2015.12.15 (火)

佐川洋介 内房・三浦半島シーバス 冬のトウゴロウイワシパターン開幕!ジェネラル110Fが圧倒的釣果を生む秘密

こんにちは。エバーグリーン・シーバスプロスタッフの佐川洋介です。

最近はめっきり寒くなり、冬の訪れを感じる日も多くなりましたね。以前レポートでご紹介した冬場のストロングパターン、『トウゴロウイワシパターン』が今季も開幕いたしました!

さて、寒さが厳しさを増す初冬のこの時期~早春にかけて、関東の千葉県内房エリアや神奈川県の三浦半島の漁港では、条件次第で壮絶なボイルを目の当たりにすることがあります。

このボイルの主こそ、トウゴロウイワシとそれに付くシーバス。しかし、派手に水面を割って出るような食い方をしているくせに、ルアーに見向きもしないケースが本当に多いです。

このなんともくやしい状況を打開するのが、ジェネラル110Fのデッドスローリトリーブ。これが抜群に釣れる! と、ここまでは前回のレポートでもご紹介した通りですが、今回はなぜジェネラルが釣れるのか?という点についてもう少し突っ込んでお話ししたいと思います。

まず、このトウゴロウイワシというベイトフィッシュ、イワシと称されていますが、実はボラやダツに近い仲間。回遊性が高く常に泳ぎ回っているマイワシやカタクチイワシとは違い、流れの弱い場所の水面近くに群れで固まっているタイミングが結構あるのです。

で、シーバスがトウゴロウイワシを捕食するタイミングはまさにそういったタイミングなのですが、以前は本当に、まったくといっていいほど喰わせることができませんでした。あんなにハデにボイルしているのになぜ!? そこで、ボイルの瞬間をよーく観察し、研究してみることにしたのです。

港内の流れの緩みでただプカプカと水面直下を漂っている状態のトウゴロウイワシ……そこに、群れ目掛けて喰いあげるシーバスが! 次の瞬間、群れが水面上にバラバラッ!とハデに飛び出しました!!

これで分かったのが、シーバスがロックオンしているのは、この逃げる段階の前の状態の、ただプカプカと水面直下を漂うトウゴロウイワシだということ! 元気に泳ぎまわるイワシが捕食される姿ばかりイメージしていた私はかなりびっくりしてしまいました(笑)

ということは、ベイトパターンというよりも、むしろバチなんかを喰っている食性に近いのでは!? そんな閃きから、その後トウゴロウボイルと出会うたび様々なタイプのフローティングミノーを投げまくりました。リトリーブスピードはもちろんデッドスロー。あの水面直下に漂うトウゴロウイワシをイメージしながら、極々スローに……

その結果はやはりアタリ! しかも、ひとつのルアーがシーバスから異常とも言えるほどの好反応を引き出すことが判明。それが、ジェネラル110Fだったのです!

ではなぜ、ジェネラルなのか。本当にスローにリトリーブするため、正直言ってパッと見ではその他のルアーとの差はほとんど分かりません! しかし良く観察すると、ジェネラルはただ浮かんでいるだけのように見えても微かにロールしており、なおかつちょっとした横波や水を噛んだ瞬間に微妙なふらつきを見せることが分かります。

これがデッドスローに見せつつトウゴロイワシの動きをリアルにイミテートし、シーバスのバイトを激しく誘発させるジェネラルだけの秘密! これを発見してからは、以前の悔しい経験が嘘のように釣れないトウゴロウイワシパターンは完全に釣れるパターンへと昇華しました!

今年もすでにこのパターンで千葉県内房の漁港をメインに釣行を重ねており、良い結果が出始めているような状況ですが、特筆すべきはこのトウゴロウボイル撃ちにおいて自分以外の周囲の釣り人がヒットに持ち込むシーンを一切見ていないこと。「やはり、このルアー、このやり方なのだ!!」という確信に至っています。

まだまだ冬は始まったばかり。これからトウゴロウボイルと出会うチャンスがたくさんあるはずですから、そんな時は、ぜひともジェネラル110Fをお試しあれ。強烈な水しぶきをあげてルアーが引っ手繰られるこの釣りは、一度味わったら病み付きになること間違いなしですよ!

■タックルデータ
ロッド:90L
ライン:PE1号
リーダー:フロロカーボン5号
ルアー:ジェネラル110F

ブログ:蒲田S系ジャンキー


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