2024.05.01 (水)

ビッグバス連発! 清水盛三が語るディープレンジ中層クランキングの爆発力

「パワーフィッシングはシャローだけじゃない!」 清水盛三が早春のリザーバーでプリスポーンのビッグバスを固め釣り。その釣り方は……DDエックスオーバーのディープレンジ中層クランキング。

2024年4月10日放送【The Hit】中層のデカプリ連発したエックスの破壊力に仰天

ディープクランキングは決して特殊な釣りではない。適切なルアーを選べば、沈むルアーと違って、巻くだけでレンジキープをしてくれる。だから再現性も高く、ハマった時の爆発力は凄まじい。ディープの釣りが苦手というアングラーにこそ試してほしい釣り……と語る盛三のディープ攻略術、ぜひご覧ください。


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開始早々1本獲るも、さらに良い釣り見つけるべく様々な可能性を探る

今回のThe Hitロケは早春のリザーバー、合川ダム。50オーバーを含むブリブリのプリスポーンバスを固め釣りすることができた。爆発のキーになった一番の要因は……ルアー。DDエックスオーバーを巻くだけで、中層にサスペンドする気難しいプリスポーンが反応してきたからね。

狙ったのは、ボートポジションで水深6m以上、10mとかあるところの5mくらいの中層。ルアーはボトムにも当たらないし、岩や木など当てる物は何もない。ルアーの力だけで喰わせた魚達。パワーフィッシングはシャローだけじゃない。ぜひ動画をチェックして、その破壊力を知ってほしいですね。

とはいえ、朝一はまずシャローから。レンタルボート桟橋から比較的近い場所から釣りを開始。2~3日前の雨の影響か、若干水に色が付いている。いつも通り朝の2時間くらいは、いろいろなルアーをまわしてフィールドの状況をチェックしていく時間。

時期的にはプリスポーンだが、山間部のリザーバーのため水温はまだ低く、朝は10度ほどしかない。「これではシャローの魚はそんなに活発に動けないはず……」と選んだのはエックスオーバー。ポンプリトリーブでポーズを入れながら流していく。

「このルアーはジャークしても良いけど、巻いた時の動きがジャークベイトと違ってシャッドっぽく泳いでくれる。だから、ポンプリトリーブのような、ロングストロークでルアーを泳がせる釣りに向いている」と釣り始めて10分。

岩の張り出しの少し沖でポーズを入れている時に、「コンッ!」と小気味よい感触が手元に伝わる。狙い通り反応してくれるバスがいた。サイズに関係なく嬉しい1本。

しかし「サイズアップするためには、他の可能性もあるはず」とエックスオーバーだけでなく、バンクをワイルドハンチフェイスでテンポ良く流し状況把握に努める。浮きゴミやレイダウン、ブッシュがあれば、テキサスリグやIRジグを入れてみるが、いずれもノーバイト。


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ディープをスピーディに探るための選択肢、DDエックスオーバー

ルアーをローテーションしながらそのまま釣り上がっていくと、上流域に差し掛かったあたりから水がクリアになってきた。そこで「この水の色だとシャローは厳しいかも……」と新兵器DDエックスオーバーを試してみることに。

このルアーは、朝一1本獲ったエックスオーバーのような艶めかしい泳ぎで、4~6mレンジを釣れる、クランクベイトとシャッドのクロスオーバー的なディープダイビングベイト。

ディープを狙うのであればDゾーン3/4ozのスローロールという選択肢もあるが、構造上速く巻くと浮き上がりやすいスピナーベイトと比べて、クランクベイトは巻くと潜っていくので、任意のレンジをテンポ良くトレースすることができる。だから、状況チェックにあてる朝の時間帯には重宝するルアーでもある。

DDエックスオーバーのタックルを手に、ボートポジションを水深6~8mくらいのところに取って、バンクとほぼ平行にロングキャスト。素早く巻いてルアーを一気に潜らせる。そして5mくらいのレンジを泳がせ、そのままボートの下まで巻いてきてピックアップ……と思った矢先、水面に向かって泳いでくるルアーの後ろに、猛ダッシュするビッグフィッシュの影が。

