旭川ダムは「ダム」と付いてはいますが、私自身は「川」に近い感覚で釣りをしています。なのでカレントを常に意識して釣りをしており、普段はカレントが効いているエリアを中心に釣りをしています。

前日プラクティスも普段通り、カレントの効いているエリアをチェックしていきましたが……ノーバイトノーフィッシュ。

この日の夜、頭の中をよぎったのは「試合でノーフィッシュ」というワードでした。

それは、減水と流入量の関係でダム全域で普段よりカレントが効いていたということです。

これによって、バスは流れを嫌がってヨレや反転するスポット、もしくは流れが弱い所にいるのではないかと考えました。

ここは流れが弱いことから、軽いルアーの操作がしやすいので、ジグヘッドリグのミドストから釣りを開始しました。ワームはラストエース75です。

まずは気持ちを落ち着かせてくれる400g程のキーパーサイズをキャッチ。

その後、1時間ほどワンド内を周りますが反応なし……ですがワンド内でのミドストは朝イチのローライトタイムだけと決めていたので冷静さを保っていました。

次にチェックしたのは、前日プラではノーバイトだった上流域の垂直岩盤エリア。

流れがあるエリアですが、バスがカレントを嫌っているという推測から、その中でも反転するようなエリアにプラス要素でシェードが絡むようなポイントを探して釣りをしていきました。

さまざまなレンジやルアーをローテーションして探っていくも、この日もバイトの遠い時間が……ですが、キーパーを1本持っているおかげで落ち着いて釣りをしていくことができました。

すると、一角だけ流れが弱まっていて、なおかつシェードの濃いポイントを発見！すかさず、そこへフットボールジグ シリコンラバーモデル 3/8ozにダブルモーション 3.6インチをトレーラーにセットしたものをタイトにキャスト。

しかし、あと1本とはいえ、最低でもキロオーバーを釣らないと上位に絡むことはできません。

「どこで何をする？ 1本目を釣ったエリアへ入り直すか？ それとも新しいエリアを探すか？……」

自問自答を繰り返す中、出した答えはバウを更に上流へ向け新しいエリアへ！

入った場所は、普段からカレントが効いている岩絡みの張り出し。ここではボウワーム 5インチをセットしたネコリグをセレクトしました。

答えはすぐには返ってきませんでしたが「ここには必ず魚が入ってくる」という確信を持てていたため、黙々とキャストを繰り返しました。

そして30分程経とうとした時……ビッグバイト！

命綱・バスザイルからバスの歯にラインが擦れている感覚が……！3lbラインを使用していたので緊張感MAXでしたが無事にランディング。推定1,300gのキッカーフィッシュをキャッチしてリミットメイク！

これで総ウエイトが3kg弱。

それでも興奮を抑えながら、他の選手が最上流の魚で揃えてくると4kgは超えてくると考えていたので、何とか400gのキーパーの入れ替えを図りますが、タイムアップとなりました。

結果は3本2,915g。

これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします！

［ロッド］ファクト HFAS-61ULST
［ライン］バスザイル・マジックハードR 3lb
［ルアー］ボウワーム 5インチ　ネコリグ

［ロッド］ファクト HFAS-65ULST
［ライン］バスザイル・マジックハードR 3lb
［ルアー］ラストエース75　ジグヘッドリグ