霞の豪腕・蛯原英夫クローモーション解説「今までのバックスライド系ワームとは違う!」
こんにちは!エバーグリーンプロスタッフの蛯原英夫(エビハラ ヒデオ)です。
バックスライドリグで、
「カバーをストレスなく撃ちたい!」
「カバーの最奥までアプローチしたい!」
「カバーの中でボトムまで落とし切りたい!」
こんな私のわがままを形にしたワームがクローモーションです。
そのための3インチというコンパクトなサイズにもかかわらず約10gと超高比重なボディ。シルエットはマッディーレイクで強い、バスが大好きなザリガニがモチーフです。
水深が浅く、プレッシャーも高い霞ケ浦水系で、カバー撃ちの有力な釣り方の1つが、ノーシンカーバックスライドの釣り。しかし、今までのバックスライド系のルアーでは「少し物足りない……」という部分がありました。
そこで、それらを克服するために納得いくまでテストと調整を繰り返してできあがったのが、私にとって究極のバックスライドワーム、クローモーションです。
こだわった点は多数あるのですが、詳しい特徴は製品ページをご覧いただくとして、その中でも私が特に重要だと思う点を挙げてみます。
①バックスライド+アピール力
ノーシンカー・バックスライドセッティングでは、バックスライドの角度やフォール姿勢、フォール速度はもちろん重要なのですが、このワームで考えたのは、プラスアルファの要素としてのアピール力。
フォール時は微振動程度の静のアクションですが、ロッドを軽くリフティングすることによって、アームが開いて閉じる動きを発生して水を動かせる!
アピール力が弱くなりがちなバックスライドですが、クローモーションなら、ただ落とすだけでは気づかせられなかったバス、反応させられなかったバスにも口を使わせることができます。
②回収時の根掛かりを抑制
また、ノーシンカー・バックスライドセッティングでカバーを釣る際に起こりがちなのが、ピックアップする時にヘッドがカバーに当たってフックがズレてしまう現象。
カバーに入れて落として誘うまでは引っ掛からず順調、でも次のキャストへ移ろうとリールを巻いてカバーから回収する時に根掛かってしまう……これでは、ポイントを潰してしまうだけでなく、これが大きなストレスになり、撃つリズムが乱れて釣れないという悪循環に陥ってしまいます。
ここもかなり重要なので徹底的にこだわり、マテリアルは硬め、ヘッド形状はシェイプアップし、オフセットフックのクランク部をガードするパーツやフックポイントを隠すラダー状のパーツを設けたりと様々な調整を施したことで、回収時の根掛かりが激減しています。
③バラシなしの完璧なフッキング
そして何より自信があるのが、抜群のフッキング性能。いまだかつてバラシは1回もなし!
そのための工夫はいろいろありますが、意外にも、フォールやステイでワームがひっくり返らずに正しい姿勢を保つことが、フッキングには重要。
クローモーションは、上下がはっきりするハート型ボディ形状とセンターラインやフックポイントガードでワームのドセンターに正しくフックがセットできるので姿勢が安定し、その結果、上顎へのフッキング率が上がるというわけです。
テスト中の釣果は私のSNS等で公開していますが、霞水系のスーパービッグ54センチをキャッチ、さらに霞ヶ浦で50センチや小貝川でも50センチをキャッチしています。
デカバスだけでなく25センチ以下のおチビも多数キャッチしており、数釣りの実績もあります。
ローカルトーナメントJBA小貝川下流戦で3連勝した内の2勝は、クローモーションで釣ったキッカーフィッシュが決め手となり優勝できました。
その他、WBSでは年間レース9位、試合でも数本キャッチできたことがクラシック出場権の獲得につながりました。
さらには、他のプロも霞ヶ浦で数々の結果を残してくれて、その実力を証明してくれた自信のワームがクローモーションです。
「霞ヶ浦のカバー攻略にはクローモーション」
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