しかし、あと一歩のところでバイトせず。残念ではあったが、これも1つの情報と深追いはしない。「中下流の少し水に色が付いたエリアなら、もっと喰わせやすいかも……」と頭にインプットして、次のルアーを試してみる。

時すでに陽が昇って晴れ上がり、しかも無風という状況。そこで、IRジグをボトムまで沈めてディープを探ってみる。が……無反応。

朝一エックスオーバーで釣れているので「まだシャローの可能性も捨てきれない」とDゾーン1/2ozダブルインディアナやフラットフォースを投入して、別のストレッチを下流方向に下りながらシャローバンクを流し続けてみるが、バイトはない。

「水も動いていないし、早くもディープのスローな釣りでしのがないとダメな時間帯に突入か……」そうは思いながらも、先ほどのビッグフィッシュチェイスでインプットした「水に色が付いた中下流なら……」と再びDDエックスオーバーに持ち替えてみる。

狙ったのは、リザーバーとしては比較的なだらかなバンクから少し落ち込んだところ。水深6~7mの中層にサスペンドしていて、そこからシャローに上がってくるビッグなプリスポーン。

その1投目で、いきなり答えが出た。岸とほぼ平行にロングキャストしてグリグリとリールを巻いてくる。半分ほどの距離にルアーが来たあたりで前アタリのような違和感を感じた直後、「ガツンっ!」とロッドが絞り込まれた。

まさに狙い通り、プリスポーンのビッグフィッシュ。


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ボトムタッチ不要、DDエックスオーバーで中層を巻くだけでラッシュ突入

ここからがラッシュの始まりだった。今度は岩盤系のバンクですぐに40アップをキャッチ。

さらにバンクを流していき、もう1本DDエックスオーバーで追加。

次の魚は、違う川筋に移動して、陽の当たる赤土に岩が点在するバンクで。強烈な引きに一瞬コイかと思ったビッグフィッシュは、50cmクラスのプリスポーン。

晴天無風の真っ昼間。この釣れっぷりは「完全にDDエックスオーバーがハマっている」という状況。

とどめのDDエックスオーバー5本目は、超ブリブリのプリスポーン50オーバー。ディープクランキングの破壊力。コンディションの良い魚を複数仕留める。これがパワーフィッシングの真髄。

DDエックスオーバーの使い方は、映像で見ていただくのが一番わかりやすいと思うけど(※この動画は1年で配信終了となるのでお早めに)、補足すると、ルアーはボトムには一切タッチしていない。変な小細工は必要ない。ロッドワークや不規則リトリーブなしで、普通にストレートリトリーブしていると「ドーンっ!」とくる感じ。

他のモードのクランクベイトと同様、DDエックスオーバーは、投げて、中層を巻くだけで釣れるようにつくっているから、ボトムの水深を気にせず使える。

それぞれルアーによって違うけど、僕の長年の経験の中でたくさんのバスを釣ってきて身につけた、絶対釣れる手元に伝わる振動というのがあって、それを形にしているのがモードルアー。何にも当てずにルアーのポテンシャルだけで喰わせている。それが本当に釣れると言われるルアー。

もちろん状況によっては、ボトムや物に当てるような使い方もするし、当てた時の動きも、このDDエックスオーバーは考え抜いてつくっているので、それはまた別の機会にでもお見せできればと思っている。

今回やっている動作はシャロークランクで釣りをするように、バンク沿いをひたすら投げて巻いて、流しているだけ。違うのはキャスト距離が長めなのと、岸ベッタリというより少し離してルアーを落とすことくらい。

あとはリールのギヤ比。シャロークランキングの時のローギヤと違い、ディープクランキングには6.3:1を使っている。少しでも早く深いところまで潜らせたいからね。

また、潜らせるためにはラインの抵抗も押さえたいから、シャロークランクより細めのフロロカーボン10lbを使用していた。


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ディープクランキングは再現性が高い、固め釣りのチャンスが多い釣り方

