2020.12.25 (金)

小島貴 W.B.S.最終戦 初冬の激シブ霞ヶ浦を攻略し4位入賞&念願のA.O.Yを獲得!

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの小島貴です。

11/21・22にW.B.S.最終戦が行なわれました。冬が近づき季節的にも難しい時期での開催となり、激シブの霞ヶ浦でしたが、シャロー撃ちを押し通して4位入賞し、そして念願のA.O.Yを獲ることができました!

最終戦のプラクティスから試合当日のレポートをさせていただきます。

【プラクティス】撃ちの釣りに好感触&スイムジグではモンスタークラスも!!

最終戦に向けてのプラクティスは前週の土・日と試合前の水・木の合計4日間。10月に開催されたW.B.S.オープン戦では2日間魚を釣ることができなかったので、一から魚を探しにいきました。

最終戦の2週間ほど前は、ずっと朝の気温が一桁台になる日がありましたが、日中は暖かくて風もなく穏やかな行楽日和が続いていました。そのためか得意としている秋の巻き展開が効かず……切り替えて西浦エリアのシャローをフラップクロー3.3インチ5gテキサスリグで撃っていくと、コンディションの良い魚からの反応を得ることができました。

試合前の最終プラクティスでも、同様のエリアでシャロー撃ちの展開がかなり良いと感じられたので、試合当日もシャロー撃ちメインで勝負することを決意。

そしてもう一つのプランとして組み込んだのは日中昼前後の時間帯でのスイムジグの釣り。

45cm1,910gという霞のモンスタークラスをキャッチしていたのですが、その数日後のプラクティスでも同じようなエリア・タイミングでまたしても同クラスのバスをキャッチ!

シャロー撃ちほど数は出ないものの、釣れればキッカーフィッシュも入れ替えられるほどのモンスタークラスが獲れる手応えを感じていたので、試合時間前半はシャロー撃ちを展開し、帰着前の1~2時間をスイムジグの釣りに当てるプランで試合に挑むことにしました。

ページトップ

【試合初日】プラクティスで好感触を得ていたシャロー撃ち しかし試合前日からの強風で苦戦することに……

試合初日。2日間のパートナーはエバーグリーンのフィールドスタッフである上杉真琴プロ!EGコンビで最終戦に挑みます!

プラクティスまでは穏やかな天候が続いていましたが、試合前日は南の爆風、そして試合初日も昼前から強風予報。

狙いのシャローの魚は、プラクティスでは朝早い時間帯の反応が悪く、日が昇り水温が上がり始めた頃に差してきて釣れ出す感じでそこからが勝負!心配なのは風が吹き始めるのが早いか、魚がシャローに上がって来るのが早いか……というところ。

初日のフライトは3rdフライトと遅め。西浦の中で一番狙っていたエリアは先行されているかなと思いましたが、運よく朝イチに入ることができました。

風がなく静かな湖面の中、フラップクローのテキサスリグでひたすらシャローを丁寧に撃っていきましたが、まさかの無反応……朝の冷え込みがなかったので、夜からシャローに魚が残っていると思っていましたが、前日に強い風が吹いていたためか魚が散ってしまっているように感じました。

仕方なく、本命エリアに見切りをつけて移動することに。

次に向かったエリアは比較的波風の影響を受けやすいエリア。まだ風がなく穏やかな状態が続いており、水温も上がり始めたかなというタイミング(プラクティスでも釣れ始める時間帯)でエントリーしました。

すると、狙い通りにバイト!……が、バスとの間合いが合わずすっぽ抜け。すかさずバックシートの上杉プロがボウワーム6インチのネコリグでフォローを入れると……バイト!

寄せたバスをガッチリとランディング!初日のビッグフィッシュとなる1,675gのバスをキャッチして2人で絶叫ハイタッチ!

「お祭り開始!」と、意気込みましたが、その直後から風が吹き出してあっという間に西絡みの爆風!

時間はまだまだありましたが、この風はほとんどのエリアが潰される「最も吹いたら困る風」。帰着すら危険だと感じたので、「無い」と思っていたスタート地点に近い流入河川に避難しました。

ここは風の影響が少ないため釣りはできますが、水色が悪く、全く生命感も感じない釣れる気のしないエリア。「なんとかもう1本!」と上杉プロと手を尽くしましたが、やはり何も起こらず終了時間を迎えました。

初日は1フィッシュ1,675gの6位で終えました。


ページトップ

【最終日】プラクティス同様のシャロー撃ち展開が効き、A.O.Yを手繰り寄せるビッグフィッシュをキャッチ!

