ルアーでもいえると思いますが、さらにこのルアーの凄いところは、バスを呼ぶ力の強さ！　リアについているペラの効果はかなり大きく、水をかき回していると同時に小さな音も生み魚にアピールしてくれます。表層付近を速巻きした時の後ろの波紋が大きいことからもどれだけ水をかき回しているかが分かりますよ！

また、プロップマジックは口の部分が平らになっており、そこに強く水を受けるとわずかにボディがロールするので、ついてきた個体がそのタイミングでたまらずバイトしてくることも多いです。とまぁ、ルアーの特徴を言い出すとキリがないのですが、簡潔にまとめるとただ巻くだけでよく釣れるルアーということです！（笑）

ロッドは、軽量ルアーをキャストしやすく、バイトを弾きにくいヘラクレス・ウォレシアがオススメ！　ラインは少し細めのバスザイル・マジックハードR 8lb、もしくは10lbが扱いやすいと思います。

動きは違えど、それぞれバスを惹きつける力があるルアー、フェイス87とプロップマジック75！　この時期ぜひ使ってもらいたいルアーです。

■タックルデータ
ロッド：ヘラクレス HCSC-62M EGアクション
ロッド：ヘラクレス HCSC-64M マニピュレータ―
ライン：バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー：フェイス87

ロッド：ヘラクレス HCSC-64ML ウォレシア
ライン：バスザイル・マジックハードR 8lb、10lb
ルアー：プロップマジック75

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釣果情報：大西健太OFFICIAL BLOG 「OK Life☆Fishing Diary」