今シーズン、特に釣果が上がっているのは、シモリが点在するシャローなサーフエリア。潮通しが良く、ベイトの回遊が期待できる様なポイントを探してひたすらラン＆ガンすることで良い結果が出ています。

シモリなどの障害物周りや、かけあがり等のチヌが居着きやすい地形変化、また、潮目や潮流の変化等、捕食体制に入った活性の高い固体のストックが期待できるスポットを速いペースで撃っていきますが、そんなときに便利なのがペンシルベイト・ジャスティーンです。

ジャスティーンはチヌトップに丁度良いコンパクトサイズでありながら抜群の遠投性能を持つので、今までは届かなかったような沖のシモリや潮流の本流筋まで遠投して探ることが可能。またアキュラシー性能も良く、近距離のストラクチャーをタイトに撃つ釣りもやりやすいのでマルチな使い方ができます。

また、ボディ側面がフラットになっており、良く水を押してくれるので広範囲の魚に存在をアピールする一方、プレッシャーを与えにくいサイレント仕様なのも嬉しいポイント。必要以上に魚にプレッシャーを与えることなくポイントをサーチできるので重宝します。

ちなみにワンズバグとの使い分けとしては、比較的波が穏やかな状況であればパイロットルアーとしてまずはジャスティーンを投入。クイックなドッグウォーク＆ショートステイで広範囲をランガンしながら探り、折り返しでワンズバグにルアーを変更、反応があったポイントやシモリ周辺を細かく撃ち直したり、ポップ音のアピール力をいかしてブレイクの沖など水深があるポイントを探ります。

また、多少波っ気がある状況であればペンシル系では波に揉まれて動かしづらいので、はじめからワンズバグを選択し、強めのトゥイッチでアピールしたり、瀬際やテトラ際などでは、ロングステイを織り交ぜたドッグウォークやただ巻きなどで波にさらわれて落ちたフナムシを意識して使用したりしています。

ロッドはソルティセンセーションのベイトモデル、PSSC-82T ゲームファインダー（12月発売予定）を使用。非常に汎用性が高く、フロートリグでアジ・メバル、ライトテキサスでロックフィッシュ、メタルジグで小型回遊魚、軽量プラグでシーバス……等々、様々な釣りに対応可能なモデルです。もちろんチヌトップにも相性抜群で、遠投性と操作性を兼ね備えており、パワフルなので良型のチヌ相手でも安心してやり取りできますよ。

昨年は10月の末頃までは楽しめたチヌのトップゲーム。ベイトの接岸等にも左右されますが、今年ももうしばらくは楽しめそうです。

■タックルデータ
ロッド：ソルティセンセーション PSSC-82T ゲームファインダー
ライン：PE0.6号
リーダー：バスザイル・マジックハードR 10lb
ルアー：ジャスティーン
ルアー：ワンズバグ

■木下彰ブログ：ひとりぼっち釣行記