■ ブレイクをネコリグで

3戦終了時で年間35位。シーズンを振り返ってみると序盤は本当に苦しい展開でした。しかし勝負を賭けた第4戦では準優勝！　ここで大きくジャンプアップをして年間15位と、ようやくここでクラシック圏内に。

そして最終戦。アングラーオブザイヤーとクラシック出場選手が確定する本当に大事な試合です。

練習の結果、前回の第4戦のエリアがまだ生きている感じがありました。エリアは東浦上流域、水深2.8mにあるブレイク＆ハードボトム。

ここではボウワーム 6インチの1/16ozネコリグに、ロッドはヘラクレス・エアレギウス7。

ボウワームは練習からいろんなカラーを試して見ましたがグリーンパンプキン・BK（#01）、スカッパノン（#11）、マッディークロー（#24）に反応が良かったです。試合初日のキッカーフィッシュ1,700gはマッディークローで仕留めました。

■ 浚渫はヘビキャロ、ロックエリアではバイブレーション

そして浚渫エリア。

練習では、どんなに一級の浚渫であっても風の無い朝一番にまったく釣れませんでした。しかし、風が吹き出したタイミングにもう一度入り直し、気になっていたピンスポットにルアーを通すと、いとも簡単に朝の状況からは一転、すぐに答えは返ってきました。

今回は2デイ戦と言うことでバスを探すのは勿論ですが、今回に限って言えばバスの捕食スイッチがONになるそのタイミング（風）を調べるところまで練習で探しました。

「南風ならあのエリア、北東風ならここ」というように、エリアやスポットによっての風向きによる絞り込みができるほどまでに綿密にチェックしました。 使用したのはキッカーバグ 3.5インチの1/2ozヘビキャロ。1.2mの超ロングリーダーによるナチュラルフォールが効果的でした。

ロッドは7フィート5インチのヘラクレス・エアリーフリップ。リーダーが長くても楽々大遠投することができ、バイトに追従するソフトなティップとロングロッドならではのフッキングストロークで、バイトがあれば確実にものにすることができました。

次に本湖東岸のロックエリア。

ここでは数年振りにバイブレーションプラグのブザービーターが大活躍しました。水深1ｍ前後であっても岩にぶつからないほどの高速リトリーブメソッドで、良型のバスが「ガツン！」と引ったくる感じ。しかも、ほとんどのバスが丸呑みでした。

ブザービーターのカラーはわざと両極端なカラーをセレクト。ブルーバッククローム（#93）とマットレッドホットタイガー（#140）が好反応でした。

この時期の霞ヶ浦は公魚（ワカサギ）が群れで回遊しているので、魚探に反応がある時はベイトフィッシュライクなブルーバッククロームを使用。逆に魚探の反応がなければ居着きのバスに対して、派手目なマットレッドホットタイガーを使用してリアクションで口を使わせました。

ロッドは、高速リトリーブ中のバスのアタックに対してティップが吸収してくれ、腰で掛けるられるヘラクレス・マニュピュレーターが最適でした。

■ 縦ストにはテキサスリグ　W.B.S.レコードで優勝！

そして2日間とも最後の仕上げはダブルモーション（プロト）の1/4ozテキサスリグ。古渡と西浦の縦ストでサスペンドバス攻略。

フォールで喰わない1,300gクラスのバスが居ることに練習で気付いていたので、試合ではボトムに着底後、ロッドを縦に3回あおり、リフティングしながらダブルモーションをスイミング。

するとラインが走り狙い通り1,300gをキャッチ！　ここで2日共に入れ替えて1kgフィッシュをリリース。ロッドはヘラクレス・ヘラクレス7。

■タックルデータ
ロッド：ヘラクレス HCSC-70ML エアレギウス7
ライン：バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー：ボウワーム 6インチ　1/16ozネコリグ

ロッド：ヘラクレス HCSC-75H エアリーフリップ
ライン：バスザイル・マジックハードR 16lb
リーダー：バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー：キッカーバグ 3.5インチ　へビーキャロライナリグ
シンカー：1/2oz

ロッド：ヘラクレス HCSC-64M マニピュレーター
ライン：バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー：ブザービーター

ロッド：ヘラクレス HCSC-70H ヘラクレス7
ライン：バスザイル・マジックハードR 16lb
ルアー：ダブルモーション（プロト）　1/4ozテキサスリグ