2015.05.29 (金)

小山雅史 旭川ダムで驚異の連続優勝! 
ファクト67MHST×フットボールジグで多数のデカバスを仕留める

こんにちは。エバーグリーン・フィールドスタッフの小山雅史です。

3週連続で開催された旭川ダムの大会で、4月26日NBCチャプター旭川ダム第1戦準優勝、5月3日第2戦優勝、5月10日JB旭川第1戦優勝と、自分でも驚くほどの好成績を残すことができました。しかも3大会とも同パターン、同タックルでした。

例年であれば冬から春にかけて満水状態の旭川ダムですが、今年は架橋工事のため水位を落とし、夏から秋頃の水位と同じくらいになっていました。春のこの水位を経験したことがなかったので、試合に向けて3月の寒い時期から練習を続けていました。

例年のスポーニングエリアは干上がっており、さらに水位変動も激しく、3m程上がったり下がったりの繰り返し。そんな状況の中、岩盤、ワンド入口付近、ワンド奥と3つの場所の水位を見ながらバスが上がっていくルートを予想し、バスの動きをしっかりつかんで釣果を出していました。


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■ ビッグバスのみを獲った強力なパターンとは

大会が始まる頃には水位変動も落ち着き、スポーニング真っ盛り。ネストを探す他の選手たちとは違い、確実なパターンをつかんでいたので、迷うことなく自信を持って戦うことができました。

その確実なパターンを成立させるためには、以下の条件が揃うエリアがキーになります。スポーニングエリアに近い岩盤と岩盤の切れ目にある土バンクであること。岸には幹の太い木が数本あって、その木の根が水中にのびていること。水深が3~4mであること。

これらの条件が揃う場所にはバスが集まってくる条件も揃っていました。まず、このような場所の水面近くでは10cm程の魚が木の根に卵を産みつけるためにハタいていました。それを喰いに来ていたのがニゴイの群れ。そして、ニゴイが小魚を追いかける動きに驚いて、その一段下、水深約2mにある木の根からエビが出てきます。バスはそのエビを捕食していたのです。

さらに、日差しにキモがあり、日が上がり切る前は小魚のハタキもなくニゴイもいません。なので、バスもいない状況。日が当たり出すと小魚のハタキが始まり、ニゴイが集まり、エビが動き出し、バスも集まってくるという流れです。

そこへ岸ギリギリにフットボールジグ シリコンラバーモデル 1/2ozをキャストし、2mあたりまでカーブフォールさせ、そこからホンガリング風にスイミングさせるとバイトがあるという、すべて揃っての強力なパターンでした。

このパターンが成立する場所を中流域に4カ所持っていて、大会ではそこをローテーションしながら釣っていきました。

フットボールジグを選択した理由は、カーブフォールさせた時のフォール姿勢にあります。テキサスリグなどでは、ラインの張り具合によってはワームの頭が下を向いてしまって綺麗にカーブフォールしないことも。フットボールジグだと、ヘッド形状とラインアイ角度のおかげでスーッと自然なカーブフォールからスイミングさせることができます。そして掛かりも良く、強度もあるので、ビッグバスもしっかり獲れます。

ロッドはフットボールジグロッドとも言えるファクト67MHSTソリッドティップで食い込ませ、ベリーパワーでバスを根から引き離します。

釣れるバスがデカイので、ラインは余裕を持たせてバスザイル・マジックハードR 14lb。ジグ、ロッド、ラインと考え得る最高のタックルセットだと思います。また、驚異のビッグバス捕獲率を誇るタックルでもあり、今年の旭川ダムで47cm以下は釣っていません。

NBCチャプター旭川ダム第1戦2本3,234g、第2戦3本4,998g、JB旭川第1戦3本4,945gと3大会同パターン、同タックルで最高の成績を残すことができました。

■タックルデータ
ロッド:ファクト HFAC-67MHST
ライン:バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー:フットボールジグ シリコンラバーモデル 1/2oz + クロー系ワーム

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