2010.07.08 (木)

若鮎パターンに大活躍、ジェネラル110F&アベンジャー90S

こんにちは。山田英樹です。

まさに今の時期がハイシーズンの若鮎パターン。まるで渓流釣りのような感覚さえ感じる流れなかでのシーバス釣り。キーとなるのは流れに強いルアーを使うこと。流れの中でも水面から飛び出さず、流れの質を感じ取れるジェネラル110Fアベンジャー90Sのローテーションで、自分も連日釣りまくっています!

■ 知っている人だけがおいしい思いをしているパターン

鮎のパターンと言えば、稚鮎パターンや、落ち鮎パターンが一般的に知られていますが、時期的に夏のイワシパターンと重なり意外と知られていない若鮎パターン。知っている人だけがおいしい思いをしている釣りです。

鮎は、春先の2月ぐらいから河川近く の漁港や船だまりに溜まり、河口域がメインポイントになります。その稚鮎パターンの時期も終わると、さらに上流部へと鮎たちは遡上し始め、体色もシラスの ような透明色から、緑色を帯びたきれいな鮎らしい体色に変化してきます。そしてアユ釣り解禁の6月頃には、7~18cmぐらいに成長し、活発にコケを食べ るようになります。

そんな鮎の動きに合わせて流れのなか を遡上してくるシーバス達がいます。このような川の流れのなかで鮎を捕食するシーバスを狙うのが若鮎パターンです。シーバスは思ったより上流部まで遡上す るので、まるで渓流釣りのように感じるポイントもあります。そして秋の落ち鮎シーズンまで、この若鮎パターンは続きます。



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■ リバーシーバス攻略に大切な要素

メインとなるポイントは、河川の湾曲部に出来る瀬や、瀬尻、流芯のよれや、それに隣接する深み、などが一級ポイントとなります。また、それらに隣接するストラクチャーにも、シーバスは身を潜めています。カーナビで河川の形を見ながら探していくのも、面白いところです。

自分はデイゲーム中心なので、警戒心やプレッシャーをかけないように身を潜めながらのランガン&ピンスポット打ちでアプローチしていきます。そして下流側から上流側へどんどん釣り上がっていく、まるでハンティングさながらのスタイルです。

小手先のテクニックよりもポイント選びとアプローチ、そして流れに強いルアーを使うことが大切で、魚が居れば1投目から強烈にアタックしてきます。なので、シーバスの定位するポイントを見つけるのがやはり近道です。

ロッドは、ランガン&ピンスポット打ちのスタイルに合った、取り回しの良いショートロッド、ゼファー・ベイシューターがお勧めです。また魚を掛けた後は、流れのなかで一気に魚を寄せる必要があるため、バットパワーのあるロッドが必要不可欠です。

ルアーは、ジェネラル110Fを主軸に、スレたシーバスやハイプレッシャー対策にアベンジャー90Sとローテーションしています。


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■ 釣れる流れを教えてくれるルアー、ジェネラル110F

まずこの釣りで絶対的にメインとなるのがジェネラル110F

特徴としては、飛距離が出るだけでなく飛行姿勢が安定していることがあげられます。空気抵抗を抑えたボディデザインと大きめのタングステンウエイトを1個だけ使用して重心を集中させた重心移動システムのおかげです。

このようなピンスポットにキャストする釣りでは、狙った場所にルアーをキャストしやすく着水音も静かなので、魚に警戒心を与えずアプローチすることができます。

さらに、流れを釣るこの釣りで絶対必要なのが、ジェネラル110Fの持つ、川の流れに負けずにしっかり泳ぐ性能です。そして、この安定したアクションから一転、流れの変化に差し掛かると、一瞬スライドしてふらつくような動きの抜けるアクションとなり、シーバスに食わせるタイミングを与えてくれます。

また、細身のボディーで、サイズ的にも、この時期の鮎にピッタリで、若鮎シーズンにはもってこいのルアーです。

【メーカー解説】

ジェネラル110Fは、(流れのなかで安定して泳ぐ性能を持ったうえで)強すぎる流れではあえてルアーが飛び出すような設定になっています。強すぎる流れのなかではシーバスが定位しづらいため、このルアーが飛び出すような流れは切り捨ててもよいポイント、という目安になります。

さらに、プロスタッフの豊富な経験から導き出された「釣れる強さの流れ」のなかでは、ギリギリ水面から飛び出さないようにリップ形状、角度、そしてアイの位置をベストバランスでセッティング。いままでは釣り人の経験や勘で探し出すしかなかった「釣れる流れ」を、ルアーが探して教えてくれるのです。


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■ ハイプレッシャーで効果的、アベンジャー90S

次に、アベンジャー90S

港湾や小規模河川などのスレたシーバス相手に活躍してくれるアベンジャー90Sですが、(ジェネラル110Fに比べて)引き抵抗の軽い微小なロールアクションが若鮎パターンでもその威力を発揮してくれます。

傾斜ヘッドにより流れの変化を的確に捉え、流れの境目やヨレに差し掛かるとイレギュラーなアクションを引き起こします。このイレギュラーな動きにシーバスがたまらずバイトしてくるのです。流れの強い河川での釣りにも出番の多いルアーです。

ジェネラル110Fにくらべるとやや弱めのアクションなので、プレッシャーの高い状況で投入すると特に効果的です。ジェネラル110Fとアベンジャー90S。この2つの流れに強いルアーを使い分けることで獲れるシーバスの数が格段に増えるはずです。


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■ 鮎パターン最強カラーはヒットマンブルー

カラーはヒットマンブルー(#737)が最強。鮎のいる河川では、昼夜関係なくめっぽう強い! 特にデイゲームでは透けたパール色のギラツキが自然に反射し、魚に違和感を与えずナチュラルにアピールしてくれます。

この釣りでは、ヒットマンブルーさえあれば他のカラーはいりません。実証済みです。

まさに今の時期がハイシーズンの若鮎パターン。自分も連日釣りまくっていますので、みなさんもジェネラル、アベンジャーのヒットマンブルー、是非試してみてください。

■タックルデータ
ロッド:ゼファー PZS-76 ベイシューター
ルアー:ジェネラル110F(#737 ヒットマンブルー)
ルアー:アベンジャー90S(#737 ヒットマンブルー)


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