2016.06.09 (木)

佐川洋介 強風でも無風でもディープ攻略はエギ番長XDにおまかせ!

こんにちは。エバーグリーン・プロスタッフの佐川洋介です。

シーズンが始まれば足繁く通っているボートからのエギング。シャローからディープまで探れる範囲は広く、おかっぱりでは攻められないようなポイントも打てるのがその魅力です。

ただ、ボートからの釣りはおかっぱりと違って船が常に流れているため、沈下速度が遅いエギを使用した釣りは底を取るのが結構難しく、慣れないとなかなか上手くいきません……そんなときに威力を発揮するのが、エギ番長3.5XDなんです!

特に船が速く流れてしまうような風の強い日、潮の速い日などはノーマルタイプではまともに底が取れず釣りにならないこともしばしば。いくらおかっぱりに比べてフレッシュなイカに出会うチャンスの多いボートからのエギングとはいえ、そんな状態ではハッキリ言ってヒットに持ち込むことはむずかしい! しかしXDなら、すばやい沈下速度と感度の良いシンカーの形状で確実にボトムを取ることが出来ます。

そして、この沈下速度の速さというメリットを最大限に生かすためにひとつ重要なコツが、ラインテンションのコントロールによってイカに対してキッチリと食わせの間を作ってやること!

というのも、イカのバイトがフォール中に出ることはもはや常識ですが、やはりあまりにもフォールスピードが速いとイカが追いきらない場面がどうしても多い。そこで、シャクリのあとのフォールをフリーで落とすのではなく、基本テンションフォールを用いてフォールスピードをコントロールし、食わせの間を作ってやるんです。

例えば、船の上流側(進行方向の逆)にエギがある場合はそのまま適度なテンションを保てばOK。逆に、船の下流側(進行方向)にエギがある場合は、船がどんどんエギに近ついていき、どんどんテンションが抜けていくので少しリトリーブして適度なテンションを保つ。といったような具合。

どちらのケースにおいても、常にエギの重みが感じられている状態なのでイカのバイトがはっきり手に伝わることが多く、揺れる船の上、微妙なアタリがわかりにくいボートエギングにおいてこの点も大きなアドバンテージとなりますよ。

さて、こうした船を流してアオリイカを釣る別の方法にティップランがあります。深場でも効率よく攻められ繊細なアタリも取りやすいこの釣法は、今やボートエギングには欠かせないテクニックであることは間違いありません。

が、このティップランが通用しないのが無風状態や潮がゆっくり過ぎて船が流れないケース。そんなときは、もちろん普通にノーマルタイプをキャストして釣っても良いのですが、深場を攻める場合はやはり底をとるのが億劫だという方も多いでしょう。(というか、僕がそうです(笑))

こうしたケースの場合、XDをどんどんキャストして、前記したようにフォールスピードはリトリーブでテンションを掛けコントロールしつつ、アタリを取って行く釣りをぜひ試してみていただきたい! 船が流れずともスピーディで攻撃的なゲーム展開が可能になるので、より良い結果に結びつくことも多いはずです。

今季のボートエギングでもこの釣法が激ハマりで、周囲のアングラーよりも数を伸ばすことが出来たケースも多数! 特に朝マズメや潮の変わり目など、短いジアイを効率的に攻める必要があるシチュエーションでは無類の強さを誇ります。

また、ボートエギング以外にも急深な堤防や強風下のおかっぱりにおいてもその威力を発揮しているエギ番長3.5XD。ノーマルタイプのエギで、どうしても攻めきれない……そんなときにはぜひ一度、お試しください!

■タックルデータ
ロッド:インペリアル NIMS-73M ウィップジャーク73
ライン:PE0.6号
リーダー:フロロカーボン2号
ルアー:エギ番長3.5XD

ブログ:蒲田S系ジャンキー


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