サブサーフェイスクランクとして使うスタンブル
エバーグリーンプロスタッフの椎谷勝義(シイヤ カツヨシ)です。
この所、地元関東、房総半島の河川でスタンブルが絶好調なので報告させていただきます。
例年この時期は、アフタースポーンの バスをウエイクミノーなどのサーフェイスプラグで狙うのが定番となっていましたが、今年は梅雨入りが早かったので水温が20℃に届かない日が多く、表層系 プラグへの反応が著しく悪い状態でした。また10日ごとに大雨が降っていて、濁りが取れづらいことも表層への反応が悪い原因となっていると考えられまし た。
■ 6月初旬 45cm頭に3本
そこで6月初旬の釣行時には、やはりアフタースポーン時期に効果的なサイレント系クランクを中心に探ってみました。早朝は水温15℃と低く、2mダイバーのクランクでキャッチしたのは30cmクラス。
水温の上昇にあわせてレンジを上げ、ワイルドハンチとスタンブルをローテーションさせていくと、スタンブルにバイトが集中!
この日は45cmを頭に40up3本、スタンブルでキャッチしましたが、たまたまスタンブルのレンジの方が状況に合っていたという程度に考えていました。
■ 6月中旬 49cm頭に8本
そして6月中旬の釣行時には他のシャロークランクもローテーションに組み入れ探ってみました。水温は前回より2℃くらい上昇していましたが、前日の大雨で濁り・流れともに強めで前回に近い状況でした。
各種クランクの動きを見ながらショートキャストでショアライン沿いを探って行くと、やはりスタンブルにバイトが集中! 途中で、あまり潜らせない方が良い事に気付き、ロッドを立て水面下10~20cmをトレースすると下から喰い上げてくる感じで、ほとんどのバイトが目視できました。
結果、この日は半日で49cmを頭に8本をスタンブルでキャッチ。
インレット、リーズ帯、テトラ帯、橋脚、沈みゴロタ石、コンクリート護岸エリアと広範囲の様々なシチュエーションからバスを引き出してくれたことからも、間違いなくスタンブルの動きにキモがあったと確信しました。
スタンブルはウォブルに強いロールを伴う激しい動きとエッジが立ったボディーが特徴的で、特に薄濁りの中では#46マットホットタイガーや#73ブラウンタイガーなどの「背・腹・サイド」のカラー点滅が、バスを浮かせるのに効果的なようです。
スタンブルの特徴であるリップバンパーからカバークランク的な印象を持つ方が多いと思いますが、サブサーフェイスクランクとして使用する場合には、ライトアクションロッドにバスザイル・マジックハードR 10lbで全く問題なく、これによりキャストのしやすさが格段に向上します。
カバークランクにこだわらずサブサーフェイスクランクとして使うスタンブル、梅雨時期の最前線で活躍してくれるはずです。
■タックルデータ
ロッド:ベイト66L
ライン:バスザイル・マジックハードR 10lb
ルアー:スタンブル
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