2011.06.03 (金)

佐藤順一 毎年恒例ビッグバスパターン

みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフ、リブレバスクラブ・プロガイドの佐藤順一です。
今年もゴールデンウィークの大潮を皮切りにバスのスポーニングが本格的に始まり、以来大型サイズがあちらこちらで釣れるようになり琵琶湖は活気づいています!

■ 沖が釣れにくい今年の琵琶湖

しかし今年の琵琶湖、「釣れる人は釣れるが、釣れない人は釣れない」とハッキリと命運が分かれる傾向にあり、去年よりは安定感を欠いている。その原因は、誰でも楽にダラダラと釣りが出来る沖合いのウィードフラットでの釣果が伸びなかったことにある。

近年の琵琶湖の釣りは、昔と違って季 節感がなくなってきている。沖合いに生えているウィードは、冬になっても枯れて飛んでゆくことはなく年がら年中生えており、春でも夏でもそこでバスが生活 できる環境がある。それにつられてボートも年がら年中沖合いに浮いている。季節感もなく景色も殆んど変わらない沖に1日中、1年中浮いている。

まるで海の沖合いで釣りをしている感じさえあるが、何も沖合いだけにバスがいるわけではない。春、特に沖が釣りにくい今年は「押してもダメなら引いてみな!」ということで、基本に戻って岸よりの何かを攻めることをお勧めする。

※コチラもあわせてご覧ください
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■ 毎年恒例のビッグバスパターン

通常バスは岸よりに産卵に入ってくる。その代表としてヨシ林がある。しかし、プレッシャーからか昔ほどは数が入ってこなくなったため、タイミングが合わないとなかなか釣れないのが現状ではある。

そこでガイドではプレッシャーを避けて、岸からほんの少しだけ沖合いにある水深2m前後をターゲットにしている。ウィードラインのインサイド付近で、エッジもしくはウィードがまばらに生えている所へスポーニングに入ってくるバスがいて、そのような場所をテキサスリグで丁寧に狙っていくのだ。

このパターンは恒例になっており、毎年数多くのビッグバスをキャッチしている。

【 エリア 】
例を上げてみると、赤野井のインサイド、下物岸よりインサイド、北山田北側ウィードラインのインサイド、湖西側も各ワンド内のインサイドで、いずれも

■ ウィードが適度に生えていること
■ 青ミドロがあまり無い

という条件のところに多くのバスが入ってくる。


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■ デカいメスは大ワームのライトテキサスに高反応

そのようなエリアを大きいテキサスと小さいテキサスという組み合わせで対応して行くのだが、大は6インチ、小は4~5インチのワームを使う。浅い場所なのでシンカーの重さは5~7gを使ったライトテキサスになる。

大テキでタフになった時に小テキを使うという基本はあるものの、スポーニングに入って来たデカいメスを狙う際、デカいワームを使った方が圧倒的に反応が良い。デカいメスの8割方は大テキで仕留めているほどの実績がある。

【 タックルセレクト 】
大テキはロッドはヘラクレス・ヘラクレスでラインはバスザイル・マジックハードR 12~14lb

小テキはヘラクレス・ブルーマイスターバスザイル・マジックハードR 10~12lbというシステム。

【 アクション 】
基本はボトムバンプで、フルキャストしてボトムを取ってから、ポンポンと2~3回誘い、フォールさせてポーズの繰り返しである。ロッドを縦にさばき、ウィードを乗り越えさせながら誘い、ウィードの穴や薄いところへ落とし込み1~2秒止めてバイトを待つという感じである。

水質がクリアでウィードのポケットやハゲているところが目視できる場合は、ショートピッチでダイレクトに狙っていくのもよい。

この釣りで釣れるシーズンはゴールデンウィーク前から7月中旬ぐらいまで。

水が淀みやすい岸よりのエリアは、水温の上昇と共にウィードがグチャグチャに生えて酸素不足になるが、それまでは産卵に入ってくる可能性があるので、まだまだこれからも狙い目ですよ。佐藤順一でした!!

■タックルデータ
【大テキ用】
ロッド:ヘラクレス HCSC-69H ヘラクレス
ライン:バスザイル・マジックハードR 12~14lb
ルアー:6インチワーム 5~7gテキサスリグ

【小テキ用】
ロッド:ヘラクレス HCSC-67MH ブルーマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 10~12lb
ルアー:4~5インチワーム 5~7gテキサスリグ

佐藤順一の琵琶湖ガイド
スケジュール確認、ご予約は「リブレバスクラブ」
http://www.rivre.co.jp/bass/bass.htm
釣果情報は「佐藤順一オフィシャルブログ」
http://www.j-sato.com/blog/


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