ディープクランキングは難しいイメージがあるかもしれないけど、スピナーベイトやスイムジグ、あるいはミドストなんかと違って、沈むルアーじゃないからレンジキープをしやすいという特徴もある。

だから、1本釣れた後も投げて巻くだけで、その釣れた釣りを再現できるので、このロケのように固め釣りできるチャンスが多いのが、ディープクランクの良さでもある。

これだけ釣れるディープクランク、食わず嫌いはもったいない。

特に急深なリザーバーはバンク沿いでも水深があるので、ディープクランクの出しどころは多い。水深が深くても気にせず、狙いたいレンジに応じてシャロークランク、ミドルクランクというように、シンプルにディープクランクを選んでバンクを流していけば良い。

ただ、いつも言っているように、クランクベイトはある程度の時間は投げ続ける必要がある。だから、DDエックスオーバー

シャッドライクなボディ形状で引き感が軽いにもかかわらず、心地良いアクション振動、つまり僕が絶対釣れると思う振動のみが増幅されてロッドに伝わるよう設計されている。だから、集中力を維持したまま長時間使い倒すことができるんだ。

ロケラストの夕方、ボートを流し続けていると、サイズは小さめだったけど岸際をバスが泳いでいるのが見えた。「そろそろシャローに上がってくる時間帯かも……」とジャックハンマーに持ち替えて締めの1本を獲りにいく。

その直後、シャローの岩陰から飛び出してきてジャックハンマーを襲ったバスは50cmクラスのビッグフィッシュ。理想的な展開の1日でロケを終えることができた。

最初の3時間は苦戦しながらも、終わってみればプリスポーンのビッグフィッシュを固め釣り。これもパワーフィッシング中心の組み立てをしているからこそ辿り着けた結果。DDエックスオーバーのディープクランキング。トーナメントだったら間違いなくウイニングパターン。

僕はトーナメントの世界に20年以上身を置いてきたので、いつも5本のウエイトで考える癖が染みついている。一発単発でデカいのを狙うのではなく、その湖のアベレージと比べてクオリティの高い魚で5本揃えたい。

ロケでもそんな思いで臨んでいるので、僕の過去の映像を見返してもらえれば、良い魚を固め釣りしていることが多いと自負している。それもパワーフィッシングがあるからこそ。

正解に辿り着く近道であり、かつ再現性が高い釣り。だから1日の釣行で固め釣りできる。そんな破壊力がある釣りがパワーフィッシング。今回は、ディープでもパワーフィッシングが成立することをお見せできて良かった。

【The Hit】中層のデカプリ連発したエックスの破壊力に仰天/2024年4月10日放送

※動画は期間限定公開です。一定期間経過すると配信終了となります。
※動画内ではダブルエックスオーバーと紹介されていますが、正式名称はDDエックスオーバーです。

この動画が、みなさんの釣りのヒントになれば嬉しいです。でも見ているだけでは上手くならないので、ぜひフィールドに出て実践してもらいたいですね。

前にも言ったことがあるけど、動画を見て真似をするのが上達の近道。ディープのパワーフィッシングにもぜひチャレンジしてみてください!

■タックルデータ
[ロッド]シナジー CYSC-610ML リッピンフィート
[リール]ジリオンSV TW 7.1:1
[ライン]エクスレッドNS(フロロカーボン)10lb
[ルアー]エックスオーバー
[ロッド]ヘラクレス HCSC-73HG レパード
[リール]ジリオンSV TW 6.3:1
[ライン]エクスレッドNS(フロロカーボン)10lb
[ルアー]DDエックスオーバー
[ロッド]プロト
[リール]ジリオンSV TW 6.3:1
[ライン]エクスレッドNS(フロロカーボン)15lb
[ルアー]ジャックハンマー1/2oz
[トレーラー]フラットピンテール4.5
■関連サイト:サンテレビ The Hit
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