ハードベイトパターンでW.B.S.クラシック準優勝
みなさんこんにちは。エバーグリーンプロスタッフの蛯原英夫です。
10月23・24日に霞ヶ浦で行われた2010W.B.S.プロクラシック19において準優勝することができました。
練習ではD-ZONEとスタンブルを、ひたすら投げ続けて強烈なパターンを発見。試合でも10本中9本のバスを、この2つのルアーでキャッチ。ハードベイトの破壊力を再認識した試合となりました。
1時間で7本! これがハードベイトの威力
練習では、まず本湖のシャローを中心にまわりましたが、どんなに水が良くても、ベイトが居てもまったくバスの気配がしない?そんなエリアが多く見受けられました。水温の低下と共に水質も良くなり、徐々にシャローから離れていくバスが多い、そんなきびしい状況。
バスはいったいどこへ行ったのか? そこで広範囲をサーチできスナッグレス性能の高いD-ZONE 3/8ozをリップラップやエビオダ、鉄杭などにコンタクトさせていったのですが午前中はノーバイト! それでも、めげずにひたすら投げ続け、たどり着いた玉造のジャカゴエリア。 |
何と!ここで1時間に7本! ウエイトは上から5本で6kg! と今までの沈黙を吹き飛ばす驚きの結果が・・・これがハードベイトの威力、投げ続けることが大切ですね。 |
ハードベイトの食い方で複数のバスの存在を確信
その後、別のエリアでもハードベイトパターンを見つけ出すことに成功。そこは今ではマイナー化してきている東浦の2ヵ所。1つはショアライン沿いにリップラップがある沖目の緩やかなハードボトムのブレイク。
スタンブルのブルーバックチャート(#28)で1本仕留めたのですが、その時のバスの食い方から想像し、複数いると判断。そこで練習では、これ以上触らずクラシック本番まで封印することにしました。
でも、なぜ複数いると思ったのか? 単独のバスであれば、水温が下がってきている状況の中、なかなか口を使わなかったり、キスバイトのようなショートバイトが多いのです。 しかし、このような状況においても複数いる場合は、ベイトを取り合いするかのような、強烈で丸呑みに近い感じのバイトがでることが多いのが特徴です。 練習の時はまさにこの状況で、しかもコンディションもパンパン。 |
そして東浦でもう1ヵ所、ブレイク絡みの砂地にあるリップラップをチェック。ここは水質を確認しただけで、ハードベイトパターンがハマると確信し、釣らずに試合まで封印。練習を終了しました。 |
読みが的中! 10分間で4フィッシュ
そして本番、玉造のジャカゴエリア。しかしなんと、まさかまさかの6kgパターンが崩壊。このエリアではノーバイトに終わってしまいました。
そこで練習では封印していた東浦に走り、スタンブルの霞水系実績カラーのブルーバックチャート(#28)、パープルダズラー(#75)、ビッグバイトチャート(#602)をローテーションしながらキャストを続けました。ロッドはヘラクレス・エアレギウス、ラインはマジックハードR 14lb。 |
すると、ものの10分足らずで4バイト! 読みは的中! みんなひったくるような強烈なアタリ! しかもパンパンのナイスキーパー。 |
その後、このエリアには何度か入り直し、スタンブルでもう1本追加。結局クラシック2日間で計7本のバスをスタンブルで引きずり出すことができました。 |
今回は、ゆっくり巻いても霞ヶ浦水系向きのパタパタとした強いウォブリングで、しっかり泳ぐスタンブルが最適でした。ゆっくり巻くことが大切なこれからのシーズンには、特にお勧めのクランクです。 |
ゆっくり引けるタンデムウイローが効果的
次に、水質だけ確認しておいたリップラップでは、D-ZONE 3/8ozタンデムウイローのスーパーチャート(#11)で狙っていきました。
水中の岩の位置を確認し、きっちりとトレースするためにロッド(ヘラクレス・レッドマイスター)をさばき、トレースゾーンを変えながら釣っていきます。
ルアーを岩にコンタクトさせながら引いてくるのがキモなので、根ズレに強いフロロカーボンラインを使用することが絶対です。(私の場合はマジックハードR 14lbを使用。) この釣り方では、2日間で計4本のバスをキャッチ! やはりこの時期は、スタンブルと同様D-ZONEも、よりゆっくり引けるタンデムウイローが効果的でした。お勧めです! そして、前回の試合でも効果的だったカラードブレードの威力も健在でした。今回はチャートブレードでしたが、ホワイトブレードとともに霞水系の実績カラーなので、こちらもお勧めです! |
ランガンでハードベイトを投げ続けた結果・・・
初日のガソリン使用量は、かなりのランガンをしたせいで140リットル!さらに2日目は11時の時点でその量をオーバー!
