2019.05.17 (金)

吉田博史 ゲーム性の高さにドハマり! 仙台湾メバルジギングのすすめ

こんにちは。エバーグリーンプロスタッフの吉田博史(ヨシダ ヒロシ)です。

冬から晩春のこのシーズン、私が仙台湾で営むフィッシングガイド船・「ノーザンポセイドン」で主に狙っているのがデカいクロソイと尺メバルです。

クロソイの陰に隠れてしまいがちなメバルですが、ゲーム性が高くとても面白いターゲットなのでご紹介します。

ゲーム性が高いメバルジギングにドハマり。

といっても、実は私自身、以前はメバルはクロソイの外道くらいに認識していました。

クロソイをスローピッチでのジギングで狙うようになってから、同じエリアでメバルがジグで釣れることは分かっていましたが、やはりクロソイがメインターゲット、メバルは外道といった感じ。

しかしある時、メバルをメインターゲットに据えて真剣に狙ってみると、めちゃくちゃ面白い釣りだということに気付かされました。

その面白さは何と言っても、そのゲーム性の高さにあります。ジグやタックルが同じでも、釣り方が合っているか間違っているかで、こんなに釣果の差が出るとは!

その時は完璧に同船者に釣り負けてしまいましたが……そのことがさらにメバルジギングにハマる原因となりました。

また、メバルサビキではなくあえてジグで釣ることで、20センチ以下の小型のメバルを避け、尺メバルに狙いを絞っていけるのも、この釣りの魅力の一つ。

今では、完全にクロソイと並び、冬から春のこのシーズンのメインターゲットとなっています。


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釣り方を探って釣果を伸ばそう!

この釣りは、とにかく釣り方によって釣果に大きな差が出てきます。

なので、「リフト・フォール・ステイ」、基本となるこれらアクションを組み合わせ、その時メバルが反応する釣り方を探るのが釣果を伸ばすコツです。

リフトに関してはゆっくりとしたタダ巻きやデジ巻き、ロッドでそーっと上げ下げするだけのアクションが良い時もあれば、派手にアクションを加えながら速く巻き上げるのが良い時もあるので、色々やってみてください。

また、フォールに関しても、可能な限りゆっくりしたものが良い時もあれば、速いスピードでストンと落とすと着底直後にバイトが連発!という時もあり、やってみないと分かりません。

(基本的には、メバルの群れを散らしてしまう可能性を考えて、まずはゆっくりとしたアクションからはじめて、ダメなら速いアクションを試すという順番がオススメです。)

もちろんレンジも超重要なので、最初はできれば底から15mくらいまで広く探っていき、ある程度メバルの反応があるレンジが定まったら、そこに狙いを絞っていきます。

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おすすめタックル。

タックルはベイトでもスピニングでもお好みで選んで頂いて大丈夫ですが、私のおすすめはベイトタックルで、PSLJ-603-1 スロージャーカー1ozPLFJ710L-1.5 ロングフォールジャーカー1.5ozの2本のロッドを使い分けることです。

ベイトタックルを使うのは、フォール時のアタリを取りやすいのと、巻きでのアクションがやりやすく、アタリも取りやすいから……という理由です。(カウンター付のベイトリールを使うと更に便利ですよ。)

そして、使い分けは、取り回しが良い長さで50g以下のジグを心地良く扱うことができるスロージャーカー1ozをメインに、ジグをアクションさせる時にストロークを効かせた(高くリフトする・長くフォールさせる)方が反応が良い時には長さがあるロングフォールジャーカー1.5ozを使用します。

ベイトにしろスピニングにしろ、短めのロッドと長めのロッドの2タックルを準備した方が、メバルジギングのゲーム性の高さをより楽しめると思いますよ。

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おすすめジグ&フックセッティング

ジグは、カプリスキッド30gと50gを使い分けています。メインは30gで、風や波があったり潮の流れが速かったりする時には50gが釣りやすいです。

あと、メバルジギングは、根や障害物、魚礁といった根掛かりするスポットを攻めるため、どうしてもロストが多くなりがちです……

で、そのロストをなるべく減らすために行っているのが、リアのみにツインのアシストフックをセットするフックセッティング。

フックをリアのみにすることで、根掛かりを激減させることができ、さらに根掛かりしてもジグの重みで揺らしてあげることで、かなりの確率で外すことができます。

そしてメバルの大半がジグを後ろから喰ってくるので、リアフックのみにしても、フッキングさせられるメバルの数がそれ程減ることはありませんのでおすすめです。

また、アシストフックは刺さりが良く、根掛りの際に伸ばして外すことができる細軸のもので、ティンセルが装着されたものがおすすめです。ティンセルにより、メバルのベイトがイサザ等の小さなエビ系の場合でも喰わせやすくなります。

注意点は、外道でクロソイやマダラがヒットする場合があるので、その時にはフックが伸びてバレてしまわないよう、無理せずドラグを使ってやり取りするということです。
そうすれば、4~5キロクラスでも十分キャッチすることが可能ですよ。

以上、今まで私がメバルジギングをやってみて、釣るためにおすすめしたいことをご紹介しました。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

お問い合わせは、仙台湾フィッシングガイド船・「ノーザン ポセイドン」まで。

■タックルデータ
[ロッド]PSLJ603-1 スロージャーカー1oz
[ルアー]カプリスキッド30g
[ライン]PE0.8号+フロロカーボン3号
[ロッド]PLFJ710L-1.5 ロングフォールジャーカー1.5oz
[ルアー]カプリスキッド50g
[ライン]PE0.8号+フロロカーボン3号

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