2010.11.11 (木)

解説・サイドステップをもっと大きくダートさせる方法

ウィードの量がハンパなく多い今年の琵琶湖!
夏の間はウィードやマットの中にいてシェードを意識していたバスも、水温の低下にともないカバーの中から外へと行動範囲が変わってくるようになります。

そういったウィードの多い時に出番となるのが表層付近を狙えるルアー。フローティングのジャークベイトやスピナーベイトなどウィードに強いルアーが使いやすいですね。

特に、サイドステップの浮き浮きパターンは、水面で「バホッ!」と出ることもあり最高におもしろいです♪

解説・サイドステップをもっと大きくダートさせる方法

以前の記事『大西流トップウォーターローテーション』でも説明したように、基本は「2ジャークして水面まで浮かせる」というリズムの繰り返しで、表層付近を狙っていきます。
が、そのとき、

なぜか「キレイに横っ飛びしてくれない・・・」「真っ直ぐ進んできてしまう・・・」などとお悩みのあなたに、今回は簡単なジャークのコツをご紹介しようと思います!


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サイドステップを「横っ飛び」させる、簡単ロッド操作

一般的にジャークというと下方向(斜め下)にロッドを振る方が多いのですが、サイドステップ表層で使う場合は、まずは水平方向にロッドを振るようにしてみてください!たったそれだけで左右に大きくスライドしてくれるようになるはずです!

ジャークベイトを潜らせて使う場合は下方向のジャークで良いのですが、水面付近を釣る場合、下方向のジャークだとラインとリップの角度が小さくなり、リップでうまく水を受けることができずに、スッと手前に寄ってくるだけになってしまうことがあります。
そこで、手前への移動距離を抑えるために、ラインとリップの角度を大きくして、水をしっかりつかむようにしてやります。その角度をつくるための水平ジャーク、つまり、ラインを上向きに引っ張ることでリップとの角度を大きくしてやるのです。

でも、あまり上向すぎてもルアーが水面から飛び出してしまうので、水平方向へのジャークがちょうどいい感じですね。

もちろんジャーキングということなので、パシッとラインをたたくように瞬間的な力をリップに与えた後は、すばやくロッドを戻して、ラインスラックをしっかり出す必要があることは言うまでもありませんよね!

そうすると、しっかり水をつかんで一瞬ラインに引っ張られたジャークベイトが、次の瞬間ラインテンションがなくなることで、勢いがついた状態で大きく左右にスライドするというわけです。

ロッドは、僕はこの手のアクション重視の釣りでは、その名前の通りイージーにアクションできるヘラクレス・EGアクションを使用しています! ショートロッドのほうが圧倒的にジャークしやすいのでお勧めです!

なぜか「キレイにダートしてくれない」とお悩みの方は「ラインを引っ張る角度」「ロッドを振る角度」をチェックしてみてください。サイドステップをキレイに左右に大きく飛ばすことができると、アピール力がアップしてバイトチャンスが増えますので!
また、サイドステップの分厚いリップは水を押す力も半端じゃないので、左右へのスライドとも相まって、遠くのバスにも強烈にアピールしてくれます!
と、まぁややこしくなっちゃいましたが(笑)、要するに、リップに水を受けやすい角度になるような方向にラインを引っ張ってやればOKということです。

これは、身長、足場の高さ、ロッドの長さ、ルアーとの距離等で変わってくるので、必ずしも水平である必要はありません。いろいろ試してみてくださいね☆

■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-62M EGアクション
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:サイドステップ

大西健太の琵琶湖ガイド「OKガイドサービス」
スケジュール確認、ご予約はオフィシャルウェブサイト
http://ok-kenta.com/
釣果情報は「OK Life☆Fishing Diary」
http://ameblo.jp/kenta-bass1091/


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