「リミットが揃ったら勝負に行く!」と言っていたポイントがあったのですが、10時の時点でリミットメイクしていたにもかかわらず、勝負に行きたくても行けない自分がいました。
しかし「勝負に行かずに終われない!」と思い直し、本部に確認を取り、大山のマリンワークスさんで給油させてもらうことに。 |
エンジンで桟橋に近づいて、そのまま手で桟橋を押さえ、マリーナの人が来るのを待つ・・・その間何気なく投げたD-ZONE 3/8ozタンデムウイロー、スーパーチャート(#11)にいきなりヒット! 800gをキャッチし500gのバスと入れ替えることが出きちゃいました!!(笑) |
給油を済ませ、目当ての小野川に向かうが他の選手とバッティング。仕方無く少し上流まで上り、縦ストをテキサスリグで釣っていき500gを釣ったのですが、残念ながら入れ替えならずタイムアップ! |
そして・・・ |
2日間のトータルウエイトが7,980gで準優勝! |
少し残念な気もしますが、2日間のリミット10本中9本がスタンブル、D-ZONEとハードベイトによるもので、ミスも無く終えることができ納得のいくゲーム展開でした。
応援して下さったみなさん、ありがとうございました。来シーズンも頑張ります! |
■タックルデータ
ロッド:ヘラクレス HCSC-66ML エアレギウス
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:スタンブル(#28ブルーバックチャート、#75パープルダズラー、#602ビッグバイトチャート)
ロッド:ヘラクレス HCSC-67MHR レッドマイスター
ライン:バスザイル・マジックハードR 14lb
ルアー:D-ZONE 3/8oz タンデムウイロー(#11スーパーチャート)
関連記事
-
- サブサーフェイスクランクとして使うスタンブル
- エバーグリーンプロスタッフの椎谷勝義(シイヤ カツヨシ)です。 この所、地元関東、房総半島の河川でスタンブルが絶好調なので報告させていただきます。 例年この時期 ...
-
- 小島貴 W.B.S.プロクラシック24 晩秋の霞ヶ浦
強風下をスピナーベイトで歴代ビッグフィッシュレコード更新! - エバーグリーン・フィールドスタッフの小島 貴です。 2015年11月21~22日に霞ヶ浦で開催されたW.B.S.プロクラシック24でW.B.S.レコードを更新す ...
- 小島貴 W.B.S.プロクラシック24 晩秋の霞ヶ浦
-
- 沖田護 利根川TBCクラシック優勝 ルアーの使い分けが効いた2017ラストゲーム!
- こんにちは! エバーグリーンプロスタッフの沖田護です。 11月5日、利根川で開催されたTBCクラシックで優勝することができましたので、レポートさせていただきます ...
-
- 蛯原英夫、W.B.S.2010シリーズ最終戦・優勝報告
- みなさんこんにちはエバーグリーンプロスタッフの蛯原英夫です。 10月25、26日に霞ヶ浦で開催されたW.B.S.2010シリーズ最終戦で優勝する事ができましたの ...
-
- 清水盛三が語る 秋のスピナーベイト戦略 Dゾーンのプチスローロール
- 10/9オンエアされた「The Hit」で3年ぶりに紀ノ川に挑んだ清水盛三。前半は苦しみながらも、後半その日のパターン「Dゾーン アユカラー シルバーブレードの ...