キャスティングジグによる早春の琵琶湖攻略ガイド
みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフ、リブレバスクラブ・プロガイドの佐藤順一です。
やっと琵琶湖も春めいてきてバスの動きも徐々に活発になってきました。フィッシングショーOSAKAを境に暖かくなり、更に大潮で大型サイズの動きがはっきりとしてきて、まだ波はあるんですがガイドでも50upに絡んで60クラスが釣れています。
■ 早春の主戦力、キャスティングジグ
今年の琵琶湖の特徴は去年の猛暑の影響なのか、ウィードがわんさか残っているということ。場所によってはやっかいになるくらい、例年のゴールデンウィークに匹敵するくらい残っています。
よって、ある程度広く探るという意味でも、この先水温が上がってくるに従って有効となるのがバイブレーション、クランクベイト、スピナーベイトといったハードベイトであり、例年に増してこの類のルアーが活躍してくれるであろうと予想されます。
しかし、まだまだ低水温期であり、巻いているだけの釣り方ではなかなかヒット率は上がらないのが現状。
そこで登場するのがラバージグとなるわけです。ラバージグは今や琵琶湖のウィードを克服するのに欠かすこと出来ない存在になっており、ウィードエリアでのラバージギングはランカーキラーの釣り方だと言えます。
私の場合は、沖合いのウィードフラットや浚渫のブレイク狙いなど、ありとあらゆる場面で使用して結果を出しています。特にこの早春という季節には、シャンクが短くコンパクトに見えるキャスティングジグが主な戦力になります。
【 早春におけるウエイトの使い分け&チューン 】
① 沖合いのウィードが少ない所や浚渫の深い側を狙う時は1/2oz。
② 浚渫のブレイク沿いやフラットな所でもウィードがやや濃い目に残っている場合は3/8oz。
③ 水深3m以内でウィードが濃く残っている場合やスローにフォールさせた方がいい場合は1/4oz。
ガードの厚みを半分にカットすることによりバスがくわえ込んだ際、ガードが倒れやすくなりフッキング率がUP。
ハイシーズンはそのまま使うが、低水温期は全体的に小さくする方がバスの反応がいいので、スカートはフックの少し下までカット!
■ ラバージグが苦手な人はココを意識せよ
アクションはボトムバンプの要領でウィードを切ってフォールさせてポーズ。そして次の動作に移るというのが基本。
アクションのキモ① ウィードを切る際に荒っぽくしないこと。
アクションのキモ② 着底するまでしっかりフォールさせポーズもしっかり入れること。
「ラバージグで釣れない」という人は、この2点が欠けていることが多いので、ガイドのときゲストさんには、ココを重点的に教え結果を出していただいています。
キャスティングジグでの釣果。 ゲストの寺崎さんが59cm。私は55cmと52cm。この日の釣果は全て50up! |
特に注意が必要なのは、浚渫のブレイク狙いで浅い側から深い側へ落としてくる場合で、粗っぽいアクションでは深い側へ一気に落ちてしまい、これでは釣れません。出来るだけ細かいアクションで小刻みに行うようにするよう集中してください。
そのために大切なのがロッド! ラバージグにはヘラクレス・ヘラクレス、これ1本あったらOKです! 軽くて扱いやすいので、この細かいアクションがやりやすいのが特徴です。
■ ラインは12lb以下を使え
ラインはバスザイル・マジックハードR 10lbか12lbを使います。
「このクラスでは細いのでは」と思う方が多いと思いますが、マジックハードRは通常よりワンランク細くできるラインとして、皆さんにも自信を持ってお勧めできます!
そして前回もこのコーナーで書きましたが(『ウィードのラバージグで釣果を伸ばすコツ』)、ラバージグを捌く時に「バサッ、バサッ」という水切り音がしており、この音こそがプレッシャーになっているのです。バスは意外な音を気にしているんですよ! この音がしにくい太さが12lbから下のクラスというのが私の結論です。
1/4ozという軽いジグを使う時や、かなりタフな状況のときには10lbまでラインを細くすることによって飛びも良くなりますし、より繊細な誘いが可能になります。それにまだ低水温期なので、バス自体のパワーもあまりないので十分対応できます。
魚釣りの基本、細い糸ほど良く食う! というのは事実であり、タフになるほどラインの太さで差が出ることが多いです。こんなことをトーナメントを通じて嫌というほど経験しており、「ラインは極力細くしたい」というのが私の考え方なんですね~
と、こんな感じで早春の琵琶湖にチャレンジしてみて下さい!
■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-69H ヘラクレス
ライン:バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー:キャスティングジグ
トレーラー:クロー系ワーム
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