木下彰 夏季限定 ワンズバグを使ったチヌのトップゲーム
こんにちは。エバーグリーンライトゲーム・プロスタッフの木下彰です。
夏といえば……ということで、最近は日中にチヌのトップゲームを楽しんでいます。使用するルアーはワンズバグ。ブラックバス用のトップウォータープラグ(ポッパー)ですが、ここ最近、チヌのトップゲームで良い成果を上げています。
■ポイントは水深0.5~2mほどの浅い磯場
チヌのトップゲームといえば、主に河口域などで楽しむことができますが、私がチヌを狙うポイントは、水深が0.5~2mほどの浅い磯場。シモリ、藻場などチヌが身を寄せるストラクチャーが豊富で、沖にブレイクがあるようなポイントが絶好のフィーディングスポットとなるようです。
今回の釣行で選択したのは、数年前にエギングでよく訪れていたもののチヌ狙いでは初めてとなるエリア。その中でも、潮通しが良く藻場が点在するゴロタ浜と水深が浅くストラクチャーの豊富な磯場が隣接するポイントにエントリーします。
最初に藻場が点在するゴロタ浜をサーチ。まずは水面近くまで伸びた藻場の沖側へキャストし、ドッグウォークでテンポ良く探ります。藻場のエッジやポケット周辺を攻めるも反応無し。同行者は40cm弱のチヌをヒットさせたことから、ポイント選択は間違っていなかったと思われますが、残念ながら私にはノーバイト。シャローな磯場へとポイント移動することに。
こちらは風表であったこともあり、うねりが入って水面がやや荒れ気味。流れが当たるシモリにワンズバグをキャストし、2~3回軽くトゥイッチを入れて、シモリの真横でステイさせます。そして、5~6秒ポーズを入れた後、軽く「ポコッ」とポップ音を出すと「バコッ」という音と共に水面が炸裂。
ロッドティップにしっかりと重みが乗るまで我慢してからフッキング。ストラクチャーへの突っ込みをロッドパワーで耐えて、引きをいなしながら浮かせます。そして、しっかりと空気を吸わせてランディング。43cmの綺麗なチヌでした。
その後は別のゴロタ浜などを攻め、2チェイスあったもののバイトには至らず。夕マヅメ前には終了としました。
■チヌにも有効なワンズバグ
最近私が気に入って使用しているワンズバグは、飛行姿勢が良く逆風でも飛距離が稼げますし、多少波立った水面でもきちんとポップ音を出すことができるので、今回のようにやや荒れ気味の状況でも活躍してくれます。
また、私の場合はフックの強度アップとフッキング率の向上を目的として、フックを#4にサイズアップし、純正の状態よりも少しだけ浮力を抑えて使用しています。
使用するアクションは、ゴロタや広大な藻場など広範囲をサーチする場合にはドッグウォークでスピーディにチェックし、チヌがルアーについた後は、小刻みにネチネチとした首振りアクションで口を使わせます。
単体のシモリや小規模な藻場、ブレイクなど、チヌの着き場がある程度絞り込めている場合はストラクチャーの沖側にキャストしゆっくりとしたテンポでポーズを織り交ぜながらポッピングで誘います。今回は弱めに「ポコッ」と軽いポップ音で誘い好反応を得ましたが、逆に強めに「ボコッ」と重低音で誘う方が反応が良いこともあります。
チヌは磯、河口、サーフなど、どこにでもいる魚ですが、その中でもフィーディングに入っているチヌがどこにいるかを考えながら攻めることでより楽しみながらゲームを展開できるのではないかと思います。
トップでのチヌは、夏季限定のターゲット。まだまだ分からないことの多いゲームですが、ポイント開拓を含め、色々なことを試しながら楽しみたいと思います。
ロッド:ソルティセンセーション PSSC-82T(プロト)
ライン:PE0.6号
リーダー:バスザイル・マジックハードR 10lb
ルアー:ワンズバグ ■木下彰ブログ:ひとりぼっち釣行記
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