最終日は初日と打って変わり、風も穏やかで暖かくなる予報!試合初日が全体的にローウエイトだったため、プラクティス通りの展開になれば、まだまだ優勝も狙える位置にいました。

2日目は早いフライトだったので、まずは1番魚が濃いと思うエリアへ。

プラクティスのようにかなりいい状況かと思われましたが、残念ながらバイトがなく、他のエリアも沈黙……前日の爆風で魚がどこかに移動しているように思えました。

しかし、日が昇り水温が上がり始めた頃、アシ根のエグレの先端に着水音も無くスッと入ったフラップクロー3.3インチのテキサスリグにバイト!違和感レベルのわずかなアタリでしたが、オライオン・ムーンゲイザーが逃さず捉えました!

キャッチしたのは1,400gオーバーのビッグフィッシュ!

「差して来たか?」と思い、上杉プロとさらに丁寧に撃っていくと……すぐに同じようなところへ投げたフラップクロー3.3インチのテキサスリグにまた違和感!

これもわずかなアタリを捉えたのですが、アワせた瞬間……「アワセが甘い!」

とっさに追いアワセをしようとしましたが、間に合わず無念のフックアウト……2回程もんどり打ったバスは明らかにファーストフィッシュを上回るモンスタークラスでした。

その後は一瞬の時合いだったのか、バスからの反応が途絶えましたが、それでも最後まで諦めることなくやり続けました。

すると、帰着30分前、上杉プロがダブルモーション3.6インチの3.5gリーダーレスダウンショットでナイスコンディションの貴重なキロアップをキャッチして追加に成功!

ここで終了の時間を迎えました。

最終日は2フィッシュ2,610g。2日間トータルで3フィッシュ4,285gで4位入賞!そしてこの瞬間、念願のA.O.Yを獲得しました!!


ページトップ

最終戦で活躍したタックル

今回のメインパターンだったシャロー撃ちは、風波や船の引き波などで湖底が出てしまうほどの浅い場所を狙っていたのですが、そこに居るバスは警戒心が非常に強く、ボートが近寄り過ぎると喰わなくなったり逃げてしまいます。

なので、ボートポジションを遠くに取ってアシのポケットやエグレ、張り出しなどに「正確に」「着水音を出さず」「バスの目の前にそっと落としてやる」ということがとても重要でした。

ロッドはオライオン・ムーンゲイザーを使用しましたが、遠い距離からのピッチングでも正確にピンポイントを狙える振り抜きの良い操作性や小さい動作のキャストでもルアーの重みを乗せてアプローチできるしなやかさ。そして、明確なアタリが出ない状況の中でも「ほんのわずかな違和感」を確実に捉える感度。バスを掛けてから一瞬で寄せてしまうトルク、パワー……ムーンゲイザーだからシャロー撃ちが成立できたのかなと思います。

ルアーはフラップクロー3.3インチが今回の渋い状況にベストマッチ。大きすぎないサイズ感とフォール時のアクションが控えめなところが良く、魚に余計な警戒心を与えずにバイトに持ち込むことができました。

そして、ラインは絶対的な信頼を置くバスザイル・マジックハードR。このタックルセッティングでなければ今回の結果は出すことができなかったと思います。

ページトップ

初のA.O.Yを獲得!

初戦の準優勝、第2戦の優勝、そして最終戦の4位と好成績を収めることができ、念願のA.O.Y.を獲ることができました!

W.B.S.はチーム戦形式で、毎試合抽選でパートナーを決めて戦います。いつも実感するのがパートナーの力がとても大きいこと!練習から本番まで良いコミュニケーション・連携が取れたことが最高の結果に繋がったと思います!

新型コロナウイルスにより大変なシーズンでしたが、大会開催に尽力された運営の皆様、そしてサポート・応援してくださる皆様、各関係者の皆様のおかげでA.O.Y.を獲ることができたと心から感謝しております。今後もバスフィッシングに真摯に向き合っていきたいと思います!

皆様、ありがとうございました!

■小島貴 使用タックル
[ロッド]オライオン OCSC-69MH ムーンゲイザー
[ルアー]フラップクロー3.3インチ 5gテキサスリグ
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb

■上杉真琴 使用タックル
[ロッド]オライオン OCSC-69MH ムーンゲイザー
[ルアー]ダブルモーション3.6インチ 3.5gリーダーレスダウンショット
[ライン]バスザイル・マジックハードR 14lb

[ロッド]オライオン OCSC-67ML デジェル
[ルアー]ボウワーム6インチ ネコリグ
[ライン]バスザイル・マジックハードR 12lb

■関連サイト
W.B.S. on LINE | World Bass Society Official site

■小島貴メディア
Facebook
Instagram

ページトップ

関連記事