沖田護 エアレギウス7・インプレッション
こんにちは! エバーグリーンプロスタッフの沖田護です。
今回はヘラクレス・エアレギウス7の最も有効な使用法についてお話させていただきますね。
「マイクロガイドってどうなの?」「ベイトフィネスに使えるの?」と疑問をお持ちの方は、ぜひお付き合いください。
■ 7フィート・MLパワー + マイクロガイドのメリット
マイクロガイド搭載のエアレギウス7を初めて持ったときに感じたのは、その衝撃的な軽さ。ただでさえ軽いヘラクレスシリーズなのに、「まだ進化する可能性があるのか~?」と驚かされました。
そして、みなさんから良く聞かれる飛距離。正直、僕も不安でした。ガイドが小さくなることでラインとガイドが干渉し、飛距離が落ちるのではないのか?と・・・しかし、ファーストキャストでこの不安は吹き飛びました。
【 メリットその① 軽量ルアーのキャスト精度が上がる 】
使用ルアーはコンバットクランクミニ。 ラインはフロロカーボンの10lb。飛距離を出すならスピニングを使用したいところですが、カバーやテトラ帯を攻めるとなると細いラインは不安。まして、 巻き物でスピニングを使用するとリトリーブスピードにムラが出てしまうのでベイトを使いたい、と言うことで投入したファーストキャストで驚きの飛距離に ビックリ!
もちろん7フィートという長さも飛距離に貢献しているのですが、ガイドの小ささに加えシングルフットなのでロッドのベンドカーブ(曲がり)がきれいになり、キャストも容易になります。
なので、小型のクランクやスピナーベイトなどの巻き物のほか、ワンズバグの様な軽めのトップウォータールアーにも向いていますね。
そのうえで、「太めのラインが使える」「リトリーブが安定する」「サミングによるキャストコントロールがしやすい」、などベイトならではのメリットを活かすことができます。
【 メリットその② 感度が飛躍的に上がる 】
さらに、マイクロガイドのおかげでラインとロッドの距離が近くなることで感度が飛躍的に上がり、それこそ、バスがルアーにアタックする前の「前アタリ」などは解ってしまうほどに。自分のキャストしたルアーの動きが手に取る様にわかるって楽しいですよね~
そして、軽量ハードルアー以外にエアレギウス7の最も有効な使用法としてあげられるのが、ノーシンカーやジグヘッドワッキー、ダウンショット等のライトリグをベイトで扱う最近話題のベイトフィネス。ですが、ライトリグを使用することだけがベイトフィネスではありません。
ライトテキサスなど重さで言えばベイ トフィネスと言うのはどうかな?というルアーであっても、「ラインスラックを出してルアーの重さを感じない状態で操作しアタリをとる」、というのもまさに ベイトフィネス。要するに、たるんだラインでバイトを取るということですが、このとき、通常のガイドセッティングでは出ないバイトがエアレギウス7ならとれるのです。信じられないでしょうけど、事実なんです!(笑)
また、ガイドへのライン絡みが激減すること、ヘラクレス4軸クロスのお陰でバットパワーもしっかりとあることも付け加えておきます。
■ 琵琶湖の取材でも大活躍
以前、琵琶湖での取材でスポーニングのピークにあたってしまったことがありました。とてもシビアな状況でしたが、スポーニングエリアの少し沖側へライトテキサスをキャストし、フォール後のポーズでバイトを取るとメスの威嚇バイトが出るという状況でした。
このときのキモが、完全にラインスラックをだしてラインの重さだけでアタリを取るというもの。
最初はブルーマイスター7を使用していましたが、風が強くラインスラックも出ているためにアタリがわかりづらく、バイトがあっても乗らないといった具合でした。そこでエアレギウス7にチェンジし、全く同じリグでフルキャスト~フォール後にラインスラックを出してポーズ。すると、明確なバイトを取ることができるようになり、ナイスサイズばかりを連発することに成功!
ラインも10lbと細めでしたが、エアレギウス7の綺麗なベントカーブ、バットパワーにより難なくポットベリーな50upを浮かせることができ、取材は無事に終了。(そのときの模様は「Basser7月号・オギタ式」をご覧下さい)
その後、僕のホームである利根川でもこの釣り方はハマりましたし、ライトフリップにも向いていてライン絡みもなく一日中フリップしていても疲れません。
エアレギウス7についての自分なりの使用法を紹介しましたが、この「7フィート・MLパワー + マイクロガイド搭載」のエアレギウス7には、まだまだ色々な可能性秘められていると感じています。また違う新しい使い方を見つけたら報告しますね。もし、エアレギウス7を触ったことがない方や、ショップさん等で手にして軽いということはわかったけど・・・という方は利根川で僕に声を掛けてくださいね。北総マリンにいるのでお気軽に。そして、実際キャストして、この衝撃を味わってみてください! |
※エアレギウス7ならでは! タイニークランクのリアクションテクニックを解説
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『【動画】「EG going!」 Vol.18 小林知寛・高梁川』
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