2018.04.16 (月)

大西健太 極寒の宇治川で仕留めたオカッパリモンスター

みなさんこんにちは!エバーグリーンプロスタッフの大西健太です!

4/3からOAされた釣りビジョン・テッペンDASH!#13は見て頂けましたか? もう本当、今回のロケはシビれました!

放送は4月でしたが、実際ロケをしたのは2月中旬。今回は京都を流れる宇治川がフィールドでした。

宇治川は普段僕がガイドをしている琵琶湖の水が流れているフィールド。その琵琶湖の水温が今冬は例年になく低く、当然、宇治川も冷たい水が流れていました。

水温5℃以下の世界。なかなかシビれます(笑)

初のロケ地、さらに極寒な状況でロケを成立させるには、デカいのを一発絶対釣る! これを目標にロケ2日間の展開を考えました。

とてもじゃないけど、ほとんどのバスは水温5℃以下の低水温だと活発には動きません。でも絶対どこかのタイミングでバスは捕食行動を行います! しかもエサを食おうとする個体は特に体力のあるデカい個体。

今回のフィールドでも行った温排水エリアなど越冬系の場所は、確かに魚影は濃いけどスプーキーなバスが多く、食わせるのは至難の技。デカいのも小さいのもいてサイズは選べないし、難関レベルは同じ。

こういったことを考えてメインに狙っていくのは、寒くてもエサを食いたい場所。今回は流れが強いエリアに上がってくるデカい個体を仕留めようと思いました。

 


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氷点下の中、ツインテールリンガーで貴重な1本

ロケ初日の朝。

外気温は氷点下、水溜りは凍っているし、釣りをしているとガイドが氷混じりでシャリシャリになるくらいの寒さ。2日間で1本を目標に狙っていこうという気持ちで常に神経を集中させました。

すると、なんと初日の午前中に目標達成!自分でもマジか!? と、テンションがブチ上がりました(笑)

釣ったポイントの特徴としては、川の流れが強いエリアの中でヨレるスポット。大きな岩があり、その裏のバスが留まれるところです。

ここで貴重な1本を反応させられたのが、ツインテールリンガー 5.8インチを使ったジグヘッドワッキー!

流れが強く、やる気のある個体が居ても、バスが追ってきて食うほどの水温ではないので、スローなもので確実にヨレのスポットにルアーを届けられるかどうかが大事でした。

実際、けっこう巻きの釣りを試したのですが反応はありませんでした。ライトリグでも本当は止めることができるダウンショットなども良さげでしたが、なんせ岩がゴロゴロですぐにスタックしてしまう……

そこでスタックが少なく、なおかつ移動距離を抑えつつも、しっかりアクションができるジグヘッドワッキーがベストかなと!

さらにツインテールリンガー 5.8インチの水噛みの良さがキモ!リブがしっかり水を掴んでくれるので通常のストレートワームよりもさらに移動距離を抑えられ、なおかつウネウネとアクションしてくれるので存在感も出せます。やる気のある個体に気づいてもらいやすく、なおかつ食えるスピードというのが、この1本に繋がりました。

これまで生命反応がなかった場所でキャッチできたこの1本は、僕の予想していた考えを自信に繋げてくれましたね!

余談ですが、ツインテールリンガーはリグ問わず本当釣れるワームなのですが、ジグヘッドワッキーのアクションはこれまた神ってます(笑)

4.7インチがまだプロトの時、水槽で動きを見た時に「うぉ!!」ってなったのを思い出し、そしてロケの時に5.8インチをジグヘッドワッキーにしてみたところ、また「うぉ!!」ってなりました(笑)

何が良いかと言うと、全部のパーツがフォール時もアクション時も常にウネウネと動いています。意図的には出せない自然な水噛みで出るアクションはまさに生き物!

その動きが頭にあったので迷わず自信を持って使えたのも大きいですね!

