小田島悟 2013W.B.S.アングラーオブザイヤー獲得!
エバーグリーンプロスタッフの小田島悟です。
年間首位で迎えた9月14、15日のW.B.S.最終戦。2位との差は1,500g程。昨年同時期のハイウエイトを考えると全く余裕などなく、A.O.Y.(年間優勝)獲得には上位入賞が絶対条件と考え最終戦に挑みました。
■ プラクティスで南岸の石積エリアが良かった理由
9月半ばになり日中は暑い日差しですが、朝晩はだいぶ冷え込む秋の陽気になってきました。さらに、秋雨前線による大雨で水位は20cm上昇から放水により少しずつ減水。水温も、それに伴い徐々に下がっていくレイクコンディションの中でのプラクティス。
シャローカバー、杭、石積、フローティングカバーなど様々なエリアを時間を変え入りましたが釣れるものの単発で後が続かない厳しい状況でした。
そんな状況下でも唯一良かったのは南岸(風下)の石積エリア。なぜこのエリアが良かったのかを理由付けることができます。
霞ヶ浦ではトロール船での漁法があり、主にワカサギを捕獲します。漁は7~12月の月~土曜日。暗いうちから網を引き、明け方には終了となります。この石積エリアはディープ隣接のため、かなり近くまでトロール船が通り、引網を回避したワカサギや網からこぼれた傷ついたワカサギが流れ着いていました。
そのワカサギをバスが捕食しており、しかも、弱ったワカサギを捕食していたためか、ハードベイトの様な速い動きには反応は良くなく、ネコリグが有効でした。
■ ワカサギ漁がキーとなったトーナメント
【初日】
ファーストポイントは南岸の石積エリア 。タイミング良くトロール船と入れ違いで入ることができました。 そして、最近の霞水系では考えられない開始40分でリミットメイク! その後1時間で3本の入れ替え。推定4,300g。そこで、明日を考慮し移動することに。
しかしその頃には、「台風が接近しているはずなのに本当に来るの?」というぐらいの晴天無風に。プラクティスで反応があったエリアをランガンしていきますが、ほぼバイトも無く1本100gの入れ替えで終了。5本4,410g。初日3位で折り返しとなりました。
【2日目】
台風接近に伴い朝から大粒の雨。さらに、やや強い南東風が吹いていました。予報では雨風共に強くなり、次第に南東→南へと変わる予報でした。
ファーストポイントは初日と同じく南岸の石積エリアに入りましたが、厳しいことはスタート前から分かっていました。なぜならこの日は日曜日でトロール漁が行われないからです。
しかし、覚悟を決めて挑んだため、バイトが少ない2日目でしたが焦ることなく集中できました。極めて少ないバイトをパートナーと確実に捉えていき、正午過ぎにリミットメイク! 揃えてからは入れ替えに走りましたが、バイトもなく終了となりました。5本3,150g。トータル7,560gで最終戦は7位。
第1戦(霞ヶ浦2DAYS)での優勝を皮切りに、第3戦(北浦)でも優勝、第4戦(北浦)5位に入賞と好調を保ったまま迎えた最終戦でもウエイトをかせぎ、年間順位トップの座を終始守りきり A.O.Y.(年間優勝)を獲得することができました。
最終戦のタックルは、ヘラクレス・エアレギウス7に5インチストレートの1/16ozネコリグ、ラインは根ズレ対策としてバスザイル・マジックハードR 8lbを使用しました。
石積からブレイク(1.0~2.0m)までを狙っていましたが、エアレギウス7の7フィートのレングスを生かして、根掛かりの多い石積での根掛かり回避と強風下での軽量リグのキャスト・アプローチを確実に行なうことができました。
■ 今シーズンを振り返って
今回の試合もそうだったように、今シーズンの試合を振り返ってみるとタックル(ロッド)選択が大いに功を奏したように思います。
プラクティスでは季節、天候によるバスの行動パターンを見つけることが最重要ですが、その際、エリアの状況やコンディションに合わせたタックル選択により極力ミスを減らすように心掛けました。
【開幕戦(霞ヶ浦2DAYS)優勝】
・ウォレシア+マジックハードR 8lb+1/16ozネコリグ
スポーニング期のナーバスなバスに対してウォレシアの食い込ませるティップで貴重なバイトをフッキングに持ち込むことができました。
開幕戦の報告はコチラ
【第3戦(北浦)優勝】
・エアリーフリップ+マジックハードR 14lb+ノーシンカーリグ
ノーシンカーからフローティングカバーのパンチングなどオールラウンドに対応してくれるエアリーフリップ。この試合では7フィート5インチのロングレングスを生かした、より高い角度でのアワセにより、石の裏側でのバイトに対してもラインブレイクを防ぐことができました。
第3戦の報告はコチラ
【第4戦(北浦)5位】
・エアレギウス7+マジックハードR 7lb+1/20ozネコリグ
2.0~3.0m程に沈むカバーを狙った第4戦では、根がかり回避能力の高いエアレギウス7とマジックハードR 7lbを使うことにより効率よく広範囲を攻めることができました。
今季年間優勝という最高な結果が出せたのも、日頃お世話になっているスポンサー様、今季のパートナー、友人、関係者の皆さんのお力添えのおかげです。ありがとうございました。残りは10月12、13日に行われるクラシック。この勢いで頑張りますので、よろしくお願いします。
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