2016.05.27 (金)

上笹慎哉 『E.G.エクストリームVol.29 春のリザーバー攻略』を解説

みなさんこんにちは。エバーグリーン・プロスタッフの上笹慎哉です。

先日配信されたE.G.エクストリームVol.29。いくつかの大事なポイントのおさらいと共に簡単に振り返りたいと思います。

■ あえて釣れない釣りも試すことで、1日の釣り時間を有効に活用

ロケ前夜は満月の大潮。シャローに上がっているバスの大半は産卵に絡み、横の動きのルアーでは反応させにくいことが予想されました。バス釣りの半分を占める巻き物系ルアーの可能性を、良くも悪くも頭の中から外すため、朝一番に最も食い気のある魚が集まるフィーディングスポット、大本命であるバックウォーターからスタート。

水深4mでも底まで丸見えで、エサとなる小魚の姿も確認でき、水位、水質、水温と共に好条件。それでもチェイスはおろか、目視で見えるバスの姿も一切なし。予想通り、現段階でシャローに上がっているバスの様子は完全産卵モードのようでした。ここで、捕食に訴えかける巻き物での攻めを頭から外しました。

この作業に朝の大事な1時間を費やし、1つの可能性を完全に消すことで、残りの7時間を有効に使うことができます。濁っている水域とは違い、クリアウォーターでは、釣り人が必ずぶつかる「いないのか」「いて食わないのか」を実際目視で確認することができるので、その日1日の戦略を確信を持って組むことができます。

ちなみに、クリアな水域のサーチベイトとしては、リアクションフットボールヘッドシェイカーおよびロイヤルフラッシュに自分は自信を持っています。朝一番の感覚では「食いたいバスは少ない!」非常にタフな展開になると判断しました。


ページトップ

■ いつまでたっても春のド定番は、キャスティングジグ1/2オンス・ブラウンパープル

1本目の魚は、常に愛用しているシナジー・スーパーディトネーターバスザイル・マジックハードR 20ポンドに春のド定番キャスティングジグ 1/2オンス・ブラウンパープルでした。

比較的早い時間ということもあり、湖全体を見ても数少ないフィーディングの魚でした。春のキャスティングジグ・ブラウンパープルは、自分はかれこれ15年程、先輩方はもっと長く愛用されている、春には絶対外すことのできないジグです!!!


ページトップ

■ 春のショートバイトには、フットボールジグとワンランク柔らかいロッドを活用せよ

予想通り、食性でのバイトは続かず、産卵絡みでシャローをウロウロするバス狙いにシフト。レイダウンやロックも多く、通常なら大好きなスーパーディトネーター&キャスティングジグで押し通す場面ですが、産卵を控えたこの時期特有の高圧的なショートバイトに備え、ノーガードの3/8オンス フットボールジグ・シリコンラバーモデルに変更し、ロッドをフェイズ・ウォリアーに。ジグ&テキサス愛好家なら、必ず感じたことのある春の激ショートバイト対策です。

自分と同じように普段、パワーロッドを扱っている方も、この時期ガード付きジグやテキサスリグのショートバイトに悩まされたら、フットボールジグ&ワンランク柔らかいロッドを一度試してみてください。即アワセでしっかりかかります! ロッドを握る、反対の手をブランクにしっかり添えてあげ、バイトと共に両手で瞬時にフッキングします。ラインはマジックハードR 12ポンドです。


ページトップ

■ バスの本能を刺激するワーム、ボウワーム 

朝方に比べ水温の上昇と共に、刻々と産卵に向け状況が進行し、シャローに上がりきった魚を食わすのはかなり難しい状況に。とくに大潮が絡む日には、1日の中でも一連の進行状況がビビる程速く進みます。

そのような状況では、1つ手前の、今から上がってくるバスを狙うことがあります。当日は水深16メートルから2メートルまで伸びる馬の背状の岬からなるバスの通り道に対し、ボウワームに1/16オンスネイルシンカーを装着させネコリグで使用しました。

この釣りで大事になってくるのが、けっしてワームを動かしすぎないこと。ナーバスなこの時期のバスは、それを極端に嫌うので余計な誘いは厳禁。ラインコントロールで張らず緩めずのテンションを維持して、湖流や風による僅かな振動で自発的に誘うワームのポテンシャルに頼ります。そのため、ワームの選択がめちゃめちゃ大事になります。

ボウワームの特徴である独特の水を押すフォーリングで広範囲のバスにざっくり気付かせ、着底後、僅かに動くテールでたまらなくなり、バスが意識したくなくても、食性からも攻撃性からも2点の面から本能的バイトさせる感覚です。

シャローに向け上がってきている最中のバスなので、通り道にあるエサを食性でしっかり食いもしますが、縄張り意識が強いこの時期特有の攻撃的なバイトも多発しますので、即フッキングに持ち込めるようなタックルバランスが望ましいです。普段は8インチをメインに使用しますが、春先は一口大の6インチ。ラインはマジックハードR 8ポンド。

当日はこの釣りでもフェイズ・ウォリアーを使用しました。巻き物系ルアーに抜群のパフォーマンスを持つといわれているウォリアーですが、自分は軽めのフットボールやライトテキサス、ヘビーダウンショットやボウワームのようなボーリュームのあるワーミングにも使用しています。オカッパリや、小さめのレンタルボートなど持ち込めるロッド本数が制限される場合において、ウォリアーはかなり万能なロッドでありがたいです。

といったところで、無事ロケ成功でした。良かったら参考にしてみてくださいネ!

■タックルデータ
ロッド:シナジー CSYC-71H スーパーディトネーター
ライン:バスザイル・マジックハードR 20lb
ルアー:キャスティングジグ 1/2oz

ロッド:フェイズ PCSC-66M ウォリアー
ライン:バスザイル・マジックハードR 12lb
ルアー:フットボールジグ・シリコンラバーモデル 3/8oz

ロッド:フェイズ PCSC-66M ウォリアー
ライン:バスザイル・マジックハードR 8lb
ルアー:ボウワーム 6インチ 1/16ozネコリグ


ページトップ

関連記事