この時使用していたロッドがフェイズ・スムーズトルク。琵琶湖をメインにテストしていたパワー系スピニングロッドですが、ただ硬いパワーのあるロッドではなく、ブランク全体で曲がる粘りのパワーを備えたロッドです。

今回のように流れが強い場所でもしっかりとルアーをアクションさせるには、ライトリグの操作がしやすいULやLアクションのロッドやファーストテーパーのロッドだと、流れにラインも持っていかれてしまってテンションが掛かかりすぎ、操作がしづらくなります。

なので、今回のような流れの強い場所ではパワー系のスピニングの方が操作ももちろん、魚を掛けてからのランディングもしやすいです。スムーズトルクの粘りある曲がりがベストでした!

ワンチャンスを確実に獲るため、ラインはバスザイルマジックハードR 6lbを使用。


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フラップクローの特性を活かしてスーパービッグ!

この展開で2日目の朝もナイスコンディションなバスをキャッチ!

こうして反応を得られたことにより、連日の寒さで動きが鈍かったバスの動きに、変化を感じられたのが良かったです。

このロケの2日間、幸いにも日中はポカポカ陽気になり暖かい時間がありました。最低水温から水温が上がる時、これはデカいのが動くタイミングになります!

既に目標は達成しましたが、チャンスがあればどんどん欲をかいて釣りたくなるのが釣り人の性(笑)

2日目のラスト、一番水温が上がりきったタイミングで夕方前に入ったポイントは、本流筋にある春に差してきそうなワンド状になった場所。まだ差してくるには早いタイミングかもしれないけど、今きたら確実にスーパービッグ!!

それを期待して狙いに行きました。

すると、これね! もう本当シビれました! というか手が震えました(笑)

口閉じ、尾平きでビチッと計って59センチ!

オカッパリでこのサイズ! しかも自分の番組「テッペンDASH!」で出せた喜び、ハンパないです!

釣ったルアーはフラップクロー 4インチのフットボール型可動式ジグヘッドリグ。

フラップクローは爪に重さがあるので、不用意にワームが流されることもなく、しっかりボトムを取れてスローに狙うことができます!

朝のジグヘッドワッキーの時と同様に、速く動くものには追えず食わないこともあるので、丁寧なアプローチと、ボトムに沈むカバー、バスが捕食しやすい地形をしっかり狙うことが大事ですね。

使用したロッドはヘラクレス・ヘラクレスLTSバスザイルマジックハードR 14lbを組んだ、またまた琵琶湖タックル!

ヘラクレスLTSは軽さ、操作のしやすさ、パワーを高次元に兼ね備えたロッドなので使用率が本当高い!

ちなみに冬の琵琶湖ではリトルマックスにも使っていますが、柔軟に曲がってくれるのでバラシや身切れも少ないのが最高です!

今回のロケは正直かなり厳しい状況を覚悟していましたが、結果的にデカい個体をキャッチすることができ、ロケは大成功! 難しい時ほど一瞬のタイミングを捉えられるかが勝負ですが、それを捉えるための展開が出来たのが嬉しかったですね。

やっぱバスフィッシングは最高ですっ!!

まだ見られていない方は、18日(水)の午前6時から再放送があるので、ぜひ見てくださいね☆
https://www.fishing-v.jp/teppendash/

また、オンデマンド配信もあるそうなのでPCやタブレット、スマートフォンでも視聴できますよ! 詳しい視聴方法はリンクからチェックしてみてください。
https://www.fishing-v.jp/skyondemand/

テッペンDASHーーー!!

■タックルデータ
[ロッド]フェイズ PCSS-65M スムーズトルク
[ライン]バスザイル・マジックハードR 6lb
[ルアー]ツインテールリンガー 5.8インチ ジグヘッドワッキーリグ

[ロッド]ヘラクレス HCSC-69H-LTS ヘラクレスLTS
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb
[ルアー]フラップクロー 4インチ フットボール型可動式ジグヘッドリグ

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